きみとユリイカ4巻

きみとユリイカ4巻(完結巻)のネタバレ感想と、漫画を無料で読む方法を紹介しています!

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(前回のあらすじ)
新学期になり、麻衣の前に破天荒な少女・小鳥が現れます。
麻衣は小鳥に憧れを抱き、友達になるのですが、麻衣の想いを知りつつも亘理にアタックし始める小鳥に不安を感じて・・・。

一方、麻衣が久瀬と会っているのを目撃した亘理は、帰宅した麻衣を抱きしめて・・・!?

4巻|ネタバレ

「わ、亘理くん・・・?」

小鳥と亘理は両想いだから諦めないと、と思っていた矢先の出来事でした。

でも本当は私のこと・・・。

ドキドキしながら後ろを振り向き目を閉じる麻衣。

しかし亘理には突き放されてしまいます。

亘理に「無意識だった」と言われ、麻衣はわけがわかりません。

何事もなかったかのように接してくる亘理ですが、麻衣は普通に接することができませんでした。

一瞬でも変な期待した自分にバカって言いたい。

翌日、とにかくこのことから逃げるため、亘理の朝食もお弁当の準備もせず学校へ。

麻衣が文化祭実行委員で文化祭でやる場所をおさえに行った時、小鳥がおさえていた廊下を美術部が「小鳥が美術部のために仮押さえした」と話しているのが聞こえてきました。

一応確認のために麻衣は小鳥に聞いてみることに。

小鳥は機嫌が悪いようで麻衣のことを避けていました。

「とにかく一人で手を動かしてたいの。だから邪魔しないで。」

小鳥は文化祭に廊下で個展を開くために準備をしていたのです。

しかし美術部が嘘をついたせいで場所が奪われていました。

麻衣は勇気を出して美術部に、嘘をついているのを聞いていたと主張し小鳥のために場所を奪い返します。

せっかく助けたのに、小鳥は「余計なことしないで!!」ときつくあたります。

小鳥はデートの日、亘理に告白してふられていました。

小鳥が朝からずっと機嫌が悪かったのは、麻衣がその日久瀬と二人でいるところを見たから。

同じ人を好きになったのに、正々堂々とやったのに、麻衣がその程度の気持ちだったのだと知り腹が立ったのです。

「友達だと思ってたあたしがバカみたい。悔しい。でももっと悔しいのはそれでも麻衣ちゃんのこと嫌いになれないこと。せめて亘理くんのことくらいはっきりしてよ。」

てっきり亘理は小鳥といる方が良いんだと思っていた麻衣。

諦めるしかないと思っていた麻衣ですが、もしあの日抱きつかれたのが亘理の気持ちなんだとすれば、自分も気持ちを伝えなくてはなりません。

そんな中、亘理に留学の話が持ち込まれます。

母に、麻衣からも亘理に伝えて欲しいと言われるのですが、麻衣は言い出せずにいました。

亘理くんと一緒にいられなくなる。
そんなの嫌だ。

母が仕事で海外に行った時も、本当は寂しくて嫌だった麻衣。

だけど母が困らないように笑顔を作り平気な顔をして見送ったのです。

自分のせいでなにかを諦めるなんて嫌だったから。

悩んだ末、麻衣は亘理の将来を考えて、亘理の留学を応援することに。

そんな時、亘理に「麻衣って誰かのために生きてるんだね。自分のためじゃなくて」と言われてしまいます。

自分がないと言われたようでショックを受ける麻衣。

亘理にいろいろ喜んでもらいたいとか、仲良くなりたいとか、そんなことばかり考えていた麻衣。

「もうやめるね。亘理くんには人の気持ちがわからないんだもんね。」

次の日から亘理は書斎にこもったきり出てこなくなりました。

留学するために必要な論文を書いているのです。

一方、麻衣は調理部で文化祭に出すオリジナルレシプを考えていました。

レシピ通りに作るのは得意なのに、オリジナルとなるとなにも浮かばないのです。

私って自分がないんだなぁ。
亘理くんに言われたから余計ぐさりときた・・・。

冴えないことは続き、廊下に置いてあったペンキを蹴飛ばしてしまい、小鳥の作品を台無しにしてしまいます。

未だに亘理のことでうじうじしている麻衣に、小鳥は自分の作品の色ぬりを手伝わせます。

「そんな時は黙って手を動かせばいいんだよ!私だってそうやって立ち直ろうとしてんだから!」

小鳥に言われるまま黙々と作業を続けていたら、ぐちゃぐちゃだった頭の中がクリアになってきて、少しだけ気持ちが軽くなりました。

オリジナルレシピも浮かび、その日から前向きに。

私には才能なんてないけど、でも好きなことはある。

わかったことは、誰かのためだけじゃなくて自分のためにも頑張っていると、人が頑張ってることにも素直に応援できるようになるということ。

文化祭前日、ソファで眠ってしまった麻衣が目覚めると隣には亘理がいました。

麻衣は留学の話がショックだったこと、だから酷いことを言って傷つけてしまったことを謝ります。

「でも今はね、ちゃんと心から応援できる気がするんだ。」

亘理は麻衣にキス。

麻衣は亘理の行動が全く理解できませんでした。

実は亘理も麻衣と同じで自分と一緒にいることは麻衣のためにならないと考えていました。

麻衣が人のために生きてると言ったのも褒め言葉でした。

すれ違っていた二人ですが、本音で話すことができ誤解を解くことがきます。

今だったら”好き”と伝えられるかもしれない。

しかし麻衣は好きと伝えることができませんでした。

「今回の留学も寂しくはあるけど応援してるから!!」

好きと言えば、また困らせてしまうと思ったのです。

そしていよいよ亘理がアメリカに旅立つ日がやってきます。

最後に麻衣は亘理に気持ちを伝えます。

亘理からの返事はなくあっけない終わり方でしたが、麻衣は気持ちを伝えられただけで満足でした。

すると、亘理が後ろから抱きついてきます。

「僕も好きだよ。」そう言ってキスをし、亘理は旅立って行きました。

麻衣はあまり寂しくありませんでした。

いつかまた送れる気がするからです。

二人で見つけるユリイカな日々を。

完結

感想

最終巻でようやく気持ちが通じ合った2人!

あの亘理くんに”好き”という気持ちが芽生えて人間らしくなっていたことが嬉しかったです。

空港でのシーンは別人のようで感動しました。

若干急展開な気もしますが、間延びせず4巻で綺麗にまとまっていて面白かったです♪

ネタバレには書いていませんが、おまけページではその直後の二人の様子も描かれていますよ( ´ ▽ ` )ノ

省略している部分も多いので、ぜひ漫画を読んでみてくださいね♪

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