だいすき!!~ゆずの子育て日記~17巻(最終回)のネタバレ感想と、漫画を無料で読む方法を紹介しています。
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まずは今までのあらすじです!
軽度の知的障害のある柚子は、娘・ひまわりの成長と共にできないことが増え始めます。
そして日々の中でひまわりは柚子が「障害者」だと気づいてしまいました。
ショックを隠し切れないひまわりですが、周囲の支えもあり母親の障害を理解し受け止めようと努力するように。
柚子の働くベーカリー「小麦の王国」の店長が大阪に転勤となり、新しい店長・矢野がやってきます。
クールでとっつきにくい矢野を怖がって近づこうとしない柚子ですが、次第に好きになっていきます。
矢野もまっすぐな柚子の気持ちに惹かれ始めるのですが・・・!?
17巻|ネタバレ
「店長さん、携帯のメールアドレス教えてください!」
柚子の直球なお願いに断る理由もなくアドレスを交換する矢野。
「メールなんてできんのか?」と思っていた矢野ですが、絵文字もバンバン使いこなしている柚子を見て驚きます。
それから二人はメールのやり取りをする仲に。
一方、柚子の浮かれている様子に、ひまわりはモヤモヤと複雑な感情でした。
ある日、ひまわりは道で偶然矢野に鉢合わせます。
「お母さんのことどう思ってるんですか!?好きなわけないですよね?」
ひまわりは知的障害のある母のことを好きになるわけがないと決めつけるように言います。
優しくされて浮かれている母を見てられないのです。
「店長さんにそんなつもりがないなら、もうお母さんに優しくしないで!」
ひまわりの言葉を真剣に受け止め思い悩む矢野。
その日から柚子の元に矢野からのメールはこなくなってしまいます。
数日たったある日、柚子は矢野に呼びだされ、夕食前なのに嬉しくてひまわりを置いて出かけてしまいます。
矢野の話は「もうメールしないでくれ」というものでした。
「オレは上司としてしかあんたを見てないし」と伝え、縁を切ろうとします。
それでも柚子は自分の気持ちを伝えます。
「私は店長さんとメールも、もっとお話もしたいです。もっと一緒にいたいです。」
柚子はパニックになり泣きながら訴えます。
「あたしはずっと一緒にいたいのにっ!もう草ちゃんみたいにいなくならないで。」
矢野はもう自分の気持ちをごまかすことができず柚子を抱きしめます。
その間、ひまわりは夕飯も食べず待っていました。
ようやく柚子が帰ってくるのですが、矢野と一緒でした。
「なによ、お母さんなんか何聞いても分かんないって言うくせに、どうしてそんなことは分かるの!?いやらしいよ!!」
ひまわりは柚子の女の部分を見るのが嫌でした。
また、柚子の両親も柚子が騙されているのではないかと心配をしていました。
そこで支援者の安西が矢野の本心を聞きに行くことに。
最初はあんなにまっすぐにぶつかってくる柚子を受け止められるのか、障害のある彼女を本当に理解していけるのか、覚悟ができなかった矢野。
だけど、そばにいたいと思ったのが彼の偽りのない本心でした。
ただひまわりのことが矢野は気がかりでした。
どうしたってひまわりを悩ませることになってしまうからです。
知的障害の女性は恋人ができると支援者や家族より彼氏の言うことを優先しがちです。
相手が健常者となればなおさら。
柚子は母親の顔と、矢野に対する気持ちを要領よく切り替えたりはできません。
矢野が会いたいと言えばひまわりを置いて出て行ってしまう。
だからこそ二人が今後周りの理解を得られるかどうかは矢野次第とも言えるのです。
矢野は柚子と話し合い、仕事中は仕事を頑張ること、ひまわりの前では会うのもメールするのもしないとルールを決めます。
「店で毎日会えるんだからそれ以外は娘さんのことを一番に考えよう。オレはどこにも行かない。だからあんたは母親であることを優先してくれ。」
矢野の言葉が柚子を安心させるのでした。
一方ひまわりは、あれ以来柚子が矢野とメールをしていないことが気になっていました。
まさかあたしのせいで別れちゃったとか?
もうやだ、もやもやする。
モヤモヤしていても走っていると何も考えずにスッキリできました。
そうして迎えた柚子の誕生日(兼、ひまわり父の命日)。
父の好きだったひまわりの花を買って家に帰る途中、ひまわりは事故に遭ってしまいます。
幸い内臓に損傷はなく命に別状はありませんでした。
しかし柚子は激しく動揺し草ちゃんのことを思い出してパニックに。
「ひまわりがいなくなっちゃう!草ちゃんがっひまわりいなくなっちゃうよっ!」
矢野がパニック状態のゆずをしっかりさせなんとか落ち着くことができました。
命には別状はなかったひまわりですが、膝関節内の骨折のためリハビリ生活が続きます。
1年くらいリハビリが必要だと告げられ、大好きな陸上も中学の間はできなくなってしまいます。
ひまわりが泣いているのを見た柚子は、必死に先生にお願いします。
「あたしの足をひまわりにあげてください。走れるようにしてあげてください。自慢の娘なんですっ!」
柚子の気持ちを知ったひまわりは、前を向いて頑張ることを決意。
「お母さんの足はお母さんが使いなよ。あたしは自分の足で頑張るから。」
ひまわりは矢野が嫌いなわけではありません。
父のことを柚子が忘れていくのが寂しくて受け入れられなかったのです。
しかし普段は目の前のことにいっぱいで忘れているように見えても。柚子の心の一番深いところに「草ちゃん」はいつもいるのです。
それを矢野が教えてくれました。
ひまわりは逃げて曖昧にせず、ちゃんと向き合って柚子に本音を話してみることに。
「お母さんがお父さん以外の人と付き合うとか結婚するとか今はまだ分からない。お母さんにはあたしのお母さんでいて欲しい。」
この問題をどうしたらいいのか悩んでいた柚子ですが、自分がどうしたいのか、何が一番幸せなのかは決まっていました。
「店長さんもひまわりもどっちも大切。だけどあたしはひまわりが笑ってくれるのが一番大事。」
だから柚子は矢野に3人で笑ってご飯食べられるようになるまで待ってもらうことに。
いつも不安だった柚子。
本当はこんなお母さん嫌なんじゃないかとか嫌われてるんじゃないかなと怖かったのです。
でもひまわりに「お母さんでいて欲しい」と言われて凄く幸せな気持ちになりました。
1年後、今日はひまわりの卒業式です。
「今度、夏にね、ひまわりの花が咲いたらお父さんのお墓参りに行こう。店長さんも誘って。」
お母さん、ありがとう。
だいすき!!
完結
感想
最終巻めっちゃ感動しました。
柚子の恋愛がうまくいったのも嬉しかったし、子供が笑顔でいられる事を望む親心が沁みました。
店長の矢野さんも男らしくてカッコよくて考え方も素敵です。
二人のエピソードは何度も読み返すくらい全部大好き。
ラストも綺麗にまとまっていて読後感も良かった。
障害者への理解も深まりとても考えさせられる作品でした。
ぜひネタバレだけでなく漫画の方も読んでみて下さいね♪