透明なゆりかご3巻18話「ハイリスク出産」のネタバレと漫画を無料で読む方法を書いています。
里佳子さんが視力を失ってでも出産すると決めたエピソードです。
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透明なゆりかご ハイリスク出産 ネタバレ

家で検査した時に陽性反応が出たので来院した里佳子さん。

現在妊娠5週目に入っているところでした。

菊田里佳子さんは10歳の時に劇庄1型糖尿病を発症し、その時に網膜症で弱視になっていました。

そのため現在インスリン療法、食事療法、運動療法中。

糖尿病患者の妊娠が許可されるのは大まかに分けて極端な肥満でないこと。

進行した腎庄、網膜症がないこと、または安定していること。

そして血糖値コントロールが良いことが条件です。

当時は現在の治療薬である超速攻型や特攻型溶解インスリンはなく、1型糖尿病の血糖値コントロールが難しい時代でした。

つまり里佳子さんが産むと決断した場合は”ハイリスク出産”扱いになります。

先生から説明を受けた里佳子さんはまるで妊娠したことで自分を責めているようでした。

「夫に相談してみますが・・・産むことはないと思います。」

そんなある日の休日に×華は小学校の運動会を見ている里佳子さんに偶然会います。

「昔を思い出しちゃって・・・」と話す里佳子さん。

1型糖尿病で運動が制限されていた為いつも見学でした。

一生懸命子どもを応援している保護者を見て「ウチの親もあんな風に応援したかっただろうな・・・」と話します。

糖尿病の上に網膜症にまでなってしまった自分を責める里佳子さん。

×華は落ち込んでいる様子の里佳子さんを励まします。

「未来を自分から閉ざさなければ、子供がお母さんを選んで聞くれると思います」

次の週、里佳子さんは夫の俊夫さんと一緒に来院してきます。

中絶の日を決めるはずだったのですが・・・。

「私産みたい!!産ませて欲しいんです」

2人で話し産まないと決めていたのに、突然の言葉に俊夫さんは驚きます。

命に関わることだと心配をする俊夫さんですが、里佳子さんの熱意に押され出産に同意します。

その日から始まった厳しい体調管理。

その甲斐があって血糖値も赤ちゃんも安定した状態で安定期に入ることができました。

『このまま無事に産まれますように』

しかし28週目に入った頃・・・・

里佳子さんは両目の網膜に新しい出血点があると言われ、このまま出血し続ければ失明の可能性が高いと診断されます。

このタイミングで網膜剥離が進行・・・。

俊夫さんは体の負担を考え中絶を考えます。

しかし里佳子さんは決意を強く、「私のことより赤ちゃんの命を優先してください」とお願いしました。

里佳子さんは目のレーザー治療を行いますが効果は見られず・・・。

視力は出産前後に失われる可能性が高まりました。

その後、里佳子さんは自宅で破水し、帝王切開の準備に入ります。

分娩に入る前に先生から2人に意思確認がされました。

「もし分娩中に母子ともに危険な状態になった場合、どちらを優先させますか?」

里佳子さんが返事をする前に俊夫さんが口を開きます。

「子供を優先させてください」

こうして夫婦の気持ちを一つにし出産にのぞんだのでした。

そして・・・・。

里佳子さんは無事元気な女の子を出産します。

出産を終え、赤ちゃんを抱いた時里佳子さんの目はもうほとんど見えてなかったそうです。

それでも里佳子さんはとても幸せそうに×華にもお礼を言うのでした。

俊夫さんは里佳子さんを助け超子煩悩なお父さんになったという。

透明なゆりかご 3巻18話・感想

里佳子さんは自分が視力を失うというリスクがありながらも、妊娠がわかった時「産みたい」という気持ちを抑えきれなかったそうです。
命に代えてもやりとげたいと思ったことがまだない私ですが、出産をするということはそのうちの一つなのかもしれませんね。
俊夫さんはすごく優しくていい旦那さんだと思いました。
妻よりまだ生まれてきていない子供の命を優先するという決断に至るまでいろんな思いがあっただろうなと思うと涙が出てきますね。
「透明なゆりかご」3巻は丸々1冊無料で読むことのできる漫画です。
下に説明しているページを貼っておくので参考にしてくださいね♪
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