私の少年9巻無料

私の少年9巻(最終巻)の結末ネタバレ感想と、漫画を無料で読む方法を紹介しています。

※私の少年は4冊分も無料で読むことが出来る漫画です。
もちろん9巻も無料で読むことが出来るので、ネタバレを読む前に下の記事を参考にしてくださいね♪

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聡子と真修の「名付けられない関係」は周りの人間を巻き込み、真修に思いを寄せていた幼なじみ・菜緒の心を傷付けることになってしまいました。
聡子は真修と自分の関係、そして自分の心と向き合う決心をします。

そんな聡子と真修がたどり着いた場所は・・・?

39話|ハッピーエンド

父に明日聡子と会うことを話す真修。

父は学校に行ってる時よりも早い17時を門限に指定します。

厳しい父に祖母は「もう高校生なんだからそんなに縛らなくても自分で判断できる」と言うのですが、父は親として他に自分がなにをすればいいのか分からないのです。

聡子と会う当日。

聡子に門限の事情を説明し、まずはご飯を食べることに。

駅ビルに入り聡子が食べたいものを聞くと真修は「回転寿司」以外だと答えます。

真修は以前自分がやらかしたことでトラウマになっていたのです。

聡子は「なおさら新しい記憶で塗り替えないと」と言い回転寿司に入ります。

よく食べる真修を幸せそうに見つめる聡子。

昔も自分が食べることより目の前の真修を見ている方が楽しかったことを思い出します。

その時、真修が「お母さん」と口にします。

真修の父の言葉を思い出しドキッとする聡子。

真修は子供が落とした靴に気づいていない母親に声を掛けたのでした。

「・・・真修、私のことお母さんみたいって思ったことある?」

突然の質問にきょとんとしている真修に、聡子は真修の父と以前話した内容を話します。

すると真修は少し間をあけ「あります」と答えます。

予想外の答えに思わず動揺する聡子。

子どもが世話を焼いてくれる大人に抱く当たり前の感情なのに、聡子は動揺する自分に「私真修にどう思われていたかったの」と戸惑います。

しかし真修の父が言う「聡子をもう一人の母親だと思ってる(重ねてる)という見方は正確ではありませんでした。

なぜなら真修は母の記憶がそんなにないからです。

だけどなんとなく感覚的に聡子の手がお母さんの手みたいだと思ったことはありました。

「・・・だからずっと繋いでみたいなと思ってました。」

真修は何度か聡子と親子だったらと想像したことがあります。

それは勉強を見てもらったり、どこか車で出かけたり今までと何も変わらないことばかりでした。

そこから二人は色々な関係性を想像します。

もし二人が同じ会社で働いていたら、二人が高校生だったら。

どの映画に当てはめても二人の話なら幸せな光景しか浮かびません。

真修に「お母さん」と思われていたらどうしようと思っていた聡子ですが、今は嬉しい気持ちに。

真修はそんな聡子の手を握り「次は映画観に行きましょうね、聡子さん」と言うのでした。

40話|面影

聡子と分れた帰り道、真修は祖母に頼まれた買い物を持ち帰宅します。

途中、公園で自分の小さい頃の幻影を目にします。

公園でサッカーの練習をして家に帰るのですが、玄関の鍵は閉まっているため家に入れず、玄関の横の茂みで座っていました。

真修が家に入ると、仕事が早く終わった父が帰ってきていました。

ケーキを取りに出掛けた祖母の代わりに、真修が晩御飯を作ることになるのですが、父は心配で真修の周りをうろうろしています。

真修が包丁を持っているとサンドイッチ流血事件を思い出してしまうのです。

真修は父に、実はあの時すぐに家まで戻って来たことを打ち明けます。

父の怒る声が聞こえて家にの中に入る勇気がなかったのです。

真修は他にもよく茂みに隠れていたことを父に打ち明けます。

一晩中、しかも聡子に保護してもらった日もあると聞いた父は、父親として気付けなかったことに落ち込みます。

「何したらいいのかもうわかんねぇよ。」という父親の言葉に、てっきり料理の手伝いのことだと思った真修。

「父さん、手を貸して欲しい時は俺からちゃんと頼みに行くからそれ以外は座って待っててよ。俺は大丈夫だから。」

真修の言葉に父は「わかった、楽しみにしとくよ」と言うのでした。

その後、真修はいつも通り一緒に歩く菜緒に「歩いて帰るより駅から出てるバスに乗った方が早く着く」と言い「ありがとう、俺と一緒に歩いてくれて」とお礼を言います。

別れ際「あの人(聡子)のことが好きだったんだね」と言う菜緒に「好きだよ」と答える真修ですが、「でも俺は全然隠したりできないから恋とは違うのかも」と笑うのでした。

41話|わたし

朝起きていつものように会社に出勤する聡子。

トイレで椎川さんが婚約者に気遣って結婚を延期していたと耳にします。

トイレの個室のドアを開けると、そこにはあの頃の聡子が座っていました。

聡子は椎川の愚痴を延々と喋り、ボロボロなのにまだ戦おうともがいていました。

過去の自分に聡子は共感し「別に誰かのために強くならなくていいんだよ」と教えます。

というより強くならなくても「弱いままのわたしでいい」と。

こう思える生活をするのが最近の聡子の抱負なのです。

周りや社会が許してくれなくても、自分だけは許してあげたいのです。

仕事が終わり帰っていると、学生の頃の自分を見かけます。

赤信号に気付かず走り抜けようとする危なっかしい自分を止める聡子。

この頃はボーっとしてると泣けてくるので体中の水分を搾り尽くしてやるとずっと走っていました。

家に帰った聡子は、妹の真夕子とテレビ通話をしています。

妹は彼氏と「入籍しろ」とうるさい母親の愚痴を言っています。

そもそも多和田家の夫婦を見てたら結婚願望なんて湧くわけがないのです。

中学生の聡子、高校生の聡子も出てきて激しく同感し盛り上がります。

一人なんだと思うと可哀想だと思う時もありますが、話しあって折り合いがついたからって平気になれたわけじゃありません。

聡子は今もずっとずっと傷ついたままなのです。

聡子は怖がって泣いている幼い頃の自分を抱きしめます。

弱くて泣くのが嫌なくらい泣き虫で臆病のままの自分でいていいんだと自分に言うのでした。

42話|ME

部屋の片づけをしている時、ふと聡子に貰ったサッカーボールを思い出す真修。

聡子に返すまで持っていようと思い、クローゼットの中にしまっていたのです。

聡子と真修はどっちが持っているかをサッカーで決めることに。

どんな勝負がいいか考えている時、聡子は昔真修に質問をされながらパスをしあっていたことを思い出します。

そこでお互いに質問をしながらパスをだし、質問に答えられなくなった、もしくは質問を思いつかなかった時点でボールを持っていた人が家に持って帰ることになります。

しかし途中で公園内でのボール遊びが禁止になっていることに気づき中止に。

なので勝負の続きはLINEですることに。

お互いに色んな質問を投げかけ答えていく中で、聡子が真修に「好きな色は?」と聞きます。

真修は即答で「ターコイズ」と答えます。

好きになったきっかけは聡子の好きな色だからなのですが、いつの間にかその色は真修のラッキーカラーになっていて、もう自分の好きな色になっていたのです。

絶対、絶対ないけど、たとえば次の質問が「好きな人は?」とかだったらさ
真修だよって
そう言えばきっと喜ぶんだろうな

それとも私の下手くそな笑顔に気づいて変な空気になるのかな

言わないし、言えないよ
こんなに幸せだから言わない

聡子は、もし思いを伝えて周りの景色が真修一色になって、真修は「私のもの」だと縋ったりなんて絶対にいやでした。

それは二人のかたちではないから。

今聡子が真修の生きる多様な世界に属していること、真修の存在によって世界がどんどん広がっていっていることが嬉しくて幸せなのです。

うれしいよ
ありがとう
あいしてる
だいすきよ
しあわせだな

聡子はそんな思いをひとつにした言葉を真修に伝えます。

「真修、わたし真修の瞳にうつるわたしが一番すき。」

「真修が見る色んな景色の中にいる私を見てみたいんだよね。だから私のこと見てて。」

真修の瞳からは涙が流れるのでした。

最終話|つづく

今日は花火大会です。

自分で浴衣を着つけて人込みの中待ち合わせ場所へ行く聡子。

一方、真修も同じ花火大会に来ていて、場所取りをして父親と祖母たちを待っていました。

聡子は待っている間、真修を思い出しラムネを間違えて2本も買ってしまっていました。

同じく真修も同じラムネを買って貰っていました。

花火が打ちあがったその時、真修は聡子に電話をかけます。

同じ花火を見ながら「花火やっと来れましたね」と言う真修。

それがあまりも眩しくて朝が来たみたいでした。

完結

感想

関係性をつけることが当たり前になっていますが、本当は関係性に名前なんて必要ないのだと思いました。

聡子さんと真修のように、恋とか結婚とかじゃなくて「ずっと一緒にいたい関係」って素敵だと思うしめちゃくちゃ深い!

そういうの抜きにして相手の本質に惹かれ合ってるってことですもんね。

そして聡子の過去の自分と向き合って、弱くてもダメでも自分を愛していこうとする感じが見ていて心温まりました。

インナーチャイルドを癒すと言いますが、まんま作中で聡子さんがやっていたことなのかなと思いました。

作中に出てくる台詞や言葉が名言過ぎて心に響き、何度も泣きそうになりました。

最初からどんな結末になるのか楽しみにしていた私にとっては大満足の最後でした!

漫画を読みたいと思った方は、ぜひ無料で読む方法を参考にしてくださいね♪

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