ブスなんて言わないで1巻無料

ブスなんて言わないでの漫画を完全無料で読む方法と、1巻全話(1話~7話)のネタバレ感想を紹介します。

ブスが理由で学生時代いじめを受けていた知子。
大人になった彼女は自分を虐めていた美人の同級生・梨花と再会し復讐を決意するのですが・・・!?

ネタバレの前にまずは漫画を無料で読む方法から説明しますね。

ブスなんて言わないでを無料で読む方法

今回はコミック.jpというサイトを使って無料で読む方法を紹介します。

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1巻1話|ブスはここにいる

仕事中も帽子、眼鏡、マスクを付け、仕事後もそれらをとらず、なるべく顔を隠して生きている山井知子(33歳)

知子は高校時代、ブスだからという理由で虐められていました。

地面に落ちたパンを食べさせられたり、頭から水を掛けられたこともありました。

主犯格の女・白根梨花はいつも自分で手を下さず、遠くからニヤニヤ見ていました。

「私ブスって大っ嫌い。見てるだけでイライラする。正直いらないと思う世界に」

そんな梨花に負けるのが嫌で知子は学校を一日も休みませんでした。

そしてどんなにバカにされても自分のスタイルを貫きました。

しかし自分でも知らないうちに心は限界になっていたのです。

急に呼吸ができなくなりその場に倒れ病院へと運ばれた知子。

心配する母に「もっと可愛く生まれたかった」と知子は口にします。

せっかく産んでくれたのに、こんなに愛してくれているのに、自分の顔を好きになれないことに知子は涙を流します。

それから学校も行かなくなり、ずっと顔を隠して生きています。

これ以上誰かに「ブス」と言われたら心が壊れてしまいそうだから。

高校卒業後、一人で上京し、なるべく他人と顔を合わせなくてもいいバイトを探しました。

時給は最低賃金なので生活は厳しく、友達もいなくて寂しいですが、これが自分の選んだ人生なのだと知子は諦めていました。

それでも知子は希望がありました。

”ルッキズム”という言葉が広がりを見せており、この国で長く続いてきた「人を見た目で判断する価値観」にようやくNOが付きつけられているのです。

知子はそういう記事に触発され、容姿に関する本もいくつか読みました。

自分のトラウマと初めて前向きに向き合い始めているのです。

そんなある日、知子はコンビニで立ち読みした雑誌で白根梨花が”ルッキズム”について語っている記事を目にします。

家に帰り検索したところ、梨花は美容研究家として成功し、最近は反ルッキズムの活動家として公演や執筆などをしているらしいのです。

自分がやってきた事棚に上げてよくこんな活動できるよな
つーかなんで出てくんの?

ようやく前向きになりかけていた知子でしたが、また塞ぎ込み「死にたい」と思うように。

そして知子は死ぬならその前に梨花を殺そうと計画します。

1巻2話|決行の日

職場に迷惑をかけないよう仕事を辞め、折り畳み式のナイフを隠し持ち梨花の事務所へ向かう知子。

顔を出して出歩くのは15年ぶりでした。

事務所は不在で出直そうとしたところ、後ろから梨花に「面接の方ですか?」と声をかけられます。

梨花は知子のことを覚えていないようでした。

今いるのは梨花とか弱そうなアシスタントの女性だけ。

知子はシミュレーションした通り梨花を殺そうとしますが、身体が一歩も動きません。

それならせめて梨花の考えを否定しようと「どうしてブスが、差別されている側の人間が、変わらなくちゃいけないんだよ!」と主張します。

本当に容姿差別があると思っているなら社会の方を変えるべきだと知子は思うのです。

ヒートアップした知子は、持っていたナイフを梨花に突きつけます。

言いたい事を伝えた後、知子は部屋から逃げ出すのですが、梨花は知子を引き止め「面接合格」の旨を伝えます。

びっくりして気付かないふりをしていた梨花ですが、実は知子に気付いていたのです。

知子、あんたは何もわかってない
未だに何もわかってない

美しく生まれてしまった者には美しく生まれてしまった者なりの地獄があるんだよ

1巻3話|憧れ

梨花が自分の顔を嫌いになったのは高校2年の時でした。

知らないうちに勝手に見られて、勝手に好かれて、断ったら悪口言われて。

そういうことが中学の時から度重なり嫌気がさしていました。

母に相談すると「そんなの、梨花が可愛いからに決まってるじゃない」と言われます。

世間はみんな美人のことが気になって仕方なく、つい考えてしまうもの。

知らないうちに思考に入り込んで、本当は顔しか知らないのに全てを知ってるような錯覚に陥ってしまうのです。

美人は生きているだけで勘違いをされ続けるもの。

恋心や憧れも嫉妬や僻みも色んなものを全部集めながら・・・。

母は「梨花が梨花らしく生きていればいつか絶対見た目だけじゃない中身を見てもらえる日が来る」と言いますが、梨花はそんな理不尽な理由が納得できませんでした。

梨花は進級するタイミングで美人を隠すように黒ギャルにイメチェンし、別人になりきることに決めます。

もう二度と誰かに勘違いをされて好かれたり嫌われたりしないように。

そんな時、知子の存在を知ります。

周りにバカにされても堂々と自分のスタイルを貫く知子の姿を見て、梨花は密かに憧れを抱き友達になりたいと思っていました。

しかし知子は突然学校に来なくなります。

知子の気持ちを考えると涙が溢れて来る梨花。

卒業式の日、卒業証書を受け取りに来た知子に偶然会った梨花は、いじめを止められなかったことを知子に謝ります。

しかし知子は梨花がいじめの首謀者だと勘違いをしており、梨花のことを恨んでいました。

「ブスはいらないと思う、世界に」という言葉だって、本当は梨花が言った言葉ではありません。

また勝手な勘違いをされて自分のことを解ってもらえなかった梨花。

結局はどんな風に振る舞っても勝手にイメージを押し付けられるなら、もういっそ好きに生きようと決めます。

美人とかブスとか他人にどう思われようが関係ない。

自分に自信を持って生きる方法を全ての女性に教える為、梨花は美容研究家になりました。

一般的な美しさを追求するのではなく、メイクの力によって自分自身を肯定するのです。

梨花は知子が高校生活で失ってしまった自信を取り戻してあげたいと強く思っていました。

1巻4話|いざ戦場へ

知子、初出勤の日。

行きたくないと思いながらも、所持金はもうゼロに近く働かなくてはいけません。

それにかつて自分を苦しめた相手・梨花に反省して謝って欲しいとも思っていました。

これは復讐でもあるのです。

勇気を出していざ職場へと向かう知子。

絶対にブスだと思われると思っていた知子ですが、職場に見た目を気にする人などいなく皆が歓迎してくれます。

梨花は無理やり知子の心をこじ開けるのではなく、この会社で働くうちに少しずつ考えが変わることを望んでいました。

確かに知子の主張通り、容姿差別をする社会の方を変えるべきであることは確かですが、社会はそう簡単には変わりません。

なぜなら人は美しいものに心惹かれてしまう生き物だから。

そしてそんな知子も職場に現れたイケメンカメラマン・小坂に思わず心惹かれてしまうのです。

1巻5話|イケメン

知子が転職して1ヶ月、知らなかった自分にどんどん出会っていました。

例えば”イケメン”が好きな自分。

小坂の中身に惹かれた可能性はなさそうで、自分の面食いを認めざるを得ませんでした。

そしてなんと、社内に友達ができます。

隣の席の山本さんは5日連続でお昼ご飯に誘ってくれていて、連絡先を交換する程の仲になりました。

しかし毎日仕事を覚えるので精一杯で肝心の復讐は何も進んでいません。

実際給料が上がり生活に余裕が出たせいか気持ちがかなり落ちついていました。

生活の安定が知子の怒りを奪っていくのです。

しかしそんなある日、自虐ネタを笑って話す山本に対し梨花が注意をします。

それを聞いていた知子は「自分の肉体にまつわるパーソナルな発言を一方的に自虐だとジャッジするのはいいのか?」「ブスやデブは自虐を言うことも許されないのか」と梨花に対しイライラしてしまいます。

一方、梨花に注意され自虐を言ってしまったことを反省しながら家に帰る山本。

家の前には元相方が待っていて、山本に「また一緒にお笑いやろうよ」と誘っています。

山本は「ブスとかデブとかそういうんで笑い取れる時代は終わったんやって!」と言い元相方を追い返します。

その頃、小坂は偶然高校時代の同級生に会い身長が低いことをいじられていました。

「イケメンなのに身長が残念」そう言われてきた小坂。

女の方がルッキズムキツイとか言ってるやつ
マジでいっぺん小さぇ男に生まれてみろや

と悔し涙を流していました。

1巻6話|多様な美とは

梨花は初対面の人に見た目を褒められることがとても多く、その後自虐を言われることがお決まりでした。

面白くないし、反応に困るし、本当にやめて欲しいと常々思っている梨花。

今回の取材もどっと疲れた梨花が向かった場所は、親友・奈緒美の家でした。

梨花が自虐を言う人に対して愚痴ると、奈緒美は気持ちはわかるけど話します。

自身ある人を目の前にするとなぜかそれだけで傷ついてしまう人がいます。

眩しい、それに比べたら自分なんて・・・と。

自分から卑下することで未然に防御した気になるのが自虐のメカニズムなのだと奈緒美は話します。

プラスサイズモデルの奈緒美は、大学からの親友で、かつては摂食障害に悩まされていましたが、今はそれを克服し過去の辛かった経験を生かして「ボディポジティブ」という考えを広めるべく世の中のルッキズムと戦っています。

もはや二人は親友というか戦友のような存在でした。

二人は自虐について初の対談をすることで話しが盛り上がります。

梨花がツイッターで告知しようとアプリを開くと、知らない人からストーカーを匂わせるような気持ちの悪いDMがきていました。

翌日、梨花は社内で奈緒美と対談することを報告します。

テーマは「ボディポジティブ」」「美の多様性」「どうやったら自虐をやめられるか」です。

さっそく知子は奈緒美について検索するのですが、プラスサイズモデルと言っても「太ってる」以外の部分では世間の美の基準にしっかり沿っていることにモヤモヤしてしまいます。

結局この人たちの謳う多様な美にブスは入っていないのです。

知子は今回の対談は中止にした方がいいと梨花に意見します。

メディアに顔出しできるような容姿に恵まれた女性が世間に向けて「ありのままの自分を愛そう」と語り掛けるのは残酷だと思うのです。

どうやったって乗り越えられないコンプレックスを抱えてる人だっているはず。

自虐を言う人だってその人なりの事情があるかもしれない。

さらに”プラスサイズモデルって太ってるだけでただの美人”だと発言する知子に対し、梨花は感情的になり怒り始めます。

梨花は奈緒美が摂食障害でどれだけ辛い思いをしていたかを知っています。

だからこそ知子の軽はずみな発言が許せなかったのです。

1巻7話|容姿いじりはタブー?

会社を出る知子を心配し追いかける山本。

すると知子は泣いていました。

知子にルッキズムについて聞かれた山本は、自分が少し前までお笑い芸人をやっていたことを打ち明けます。

持ち前の見た目がうけ結構人気もあり、テレビの仕事もチラホラ入っていて、このまま上り調子にうまくいくはずでした。

しかし突然、今までの容姿をいじるネタが全くうけなくなってしまいます。

容姿いじりがタブー化しつつあったこともありますが、極めつけは売れっ子芸人による容姿いじり封印宣言でした。

仕事は急激に減り、営業にも呼ばれなくなり、テレビ出演はゼロに。

瞬く間にブスという言葉はテレビから消えますが、ただ容姿いじりは「優しい笑い」という名の下に巧妙に隠されながら存在し続けています。

それはかつて山本が受けていたいじめのように・・・。

しかしこれが世間が出した答えできっと”正解”なのです。

山本はお笑い芸人を辞めて自分を変えるべく梨花の会社にやってきました。

山本は「あんたみたいなのがおると自分の選択正しかったのか揺らぐから嫌やね」と笑います。

みんなそれぞれ違う過去を抱えて生きています。

だからきっと考え方が全然違う。

ただ唯一同じなのは世界を変えたいと思う気持ち。

しかし知子はまだ知りませんでした。

これから世界なんてどうでもよくなる自分にとって大きな大きな事件が起こることを・・・。

2巻へ続く

ブスなんて言わないで|1巻感想

ブスも美人もそれぞれ悩みはあると思う。

解りやすいのはブスの方かもだけど、美人でも苦労している人もいるし闇を抱えている人多いし自己肯定感低い人もいる。

美人だから悩みないし得は安直すぎる考えだと思うし、美人を理由にするのは違う気がする。

色々な視点で描かれていて、考えさせられることが多くとても面白かったです。

最終的にどのように着地させるのかとっても気になります。

そして最後のイケメンくんと知子のむふふな関係なにー!?どうしてそうなったー!?

とても面白いので気になる方はぜひ無料で読んでみてくださいね♪

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