忍恋5巻(最終巻)のネタバレ感想と、漫画を全巻無料で読む方法を紹介しています。
※漫画を全巻無料で読む方法は、下の記事で説明しているので参考にしてくださいね♪
ついに迎えた楓と紗々女の婚姻の儀。
杏子と供にいたいと願う鐵男は杏子を里に連れ帰るため強行手段に出てます。
そして鐵男と紗々女を操り華山院家を乗っ取ろうと画策していた者の正体とは!?
では5巻のネタバレです♪
25話
上野で楓を狙ったのは、鐵男だと気付く杏子。
危機を感じた杏子は、すぐさま兎守に報告します。
その夜、楓の寝室に鐵男が忍び込んできました。
しかしベッドで寝ていたのは替え玉の杏子でした。
楓は杏子を押さえつけ里に帰るよう説得します。
長は百窓に潜りこみ内偵すれば杏子の処遇を善処し、逃亡に手を貸した鐵男の咎も問わないと約束してくれたのです。
しかし杏子は楓の傍を離れる気はありません。
言うことを聞かない杏子のことを鐵男は抱きしめ気持ちを伝えます。
「どうしてわかんねーんだよ!俺がここまでやるのはお前だからだ!同郷の好みからじゃねえ。誰がお前以外の女にここまでするかよ!」
「俺はお前が好きだ。ずっとずっと前から。」
鐵男は杏子の首元に薬を打ちます。
意識が薄れ体の力が抜けていく杏子。
その時、杏子の危機を感じた楓が助けにやってきました。
杏子は「里に帰るから・・・!」と鐵男を止めようとしますが、鐵男は楓の胸に刃を突き刺します。
26話
杏子を攫うことに成功した鐵男。
そんな鐵男のあとを追い、紗々女が屋敷の外へ出てきました。
「そんなにあの子がいいの?」
「杏子は絶対に鐵男くんを選ばない。楓を殺したと知れば尚更。」
本当はこんなことが言いたいわけじゃありません。
鐵男は昔から腹の内を見せない紗々女のことを煙たがりその場から去って行きます。
死んだかと思われた楓ですが、実は生きていました。
「杏子は絶対に渡さない!彼女は私のものだ!」
楓はずっと杏子を側忍にすること以外考えていませんでした。
側忍に固執する理由は父にありました。
楓の父は寂しい人間で、情が薄く人間嫌いで傍若無人、親しい友人もいませんでした。
母に愛人がいても興味を示さず、息子の楓に関してはいない者扱いでした。
ただ一人側忍だけが黙々と父に仕えていました。
父が病に倒れ死も間近になると、それまで父に傅いていた周りは一変します。
楓は当主に担ぎ出され、母は新しい愛人を堂々と側に置きました。
程なくして父は自室に引き籠り、医者と側忍以外立ち入ることを禁じます。
もう誰も父を気にかけない、なんて寂しい人間だろうと、楓は幼いながらに思っていました。
しかしある日、父の自室を覗くと楽しそうに側忍と笑い合っているではありませんか。
あんなに幸せそうな父を見たのは初めてでした。
父は愛を知らない寂しい人間ではなかったのです。
ある朝、父はベッドの上で安らかな顔をして死んでいました。
側忍はもうどこにもいませんでした。
その時、楓は側忍を抱えるなら絶対に杏子だと決めていました。
彼女さえいれば他に何もいらないと思える運命の人。
楓は紗々女に自分の話を打ち明け、後悔をしている紗々女の背中を押してあげます。
勇気を貰った紗々女は鐵男を気持ちを伝えることを決意。
そして楓のもとに杏子を連れ戻す為動き出して・・・!?
27話
楓は死んだと報告を受けた疾風は、次に紗々女に華山院楓の子と偽り自分の子を産ませようと計画していました。
これで華山家院の血は完全に途絶えることとなり、乗っ取り作戦は成功というわけです。
疾風の兄は華山院家に身を粉にして仕えていましたが、今は行方知らず、生死も不明です。
これは死んだ兄の為の復讐でした。
鐵男は拘束している杏子に「楓は死んだよ、俺が殺した」と話します。
死人にひっぱられるくらいなら自分を憎み生きる糧にすればいいと思ったのです。
杏子は里に強制連行され、鐵男に免じて約束通り一ヶ月の謹慎処分だけですまされます。
檻の中で杏子が楓を思い出し涙を流していると、杏子を連れ戻しにきた紗々女が現れます。
しかし杏子にとって楓がいないのならどこで生きても一緒でした。
紗々女から楓は生きていると聞いた杏子は、目を輝かせて走り出します。
「私、楓が好きなんだ!誰にも渡したくないくらい好きなんだ!」
28話
東京に戻った杏子は、すぐに楓の元へ。
すると楓の訃報を聞きつけた皇紀や同級生がやってきてくれます。
今すぐ楓に会いたいのに、皆がいる手前抜け出すこともできず、別室にいる楓に会えずにいました。(みんなに生きてるのはまだ秘密)
その頃、楓はモニターで杏子たちのことを見ていました。
楽しそうにわいわいしている姿を見て「寂しい」と感じる楓。
死ぬことについて特に何も思っていなかった楓ですが、今は「生きたい」と願うようになっていました。
我慢ならなくなった楓は、みんなのいる部屋へと姿を現します。
楓の姿を見た杏子は、思わず楓に抱きつき告白します。
「二度と会えないと思った・・・!そうしたらもう二度と言えないって・・・だから言わせてくれ。私もお前を愛してる。ずっと側にいたい。」
29話
鐵男は長から「速やかに疾風を討て」と指示を受けます。
「尚、完遂の如何を問わず帰郷は許さない」と。
つまり鐵男は里に捨て駒として使われ、里を追放の上百窓からも追われる身となってしまうのです。
それでも鐵男は任務を全うするため疾風の命を狙います。
一方、紗々女も百窓に見つかる前に、屋敷を出て身を隠そうと考えます。
しかし出ていく前に、見つかってしまいました。
もう自由さえあればお金も地位もいらない紗々女は、必死に抗い疾風の手から逃げようとしますがあっさり捕まってしまいます。
後悔の波が押し寄せる中、鐵男が現れます。
鐵男に後ろから斬りつけられ、逃げる疾風を鐵男は追おうとしますが、紗々女に止められます。
「もう一度やり直させてちょうだい。」
たくさん選択を間違いましたが、取り戻せるのはきっとここだと思ったのです。
「私、あなたが好きよ。ずっと前から。」
鐵男が杏子を好きなことは知っていますが、きちんとフラれておかないとと思ったのです。
最終話
逃げた先で疾風は息絶えていました。
これで紗々女も百窓に追われる身だと鐵男は言いますが、紗々女は満足していました。
やっと鐵男に自分の気持ちが伝わったからです。
「俺は杏子が好きだ。諦める気はない」と応える鐵男に「私は消えるから次会う時までに杏子にフラれといてね」と言う紗々女。
紗々女はもう御堂家の令嬢も楓の妻も辞め、何のしがらみもなく自由に生きると決めたのです。
そして鐵男は杏子が側忍として呪われた男をどこまで今生に止めて置けるのか見届けることに。
一方杏子は里を逃げるように出てきてしまったことを気にしていました。
掟を破り、故郷を裏切ったと思いながら一生生きるのが嫌なのです。
そこで改めて里へ行き、ちゃんと楓の側忍として認めて貰うためにもう一度里に出向くことに。
里に戻り楓から授かってきた書簡を長に見せるのですが、そこに楓の署名がありません。
しかも楓は死んだということになっており、長は杏子の言うことを信じてくれませんでした。
杏子は無断で里を抜け出した罪、側忍の役目を全うできず就任早々に主を死亡させた罪、紗々女を唆し共謀して再び里を抜け出した罪で極刑はまのがれません。
騒ぎの中、楓が直々にやってきました。
しかしいくら華山院の当主といえど掟に背いた者を放つわけにはいかないのです。
そこで楓は杏子と引き換えにと百窓の全メンバーリストを手渡します。
それは長たちが喉から手が出るほど欲しがっている物でした。
そうして杏子は無事に楓の側忍に戻ることができました。
今日も杏子は「楓は100まで生きる。私は大変だ、100歳まで側忍なんて」と楓に呪いの言葉をかけます。
そんな杏子に「じゃあ側忍以外の役職も考えてみる?」と楓は言うのでした。
おわり
感想
正直、え!?これで終わり?という最終巻でした。
打ち切りなのかな~?最後はすごく駆け足な感じでした。
伏線はちゃんと回収されているのですが、まだまだ続きそうな展開だと思っていただけに残念です。
杏子と楓の今後見たかったし、鐵男と紗々女のその後も気になる~!
とはいえ、内容は最高に面白く、楓と杏子のキスシーンには一人盛り上がりました(笑)
普段はクールな楓が杏子のことになると感情的になるとこが好きです。
でも私なら鐵男を選ぶ!鐵男の方がタイプだから。
全巻通して面白かったので、気になっていた方はぜひ無料で全巻読んでみてくださいね♪