パレス・メイヂを無料で読む方法と、2巻のネタバレ感想を紹介したいと思います。
パレス・メイヂを無料で読むには?
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では次にネタバレです!
2巻|ネタバレ
古くから殿上の方々は心のうちを歌によんでいました。
今日、彰子は歌御会始に出す歌を考えています。
「私は正直歌は苦手なのだ。」
歌は心のままによめばいいと言われ、よんだら「もっと帝らしく」と朱を入れられるからです。
彰子のボツになった歌を見て気に入る御園。
こちらの歌の方が私は・・・。
歌御会当日。
講師(歌を最初に朗読する役)を任された東辻ですが、よむ順番を間違え最後によむべき御製をよんでしまいます。
場の空気は悪くなった時、東宮が「私の歌も読んでください」と出てきてしまいます。
御園は慌てて東宮を下げようとするのですが、彰子が許可を出し東宮の書いた歌も披露することに。
しかし幼い東宮の書いた文字を誰も読めませんでした。
そこで東宮から事前に読み聞かせてもらい内容を知っている御園がよむことに。
仕方なく東宮の歌をよみ、退室しようとしたところ、「御製」もよんで呼んで欲しいと頼まれてしまいます。
東辻が間違えて御製をよんでしまったので、もうよむ歌がないのです。
場の空気を悪くしないように、御園は彰子のボツになった歌をよみあげます。
歌御会は無事に終わり、御園は彰子に、ボツにされた歌を勝手によんでしまったことを謝ります。
「御園、なぜあの歌を諳んじていた?」
彰子から捨てるよう言われた紙を盗み見て覚えたと正直に話す御園。
「あの歌には私の名と同じ字が入っていたので。」
もちろん自分とは全然関係のないことだと分かっています。
偶然字が同じだっただけのこと。
そんな風に話す御園を見て「だから歌は苦手なのだ。」と彰子は笑います。
「心のままによみ思いを伝えるものというが、ちっとも伝わらんではないか。」
御園は彰子の言葉の意味が分かりませんでした。
しかしその歌を見て、御園家の新しい女中・お律は彰子が御園を想いよんだ歌だと気づくのでした。
今日は、修学院の創立記念式典。
陛下の前で講演するというこの上ない栄誉に御園の友人・黒田は極度に緊張していました。
式典が無事終わると、彰子の頼みで学年首席の黒田と、侍従職出仕の御園に声がかかり、学園の案内をすることに。
普段の生活がみたいという彰子の希望を聞いた御園は、自分たちしか知らないような校舎裏へと案内をします。
「陛下、ようこそ!私たちの学校へ!」
最初は緊張でガチガチだった黒田も、彰子の気さくな性格を知り緊張がほどけていきます。
すると、戻りが遅い彰子を鹿王院宮様が迎えにやってきました。
鹿王院宮様は御園に天覧相撲を挑んできました。
「陛下に学生の普段の姿をお見せしたいのだろう?」
こういう時、臣下の者がどうすべきか、無様に負ければ宮様の気が済むということも知っている御園ですが、ムキになってやりあってしまいます。
勝負は引き分けに。
だって彰子様の前で負け姿なんて見せたくないから。
ある日、彰子が病で倒れてしまいます。
しかし下々の者が帝の玉体に触れれば天罰が下るという宮中のしきたりのせいで、彰子はまともに治療をさせてもらっていませんでした。
彰子が病だと聞きつけた鹿王院宮は、自分の信頼のおける医者を呼び治療をさせようとします。
御園も宮中のしきたりを破っても、彰子を助けたいと鹿王院宮に頭を下げ助けを乞います。
鹿王院宮のおかげもあり彰子の体調は良くなるのですが、御園は自分の無力さに落ち込んでいました。
そんな中、鹿王院宮が伯爵の娘と婚約破棄とのスクープが報道されます。
「私の妃となるのは明慈帝の皇女・今上陛下だけだ。」
鹿王院宮は彰子のことを諦めていなかったのです。
正式に破談の発表が出て、鹿王院宮の想い人は陛下だと知ると、大衆はこの婚約破棄報道を美談として世間を賑わせます。
しかし彰子は鹿王院宮の愛の告白など一顧だにしませんでした。
彰子は帝であることに全てを捧げているのです。
そこで鹿王院宮は御園に取引をもちかけます。
宮中で困った事がおきれば鹿王院宮が後見として力を貸す。
その代わりに御園が見聞きした彰子の身の周り全てを鹿王院宮に報告する事。
彰子を守る力が欲しいと強く思っていた御園ですが、後日はっきりと断ります。
宮様に従えば宮中での出世の機会もあったかもしれません。
しかし御園の主は陛下ひとりなのです。
3巻へ続く
感想
タブーとされている大正時代の禁裏をモチーフに描かれる宮廷物語。
めっちゃ面白いです!
宮中の行事に寄せた甘酸っぱいエピソードに胸がきゅんきゅんしました。
歌会始での彰子様のよんだ歌は、間違いなく御園のことだし、御園の通う学校への彰子様の行幸も明らかに普段の御園見たさだと思うと、とても可愛い恋心!
彰子さまの笑顔や喋り方が可愛すぎて同性なのに惚れてしまいそうです。
身分の違いはあるけれど、御園には頑張って欲しいな。
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