情交7巻(最終巻)の結末ネタバレ感想と、漫画を無料で読む方法を紹介しています。
※漫画を無料で読む方法は、下の記事で説明しているので参考にしてくださいね♪
るりはに対して5年間も性的虐待を続けていた叔父の執着は凄まじく、るりはと一緒に逃げる那結の身の安全も脅かされるように。
るりははある覚悟を決めるのですが・・・!?
色んな人の情が交わる最終巻!
ではネタバレです♪
67話|アサセデオボレテル
鵤木に最後までシて貰った那結。
シーツについた血を見た鵤木は「本当に初めてだったんだ」と言うのですが、那結は「生理が終わりかけで」と嘘をつきます。
すぐに帰ろうとする那結を鵤木は「付き合おう」と引き止めるのですが、那結の気持ちは変わりません。
那結は泣きながら謝り鵤木から離れるのでした。
一方、瞬は歌舞伎町の無料案内所にいました。
案内所を出てボーっと歩いていると逃亡中の兄を目撃します。
兄は那結を尾行していました。
那結が危険だと思った瞬は、兄を捕まえ警察に通報しようとします。
しかし兄に脅され結局通報することができませんでした。
自分自身がまともでなくなりつつあるこんな浅瀬で、瞬は抗うのも沈められるにもどちらも恐ろしくその場に座り込むのでした。
68話|シロイヤミ
迫は風俗嬢であるマイとベッドの中で一緒にいました。
過去の過ちを肯定してくれるマイのことを迫は「聖女」だと言いますが、マイは迫のような客が一番苦手でした。
もっと罰してくれるクソ客がいいのです。
冷静になる暇もないくらい痛めつけてくれるような。
マイの次の客はまさにマイの理想のクソ客でした。
最初は仕事に徹していたマイですが、彼が知恵姉を殺すよう雇われた男だと知り豹変します。
仕事を放りだし悔し涙を流しながら走っていると、迫から「また予約したい」と電話がかかってきます。
マイは自分と重なり「いい加減目覚ませよ!ちゃんと大元の闇と向き合ってちゃんと大元の被害者に報いを受けろ!」と怒鳴ります。
そしてマイ自身も大元の闇と向き合うためにある覚悟を決めて・・・。
69話|ナイトトイケニエ
ルリハは学校の屋上にいました。
あと一歩踏み出せばすべて終われる・・・そんな時、ルリハはこちらを見ているこずえと目が合います。
今にも自殺しようとしているルリハを見ても慌てふためきもせず、静かな眼でルリハの方を見ていました。
その眼差しが母に見ていてルリハは、自殺をやめて生きることを決意します。
そして那結を生贄にさせないため、ルリハはダンベルで叔父を殴り逃亡するのでした。
70話|ロッキンベラドンナ1
那結にやり逃げされた鵤木は、那結の通う学校へ行き瞬に那結の居場所を聞きます。
”やり逃げ”なんてあまりにも那結からは想像できないワードに瞬は混乱します。
色んな気持ちがこんがらがる瞬ですが、気づけば「那結ちゃんを守って下さい!俺の兄貴から!」と鵤木に助けて求めていました。
しかし那結を先に助けたのはルリハでした。
ルリハは叔父に怪我を負わした後、タクシーで那結の家へと向かいそのまま一緒に誰もいない地へ。
たとえこの先が地獄でも2人は一緒にいることを選んだのです。
71話|ロッキンベラドンナ2
叔父の金でしばらくは楽しく観光することにした那結とルリハ。
お金が底をついたらルリハが日払いの風俗で2人分稼ぐつもりです。
一人で頑張ろうとするルリハに、那結も自分も頑張るつもりで鵤木と初体験をしたと打ち明けます。
男性恐怖症の那結が処女にして男をヤリ捨てしたと聞いたルリハは大爆笑。
感想を聞くルリハに、那結は「気持ちよくはなかったけど幸せっちゃ幸せだったかも」と話します。
そんな那結にルリハは人目もはばからずキスをします。
二人が幸せな時間を過ごしている時、二人の捜索ははじまっていて・・・。
72話|プライマル1
迫は弥生に別れを告げます。
マイにガツンと言われ目が覚めた迫は、自分のルーツと向き合う覚悟を決めたのです。
心の拠り所だった迫に別れを告げられ苦しむ弥生ですが、彼の「絶対また迎えに行く」と言う言葉を信じ隆之との縁を切ります。
本当は男に縋りたくてしょうがない弥生ですが、男がいなくても一人で立つことを決意したのです。
その時、母が自殺を図ろうとしたと連絡があります。
「生きてたって迷惑かけるだけ」と言う母に、「綺麗ごとぬかして死に逃げてんじゃねーよ、ババア!」と泣きながら叫びます。
弥生は男なんかよりももっとずっと母に恨み言を言ったり甘えたりしたかったのです。
母娘で泥臭くこの闇を遭難しないといけないのです。
迫に感化された弥生は、いつか迫が迎えに来ても来なくても強くなると心に決めるのでした。
73話|プライマル2
迫はこずえの実家へ。
家にいた父を「こずえの受けた苦しみはこんなもんじゃない!」とボコボコに殴りつけます。
父もこずえの居場所は知らず、聞き出すことはできませんでした。
誰だかわからなくなるくらい殴りましたが、殺しはしませんでした。
ニュース沙汰になって足止めを食らってはいられないからです。
迫は早くこずえを捜し出し殴られに行かなければならないのです。
その頃、愛子は慎一に浮気をしていたことを打ち明けていました。
「浮気させてごめん」と言えたのは、当時慎一に同じことを言って欲しかったからだと。
「離婚する?」と話をしていた時、愛子の体に異変が現れます。
愛子は妊娠していました。
妥協なのか、許容なのか、贖罪なのか分かりませんが、夫婦は子供を産み育て愛することを選択します。
「普通」でも「平和」でもない愚か者同士の本当の人生がやっとここから始まるのです。
74話|プライマル3
知らぬ地のガールズバーで働き始めた那結とルリハ。
スマホを店に忘れたルリハが取りに戻った際、ルリハは鵤木を目撃します。
叔父の差し金だと察したルリハは那結の身の危険を感じ、那結と鵤木を引き合わせます。
そして那結には一方的に別れを告げ、ルリハは覚悟を決め叔父の元へと帰ります。
75話|プライマル4
ルリハは叔父に犯されながら「殺してやる」と心の中で叫びながら噛みつきます。
ルリハが叔父に殺されそうになった時、マイが現れ「るりちゃん、こいつを始末するのはあなたじゃない。妻よ」と叔父に包丁をつき刺します。
その後すぐ那結も部屋に入って来てルリハを抱きしめます。
最終話|プライマル5
ルリハの5年に及ぶ地獄は、叔母の殺人事件という別の圧倒的テーマで主題ごと塗り替えられていきました。
病院でボーっとしながら那結に寄りかかるルリハ。
その病院でルリハは、屋上で目が合った女性(こずえ)と鉢合わせます。
初めて会った人なのに、なぜか涙が溢れ気づけばルリハはこずえに泣きすがっていました。
まるで同じ魂に出逢ったみたいに、全ての感情が溢れてきたのです。
そんなこずえの前に現れた迫。
迫は頭を下げあの時逃げたことを謝ります。
そんな迫の後ろを歩く夫婦を見て「先生・・・」と呟くこずえ。
那結は見知らぬ女性に赤ん坊のように泣きつくルリハを見て嫉妬します。
寂しくて涙を流す那結を鵤木は「好きだ」と抱きしめます。
人間は吐きたくなるほど醜いですが、泣きたくなるほど美しいもの。
だからみんな、人間をやめられないのです。
情を交わすことをやめられないのです。
完結
感想
人間の闇をクローズアップしたような漫画。
生々しさがリアルで引き込まれます。
救いがないのが辛くて途中で読むのをやめそうになりましたが、最後まで読んだ今はとても満足しています。
オムニバス形式でそれぞれのストーリーがある中で、ラストはみんな繋がっていて、救いのあるラストが凄く良かった。
癖のある漫画ですが、気になっていた方は無料で読んでみて下さいね♪