きみを死なせないための物語3巻のネタバレあらすじです。
この漫画は無料で読むことも出来るので、気になる人はこの方法を使ってみて下さい。
3巻11話から15話|ネタバレあらすじ
ジジ達ダフネーの扱いは日に日に酷くなっていきます。
特に、女性研究員のリサは強く当たることもしばしば。
そんな中でも、ジジはほとんど同い年のマリィと愚痴を言い合い、励まし合っていました。
マリィが泣いているとジジはシーザーから聞いたお伽話をしてあげます。
”昔、昔、美しだふねーをお姫に恋をしたネオテニイの王様がいました・・・”
そんな恋のお話です。
この話の主人公であるルイはと言うと、今だに第二パートナーであるシーザーを拒絶しており、恋した人は祇園さんだけだと言います。
親友が邪険にされる姿を18年も見てきたアラタは、何とか出来ないのかと助言しますが聞くきがないようです。
ジジはシーザーに相変わらずのぞっこんで、ターラがパーティーに来ていくドレスを見たことで、自分も服が欲しいと言い出します。
それには、ターラやアラタも賛成で、さっそく服をセミオーダーしてもらうのでした。
ジジの友人であるマリィも、懇意にしているラリック教授におねだりします。
しかしその教授がプレゼントした服は、どう見ても娼婦が着るようなネグリジェだったのです。
一方、ジジはそこらのお嬢様と言われても遜色が無い程、可愛い服をプレゼントしてもらい大喜びシーザーに見せれる日を楽しみにしています。
そんなシーザーはと言うと、ついに嫌気がさしたのか、ルイから第2パートナーの契約を破棄されてしまい、アラタを傷心旅行に連れ出していました。
やってきたのは東京コクーン。
祇園さんとの思い出のタワーを見て、京都コクーンにも足を運びます。
そこで、祇園がお爺さんと慕う怪しい人物に出会います。
彼女の名前を出すと、とある秘密の部屋へと連れて行ってくれます。
重力があれば即死するであろう高低差の先にあったのは、望遠鏡のような覗き穴です。
それを覗くと、無数に広がる星々たちが見えました。
大学にあるデジタル処理で鮮明に映し出される望遠鏡とは違い、ありのままの星を見るだけの覗き穴に感動し、自然と涙が溢れてくるアラタ。
ここを離れて地球に行きたい、という願望が生まれます。
その頃、残されたニーナはルイとシーザーの破局を知り、真相を尋ねに行きます。
ですがパートナー制度を真っ向から否定するルイと討論になってしまいます。
「安全圏から施しをするだけのことを愛とは呼ばない」
とシーザーの批判をするルイ。
そのとばっちりはターラにも飛び火します。
「目の前にある理不尽、あの小さなダフネーすら本当に救おうとしない君にもイライラするよ」
それ以上話せそうになく、部屋を出ていくターラ。
しかし、その言葉はごもっともだ、と気持ちを入れ替え、ダフネー研究に携わっている小児科の先生の所へ話を伺いに行きます。
ですがそこで信じられない光景を目にしてしまいいます。
裸の幼女マリィに覆いかぶさるラリック先生、ターラが部屋に入ると慌てて取り繕おうとしてきます。
どうやらマリィは先生に愛してる、第三パートナーんなってあげるなどと騙されていたようです。
即刻通報し、2人は引き離されます。
ですが処分が下されたのはマリィにでした。
「皆さんお世話になりました。」
魂が抜けたかのように皆に別れの挨拶をするマリィ。
問題を起こしたダフネーは不要と判断され、ターラの抗議もむなしくリストイン(安楽死)の通告が来たのです。
その処分は即刻行われ、ジジは一人寂しく、夜に包まれた宇宙を眺めているのでした・・・
3巻の感想とレビュー
今回の話は悲しすぎましたね・・・
短命という運命を受け止め、せめて誰かに見守られて死にたいと必死に縋る少女。
それを悪用する最低な男、ジジの親友でもあったマリィの悲痛な最後に彼女は何を思うのでしょうか?
彼女が死ぬまでは残り約6年、それまでにアラタは特効薬の開発が出来るのでしょうか?
この漫画はかなり少し内容が難しくて、それぞれの感情のとらえ方は読み手によって変わってくる作品だと思います。
漫画版は誰でも無料で読めるので、是非、一度読んでみて下さいね。