マンガ、ふつうな僕らの全巻に使える無料で読める方法や、3巻のネタバレあらすじを紹介しています。
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ふつうな僕らの9話｜ネタバレ
一颯が耳が聞こえない可哀そうな子だったら、桜介は母親に捨てられた可哀想な子でした。
そんな二人が急速に仲良くなり始めたのは、一颯の母からある日、自分の都合が悪いので、手話サークルに行ってくれないかと言われてからでした。
程なくして、土曜日は一颯と手話を習いに行く日になり、中学に上がるころにはすっかり仲良しになっていました。
ですがある日、一颯から彼女を紹介されて、そこから桜介は疎外感を感じるようになります。
そんなある日、虫の居所が悪くて一颯に「なんでつき合ってるのか？全然幸せそうじゃない」と言ってしまいます。
一颯は今まで幸せだと感じたことは無いと答えますが、逆に聞き返されて自分と過ごしてきた時間もそうだったのかと思い、桜介も「俺も無い」と嘘をつきます。
思えば、その出来事から2人の間に小さな溝が出来たのかもしれません。
そんな二人は今日も写真部の活動を続けるのですが、一颯は花川と回る約束をしてるようです。
しかし、その待ち合わせ場所に向かう途中、奈央の様子がおかしいことに気が付き、彼女の元へと向かいます。
桜介は一人で適当にぶらついて帰ろうと思っていると、たまたま通りかかった花川に声を掛けられます。
昨日の話を聞いていたみたいで、一颯との約束が無くなったので（奈央が体調不良で付き添うことになった）パフェに誘われます。
宿に帰ると、一颯は花川が怒っていなかったか気にしてるようでしたが、2人とも仲良くしようとしてる一颯の態度や、自分には分からないだろうと言う上から目線がムカつくつと喧嘩をして部屋を出ていきます。
他の部屋に居候させてもらう桜介ですが、そこに遊びに来ていた花川と少し話します。
自分と過ごした時間が、素直に楽しかったと言ってくれる花川の態度に、一颯とのことでナヨナヨしている自分が何だか情けなく感じ、少し吹っ切れるのでした。
ふつうな僕らの10話｜ネタバレ
そんな花川は合宿中に一颯としたいと思っていたことを一つも出来ずにいました。
せめて誕生日プレゼントだけでも渡せればと、解散の直後を狙いますが、すでに一颯は母親が迎えに来ていたようで、先に帰ってしまっていました。
撃沈してしまった花川は近々行われる花火大会に一颯を誘うことにし、それに桜介も巻き込みます。
当日、桜介が来ることを知らなかかった一颯がまた喧嘩を吹っかけてくるので、剣悪な空気になる2人。
一颯は終始その態度と崩さないので、桜介もめんどくさくなり、帰ろうとします。
ですがここでも、花川が一躍、買ってくれて2人で話す機会を与えてくれます。
桜介は今までずっと思っていて口に出来なかったことを伝えます。
「母親が出てった時、自分はその程度なんだなと思った。」
「小学生の頃、一颯と毎日一緒に居て、全部楽しくて、でも幸せなんて思ったこと無いと言われて、一颯にとっても俺はその程度なんだなって思った」
でも、花川の態度で相手と同じ気持ちでなくてもそれはそれで正解なんだと気が付き、今は一颯が幸せになれるのを願っていると伝えます。
”ちがう・・・僕だってちゃんと”
仲直りをした2人はこれからもお互いかけがえのない友達でいることを再確認したのでした。
ふつうな僕らの11話｜ネタバレ
花火大会で一颯と少しだけ進展のあった花川ですが、未だに彼から好きと言われるほどでは無く、このままでは駄目だと思い女磨きを始めます。
恋愛本を読み込み、桜介に練習してから即実践に移すと言うアグレッシブルさですが、一颯相手では逆にドキドキさせられっぱなしでやっぱり中々上手く行かないのでした。
そんな時、手話を学ぼうとしていることに気が付いた一颯から、手話教室のことを教くれることになり、家に招待されます。
当時の写真や動画が色々残っていて、今度一緒に見学についてきてくれることになります。
そんな時にふと気になったのが、彼が兄と写っている写真をすぐに消したことでした。
前に会った時も他人行儀だった2人の事が気になります。
その後すぐにもう一度、顔を合わせるのですが、その時も冷たい対応を取られる花川。
その理由は桜介が教えてくれました。
「一颯が喋んなくなったのは、兄貴のせいなんだよ」
ふつうな僕らの12話｜ネタバレ
幼いころ、一颯にとって兄はヒーローでした。
バスケが得意で兄の試合をいつも、母と応援しに行って、点を入れる度に自分の事のように大喜びしています。
この頃の一颯は自分は聞こえませんが、声を出してよく話していて、兄とも普通に会話が出来ていました。
一緒にバスケの練習をすることも多くて、仲はとても良かったのです。
ですが、母は障害を持つ一颯中心に物事を考えるようになり、次第に兄の試合にも行かなくなります。
そして、家族が一颯が勉強しやすい環境がある中学の地域へ引っ越すことになります。
転校した兄はバスケを辞めてしまいますが、それでも一颯は兄の事が大好きで、よく自分から話しかけます。
ですが、ある日兄から「一颯、もうしゃべるな」と言われてしまうのでした。
自分がどんな喋り方をしていたのか？分かるのは兄が自分を拒絶したこと、そして転校したあと、兄がバスケを辞めてしまったことでした。
それ以来、2人の間には大きな溝が出来てしまい、殆ど会話をすることは無くなります。
事情を知った、花川はまたまたお節介を焼き、2人のわだかまりを解こうとします。
実は兄の方も一颯に酷いことを言ったことを後悔していたようで、その話を花川にはしてくれました。
それをこっそりですが聞いていた一颯は兄に思いを伝えます。
”あの時言われなくても、喋るのは徐々に辛くなってきていて、そのうち辞めていたと思う”
”誰のせいでもない”
全てが元通りという訳には行きませんが、2人間の溝は少しだけ縮まるのでした。
4巻に続く
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