真綿の檻全巻無料

真綿の檻の漫画を全巻無料で読む方法と、全巻ネタバレを書いています。

古風な家で娘として親に尽くし、結婚しても妻として夫に尽くす主人公の清武榛花。
人に尽くしてばかりに見える彼女の本当の人生とは・・・?

詳しいネタバレの前に、まずは漫画を無料で読む方法から説明しますね。

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真綿の檻|1巻ネタバレ

【義妹・宮崎紗英の話】

義理姉とその主人のことを「まるで昭和の夫婦って感じ」と話す義理妹・宮崎紗英。

義姉にあたる清武榛花は、よく言えば「優しそう」悪く言えば「気が弱そう」そんな印象の女性でした。

姉弟仲はいいのか、榛花の弟であり紗英の夫である聖司はしょっちゅう義姉の家に行きたがりました。

先日、訪問した時の事でした。

義姉の顔色が悪いことに気付き心配する紗英。

月のものが重いようで確かに病気ではありませんが、横から「別に病気じゃない」「人の嫁を病人扱いするな」と不愛想に言う榛花の旦那に紗英はイラっとしていました。

生理痛を「病気じゃない」と言うのは、悪阻の酷い妊婦に「妊婦は病気じゃない」と言って働かせるのと同じだと思ったからです。

義姉はフルタイムで働いており、その上で家事一切を担っているようでした。

榛花の旦那は訪問するたびにソファにふんぞり返っていて、全然動かないのです。

これが紗英が「いつの時代の夫婦だよ」と感じる理由です。

聖司が姉の家によく行くのも、きっと姉が心配だからだと紗英は思っていました。

「ねーちゃん、相変わらず奴隷みたいな生活してたな」

それは聖司がよく口にすセリフでした。

【弟・宮崎聖司の話】

聖司の姉・榛花は昔から影の薄い女でした。

姉弟が生まれ育ったところは県こそその地方で一番の規模を誇ってはいましたが、中心部から30分も汽車に揺られれば車窓に田んぼが広がるような、そんなところでした。

男女平等だなんだと言われながらも、男児の誕生の方が喜ばれる風潮はまだあり、弟誕生の後姉の存在がますます薄くなったのは想像に難くありません。

聖司が物心つく頃には、母の後ろで必死に手伝いをする姉の姿がありました。

姉は理不尽なことにも文句ひとつ言わず、その地方でトップの国立大学に合格します。

姉はずっと褒められたくて必死だったのだろうと、聖司は思います。

フルタイムで働きながら黙って家のことをこなす姉の姿は、子供の頃と変わらない光景でした。

姉が結婚して少し経った頃のことでした。

聖司が榛花にお金を貸してほしいと頼むと、榛花は「自由になるお金がないの」と言い断ります。

フルタイムで働いているはずなのに、どうして?と心配になる聖司。

その後、仕事から帰ってきた夫とのやりとりをこっそり見ていると、夫が弁当を作って貰っておきながら「今日の弁当あれなに?恥ずかしいんだけど」と言っていたのを聞いてしまいます。

いつ行っても姉が働く側でテコでも動かなさそうな男。

ある日、トイレだと嘘をつき部屋の中を探る聖司。

榛花の夫に「何をしている?」と言われ「なにか弱みでも握られてるんじゃないかと思って・・・」と答えます。

姉に聞いても「家庭には家庭の事情がある」と話してくれませんでした。

そんな中、母が階段で転び足首を骨折してしまったと連絡があります。

しばらく家のことができないので手伝いに来て欲しいと頼まれますが、聖司は「そういうことなら」と姉を指名します。

姉のようなタイプは誰かに評価してほしくてたまらない承認欲求が強い人間なので、両親の介護も喜んでやるに違いないと思ったのです。

【母・宮崎奏枝の話】

娘・榛花は大学時代から付き合っていた一広と2年前に結婚し、実家から車で1時間の所に住んでいます。

以前二人のマンションを訪ねた時、奏枝は豪華な食卓に驚きました。

主菜に副菜3品、ご飯に汁物、毎日仕事終わりにこれだけのものを用意しているのかと。

そして主が帰る前に榛花一人で部屋を掃除し、風呂場を洗い洗濯物を片付けています。

これではまるで私の生活と同じではないか。

奏枝はそう思いました。

奏枝の夫は家出はなにもしない人で、家事も家業も義両親の介護も全て奏枝に押し付けました。

働いても働いてもまるで当然のことのように、感謝もされない生活。

以前、中学生になった榛花が「お母さんそんなに毎日イライラしてストレス溜めてるなら離婚すれば?」と言ったことがあります。

奏枝は「簡単に言うんじゃないわよ!」「子供たちのためじゃない!」と怒鳴ったことがあります。

その榛花が多すぎる家庭のタスクを背負わされて、それでも離婚できずにいるのです。

母は「ようやく私の気持ちがわかったか」そう思いました。

榛花はそんな母に「色んなことを教えてもらってお母さんには感謝してる」と話します。

そう榛花には家のことを厳しく教え込んできました。

榛花は本当に不器用な子で、割ったお皿も1枚や2枚ではありませんでした。

イライラされられることも多かったけど、これは母の役割だと思っていました。

それが今、ようやく、報われる時が来たのです。

【主人公・清武榛花の話】

足首の骨折で1カ月は安静にすることになった奏枝。

今日はそのことで家族全員が実家に集まっています。

当然のように、母の代わりに榛花が実家のことを任される話の流れになります。

しかし榛花の旦那・一広が待ったをかけます。

「その間、俺のメシはどーなるんですか」

その場の全員がその言葉に唖然とします。

父は「自分でなんとかすればいいだろう」と言いますが、それなら父も自分ですればいいのです。

「帰るぞ」と言って榛花の手をひき実家から出ようとする一広に、父は「離婚だ!そんな奴とは離婚しろ!」と怒鳴ります。

真綿の檻|2巻ネタバレ

父に続いて聖司も「そうだよ、そしたら金だって自由になるじゃん!」と説得します。

「離婚も出来ないなんてかわいそうだわ。榛花、帰ってきてもいいのよ」という母の言葉に、ついに榛花は溜まっていたものが爆発します。

「誰が離婚なんてするか、バーーーーカ!!!」

見たこともない榛花の姿に家族全員驚き声が出ません。

榛花が帰ろうとすると聖司が慌てて「どうしたんだよ、ねーちゃん!離婚して自由になれるチャンスじゃん」と引き止めます。

確かに、コソ泥の聖司にはチャンスかもしれません。

榛花の反抗的な態度に怒り「大学まで出してやった恩も忘れて」と言う父ですが、国立大に入ったのは父に適当な大学行くくらいなら進学なんかさせないと言われたから。

教師である父の虚栄心は十分に満たしたはずです。

家を出たくて死ぬ気で頑張った榛花ですが、それでも奨学金という借金は背負わされました。

恩と言うなら名前を書けば入れるレベルの私大に小遣い付きで行かせてやった可愛い息子・聖司に面倒を見て貰うべきです。

「離婚できなくて可哀想?あなたと一緒にしないでお母さん。」

榛花は離婚なんていつでもできます。

する必要がないから自分の意思でしていないだけなのです。

母のように自分の鬱憤を子供で晴らす必要もありません。

母の日々の不満は全て榛花に向けられてきました。

「子供たちのため」だなんて迷惑でしかなかったのです。

榛花は母のようになりたくなくて頑張ったのです。

帰りの車の中で榛花は一広に助けてくれたことに対しお礼を言います。

「オレのメシは?」と言ったのは、断れない榛花の為にあえて言ったことだったのです。

一広を台所に立たせないのも、実は榛花が望んだことでした。

昔は冷たくて古い台所でよく母に叱られましたが、一広と暮らす家の台所は明るくて自分だけの城のよう。

家は温かく、榛花には一広が何より大事でした。

一広の他に大事なものなんてありません。

榛花はようやく自分の城を手に入れることができ、幸せいっぱいなので、離婚なんてするはずがないのです。

【夫・清武一広の話】

一広は妻・榛花の親族が苦手でした。

特に弟はこっちの都合お構いなしでやってきては、家の金を盗んでいくからです。

その為に弟が来た時は一広が見張るようになり、そのせいで家事は榛花に任せることになり動けませんでした。

愛妻弁当をキャラ弁にされ同僚にからかわれ恥ずかしかったこともありますが、仕事で遅くなった日以外は早めに帰って家事を手伝っています。

同僚の間でも嫁ラブっぷりは有名で、とにかく周りが羨むほどラブラブなのです。

真綿の檻|3巻ネタバレ

【宮崎奏枝の話】

奏枝は学校を出て数年後にお見合い結婚。

以来ずっと家族の為、家の為、実を粉にして働いてきました。

なので還暦近い年になって足を骨折した時、身の周りの世話をお願いした娘・榛花に、にべにもなく断られるとは思いませんでした。

奏枝は昔から娘が苦手でした。

奏枝の嫁ぎ先は夫こそ教職に就いていたものの、義両親は田畑の広がる小さな町で商店を営んでおり、同居の奏枝も当然店の仕事を担うことになりました。

その上でずっと6人分の家族の世話にも追われる毎日でした。

自分の片づけができている榛花に対して、できていない聖司の分も一緒にやってあげていないと「意地の悪い」「もっと思いやりを持ちなさい」と叱ることも多くありました。

それは奏枝がこの家で常に求められているものでした。

仕事で疲れて帰宅する夫の身の周りを整え、家族の状況に応じて食事内容を変え、年老いた義両親に変わって店を切り盛りする。

全てこの家で奏枝に課される無言の、無償の要求でした。

榛花は気に入られたいのかよく手伝いはしてくれましたが、イライラさせられることが多く「なぜこの子は忙しい私をこうも煩わせるのか」と思っていました。

奏江は疲れていたのです。

この年の誕生日、中2の榛花がプレゼントに手作りのエプロンをくれました。

しかし奏枝は「もっと働けということなのか」とゴミ箱に捨ててしまいます。

奏枝にとって息子だけが癒しでした。

榛花が高3の春、義父が死に、これ幸いにと榛花はその地方でトップの大学への進学を決め家を出ていきました。

榛花みたいに愚鈍で人の神経を逆撫でするような女の子なんて、なんの役にも立たない。

奏枝はそう思いました。

結婚した榛花は自分と同じ生活をしていて、奏枝はやっと私の苦労がわかったのだと思いました。

だからこそ娘を哀れに思ったし、そんな娘なら助けてくれると思っていたのにまさか・・・。

その後、榛花が実家に様子を見に来てくれた時、奏枝は「あんたはお母さんのこと嫌いよね」と呟きます。

榛花は手を点にして「それお母さんが言う?」と返します。

榛花は母のことが大好きでした。

大好きなお母さんがいつも大変そうだったから、助けになりたくて、どんなに怒られても邪険にされても我慢していました。

母はそんな榛花の気持ちが一生続くと思ったのでしょう。

榛花には何しても許されると思っていたのでしょう。

しかしそんなわけがありません。

奏枝ははじめに嫌悪の感情を顕わにしたのは自分の方だと気付きます。

しかし気付いたところでもう母を大好きだった娘はもうどこにもいないのです。

不満をぶつけるべきは夫であり義両親でした。

離婚されたら何もない奏枝は不満をぶつけやすいところにぶつけていただけなのです。

「お母さんの人生ってなんだったんだろう」

と泣く母に榛花は「いや、知らんけど」と言いつつも「趣味でも見つけたら?」とアドバイスします。

好き嫌いの感情はともかく、今後もし父と母が喧嘩でもするようなことがあれば、理由はさておき榛花は母の見方をすることでしょう。

気が付くと榛花は家に戻りこそしませんでしたが、3日おきにやってきては奏枝の身の周りの世話をして帰っていきました。

可愛がっていた息子は心配の電話が一回きりで一度も姿は見せていません。

夫は特に生活を変える様子はありませんでしたが、店から給料をもらうと奏枝が宣言すると、ただわかったと言うのでした。

榛花はもう奏枝の顔色を窺う必要もなく、今は自由です。

役目を終えた奏枝は、これからは誰の為でも誰のせいでもない自分の為に生きるのだと心に思うのでした。

完結

真綿の檻|感想

それぞれの登場人物の目線で物語が描かれていて、とても面白かったです。

義妹、弟、母、娘、夫から見た視点がそれぞれ異なりますね。

家族だから無条件で好きでいてくれると思いがちですが、それは間違いであると改めて気づきました。

主人公の旦那さんが本当にいい人で良かった。

弟が結構なダメ男で結婚した彼女は後々苦労するんじゃない?と思いました。

お勧めなのでぜひ無料で全巻一気読みして下さいね♪

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