さんかく窓の外側は夜10巻無料

さんかく窓の外側は夜10巻(最終巻)の結末ネタバレと、漫画を無料で読む方法を紹介しています。

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前回、先生と共に閉じ込められ出られなくなってしまった冷川。
三角は冷川を救うため先生がいる部屋に辿り着くのですが・・・!?

10巻|ネタバレ

「僕が誰だか知りたいか?」

先生の問いかけに戸惑う三角。

次に先生は三角の名前を問います。

「教えてくれ、父さんにさ。血の繋がったおまえの父親にさ。」

その瞬間、絶望を感じた三角は体がミシミシと音をたてて壊れそうになります。

苦しむ三角を見た先生は追い打ちをかけるように「壊れてくれ、ずっと願ってたんだ。おまえさえいなければって。」と話します。

心臓が冷たくてまるで氷の杭でも刺されているよう。

先生は三角を殺しておけばよかったと今も後悔しているのです。

別部屋でいた英莉可と逆木は危機を察知し、周りにうじゃうじゃいる死人たちの力を借りて三角を助けようとします。

皆の力は繋がり三角の元へ。

先生に追い詰められ今にも壊れそうだった三角ですが、皆の力のおかげで持ち直すことができました。

「おまえとは血しか繋がってない。おまえにおれは壊せない。」

先生は「全部お前のせいだ」と三角を責めます。

先生は妻を愛していました。

彼女には無意識に除霊する力があり、先生は彼女といると汚いものを見ずにすみました。

三角もまた同じです。

怖いものを見ても母が来ると消えていなくなるのです。

しかし先生と三角二人では手に余り、先生は彼女のことを考えて三角を残して出て行ったのです。

三角はその選択を後悔していました。

自分と彼女のことだけを考えるべきだったと。

もちろん彼女はその理由を知りません。

先生は「ぼくとお前の問題で、あんな綺麗な人が汚いものを知る必要なんてない」と言いますが、三角はそれは違うと話します。

先生が出ていった後の母の様子を知っているからです。

逃げずに彼女に打ち明けてできること全部試していれば、彼女の心に大きな穴が空くことなんてなかったのです。

もう誰にも埋めることはできません。

「俺は絶対壊れない。俺はあの人が全部信じてくれた。あの人の信念の証明だからだ。」

先生は「彼女は僕のものだったのにお前が奪った」と言っていますが、彼女は誰のものでもなく彼女自身のものです。

三角は自分の名前を明かし「壊して直す」と宣言します。

先生は力を失い結界が崩れてきました。

完全に崩れる前に外に逃げないといけないのですが、まだ冷川が閉じ込められたまま出ることができません。

系太では落ちていくのを引き止めることが限界です。

三角は英莉可が繋いでくれたルートを使い冷川の元へ急ぎます。

自分の空間に現れた三角を見た冷川は「いやだ、見せられない。きみはきっと拒絶する」と怖がりその衝撃で下に落ちてしまいます。

冷川は先生が作った呪いの中にさらに自分が作った入れ子の呪いの中にいました。

それを壊さない限り外には出られません。

助けてあげられるのは三角しかいないのです。

憎しみを思い出す事や他人の憎しみを糧にして力をつけなきゃと思っていた冷川。

そんな冷川に三角は言います。

「まだ必要か?俺が隣にいてもまだ。」

もし冷川が三角の意思を無視して閉じ込めておきたいというのなら従わないし、何もかも終わりにしたいというなら許さないしついていくつもりもないですが、それが唯一冷川の苦しみを終わらせる方法なら止められないと思っています。

だけどそれは二人が”運命”ではなかったということ。

「あんたに言える言葉でいい。言ってくれ。それが俺のしてやりたいことと一緒ならさ、運命なんだよ俺たち絶対。

三角の言葉に冷川は本音を話しだします。

「私はきみにただそばに居て欲しい。いさせて欲しい。」

「だよな、あんた俺といたら怖くなくなるぜ。」

三角は出会った頃冷川に言われた言葉をそのまま返します。

無事に冷川を救出することができた三角。

半澤刑事は三角に「お節介でももっとずけずけ介入すればよかったよ」と謝り後悔しますが、半澤はずっと冷川を助けてくれていました。

助け続けてくれていたのに、冷川が理解することができなかったのです。

数日後、三角が冷川の事務所に行くと、冷川は驚き「もう来ないのかと」と言います。

そして冷川は三角にどうやって呪いを壊したのかと質問します。

あの憎しみの核は冷川が長い間手放さずに持っていたもので、それを彼に利用されました。

冷川自身壊せないだろうというものを三角がどう壊したのかとても気になるのです。

三角にはあの場所にも冷川の中にも憎しみはもう残っていないように見えました。

だから出て来れたのだと。

突然空き部屋が出来てしまったようで不安がる冷川に三角は「じゃあ何か別のもので埋めろよ」と話します。

言っている意味が分かっていない冷川は、もう昨日自分で言ったことを忘れている様子。

そんな冷川に三角は「ゆっくり考えろよ、オレはそばにいてやっから」と肩を叩きます。

二人はいつものように事故物件の清掃作業に向かうのでした。

完結

感想

熱くて泣ける最終巻でした!

三角くんがここまで熱い台詞を言うようになるなんて当初は思いもしませんでしたよ。

1巻の頃とはまるで別人で成長を感じました。

冷川さんが救われたのは三角の愛のパワーだねぇ。

内容的には大満足でしたが、もう少し二人のほっこりラブが見たかった。

先生とお母さんのその後も気になる~!

掲載誌で後日談あるようですが、番外編も期待しています。

ネタバレでは省略している部分も多いのでぜひ漫画を読んでみてくださいね♪

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