無茶に抱きしめて酷くキスして6巻無料

無茶に抱きしめて酷くキスして6巻のネタバレ感想と、漫画を無料で読む方法を紹介しています。

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前回、和樹を庇って頭を殴打され意識不明となった凜人。
病院で目を覚ました凜人ですが、頑なに父・雅人を拒みます。
その原因は幼い頃の母への憧憬と死がありました。

麻衣は凜人の過去を知ろうとするのですが・・・?

6巻|ネタバレ

父・雅人のことをあからさまに避ける凜人。

凜人のことをもっと理解したかった麻衣ですが、嫌がる凜人を見て無理に知ることをやめます。

自分のことを真剣に思ってくれている麻衣の気持ちを感じた凜人は、自分の口から過去に何があったのか話し始めます。

凜人が大切にしている携帯は、小さい時に母にすごくねだって買ってもらったものでした。

凜人の父が孤児で借金もあった為、昔は貧乏だったのです。

結婚する時も母の家の反対が凄かったらしいのですが、結局母を身籠らせて結婚したのだそう。

凜人は小さい頃は親戚がいることも知りませんでした。

しかし小学校の時、母の姉だという人が訪ねてきてわかったのです。

父のせいで母とその家族がずっと会えていなかったことが。

それでもその時凜人は幸せだったのでおかしいとは思っていませんでした。

伯母さん(凜人の母の姉)の話を理解するには凜人がまだ幼過ぎたというのもありました。

しかしその翌年に母が事故で亡くなってしまいました。

そして全てが変わったのです。

凜人の母が入院してから亡くなるまでの1カ月間、凜人の父は病院にほとんど顔を出しませんでした。

母親の家族が訪ねたこともありましたが、凜人の父は借金で苦しみながらも母親を1人部屋に移し親戚の面会を全面拒否し伯母さんが持ってきた入院費用も断ったらしいのです。

母親が寂しく死んでいく姿を1人で見守るしかなかった凜人の気持ちがどんなだったか、麻衣にはまったく想像すらできません。

そんなことも知らなかった麻衣は、凜人がただの世間知らずだと思っていました。

それがどれほどの苦痛なのかも知らずに。

麻衣は涙を流しながら凜人のことを強く抱きしめます。

病院からの帰り、突然大雨が降ってきました。

麻衣を心配した凜人は父に麻衣のことを頼みます。

凜人が父に話しかけたのも何かを頼んだのも本当にいつぶりのことか。

雨宿りしている麻衣を見つけた凜人の父は、車で送ると話すのですが麻衣には拒否されてしまいます。

凜人の父の顔を見た麻衣はつい感情的になり凜人の父を責め立ててしまいます。

「おじさんがしたことは虐待です!家族だからって簡単に許されることじゃないですよ!」

凜人の父は何も言い訳せず「君の言う通りだ」と哀しい表情を見せ、麻衣に傘を渡してその場から立ち去ります。

あっさりと認める父にモヤモヤが残る麻衣。

もう一度凜人の父とちゃんと話がしたいと翌日も麻衣はお見舞いへ。

部屋には凜人の父の友人・神田が来ていました。

凜人は自分の父より神田の方に懐いていて、凜人のことを頼まれて顔を出しにやってきたのです。

麻衣から昨日の話を聞いた神田は、麻衣と二人きりの時に凜人の父と母の話をしてくれます。

凜人の父・雅人と母・紗世が出逢ったのは紗世が大学に入った年でした。

雅人と神田は同じ学科で、紗世は神田と同じサークルの後輩でした。

いつも1人だった雅人に先に興味を持ったのは紗世です。

ある日、雅人たちは紗世が姉から異常なくらい執着されて悩んでいることを知ります。

そんな紗世を救ったのは雅人でした。

初めは明るくて人懐っこい紗世の方が雅人の面倒をみるという感じでしたが、いつの間にか二人はお互いを救い合う関係になっていたのです。

その年の冬に凜人ができました。

これ以上雅人に家族が亡くなる経験をさせたくなかった紗世は、産まないという選択肢はありませんでした。

紗世の家が反対しても紗世は早く雅人と結婚して二人だけの家族を作りたいと思っていたのです。

それが姉に為にもなると思っていました。

しかし紗世の姉の執着は終わらず、最後まで結婚を反対するものなので先に婚姻届けを出すと毎日のようにやってくるし、雅人の職場にも乗り込んできて大騒ぎを起こすほどでした。

紗世の両親にだけ教えたはずの引っ越し先にまで追ってきて、別れろと脅迫してきたのです。

結局、彼女の家族とは絶縁する形になり、職場も家も全部移しました。

神田の話と凜人から聞いた話はあまりにも違い過ぎて、麻衣は一体どっちの話を信じればいいのかわからず混乱します。

もし神田の話が事実なら凜人の両親はお互い愛し合って結婚したことに。

病院で死にかかっているのに妻と息子を放置していたのは、入院していることが姉にバレて追いかけて来たから?

そうだとすれば、凜人の父はそれを防ぐために病院に行きたくても行けず、その姉たちが訪ねてきた時病室をひとり部屋に移して面会拒否したのもつじつまがあいます。

凜人の母は一人寂しく死んでいったのではなく、おかしな家族が近づかないように守られながら凜人と安らかに亡くなっていったんじゃ・・・と麻衣は考えます。

麻衣は何も知らずに凜人の父に酷いことを言ってしまったことを後悔します。

しかし凜人の父になんて言えばいいのか分からず、会う事がないまま凜人は退院することに。

退院した凜人は和樹たちに退院祝いに誘われます。

麻衣と友梨佳も一緒に和樹の家に遊びにいくことになり、なんだかんだ打ち解けあう和樹と凜人。

その頃、裕はカウンセリングを終えた有香を迎えに行っていて・・・?

7巻へ続く

無茶に抱きしめて酷くキスして|6巻感想

ようやく凜人の父と母の過去が明かされましたね。

すれ違いばかりで辛いなあ。

凜人も凜人の父も不器用なところは一緒だね。

早く和解して欲しいけど姉も登場してきて雲行き怪しい感じ。

展開ゆっくりなので毎回もどかしくなります。次が気になる~。

漫画を読みたい方は無料で読んでみてくださいね♪

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