インフィニティデイズ7巻

インフィニティデイズ7巻(最終回)の結末ネタバレと、漫画を無料で読む方法を紹介しています♪

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「一週間だけ付き合って」と言われ交際が始まり、気づけば隆也のことが好きになっていた里実。
一週間に込められた隆也の想いとは・・・?

一週間の理由、隆也の秘密が明かされます。

結末|ネタバレ

隆也の”一週間”の理由は自主退学までの期限でした。

以前、隆也の妹が学校に来て揉めていたのは、退学の話だったのです。

隆也は自分の妹にも学校をやめることを話していなかったのでした。

どんな理由があろうと黙っていなくなるのは反則です。

しかしこうなったのは、里実にも原因があるんじゃないと麗華は話します。

「あんたさ、一回でも海東に好きだって言った?」

言わなくても分かってくれると思っていた里実ですが、気持ちというのは言葉にしないと相手には伝わりません。

「そうやって泣いて待ってるだけじゃ、海東はもう戻って来ないんだよ。篠はそれでいいの?」

「・・・やだ。このまま終わりなんて絶対やだ!海東くんに自分の気持ち伝えたい!」

すると2人の会話を陰から聞いていた神崎が現れます。

神崎は麗華に「隆也の家を教えろ」と頼まれていたのです。

そして神崎は隆也のことを話す前に、里実の本心を聞きたかったのでした。

神崎は隆也のことを話してくれます。

隆也は中2の時、父親を心臓の病気で亡くしていました。

それからは母親が頑張って働き家族を支えるのですが、母も病気で倒れてしまったのです。

とっくに無茶できる身体じゃなかったのに、そのことを家族に隠して働き続けたせいで、一時期は命も危ない状態でした。

今はとても働ける状態ではありません。

妹は来年高校に、弟も小学生になるので、隆也は自分が働くと決めていたのです。

隆也はいつも自分じゃなく、家族のことを一番に考えていました。

「家族も守れないで夢も何もないだろ。それに万が一母さんがいなくなれば身寄りのない俺らは兄弟バラバラになって施設行きかもな。そんなの嫌じゃん?」

もちろん説得しようとした神崎ですが、隆也の決意は変えられませんでした。

そんな隆也の事情に全く気付かなかった里実は、「これじゃ嫌われても仕方ない」と言うのですが、隆也が里実を嫌う訳がありませんでした。

里実と一緒にいた一週間、隆也はすごく良い顔をしていました。

それに隆也は里実のことをずっと前から見ていたのです。

神崎がそれに気づいたのは、1年の時でした。

いつも他人にあまり興味を示さない隆也が、里実の事をずっと目で追っていたから。

神崎から隆也の家の住所を聞いた里実は、気持ちを伝えるために一人で隆也に会いに行きます。

隆也の家は里実の家とは真逆の方向でした。

なのに、隆也は一週間毎日家まで送ってくれました。

まだ間に合うかな。
今度は私が伝えに行くから・・・!

一週間ぶりに隆也に会い、顔を見ただけで泣きそうな里実。

それにあれだけ気持ちを伝えようと決めたのに、いざとなるとどうやって伝えていいのか分からず。

すると隆也の方から口を開きます。

「篠田が会いに来るとは思ってなかった。俺はもう篠田に会うつもりはなかったよ。・・・だけどまだ篠田に伝えてない事がある。」

母親が病気で倒れた時、学校を辞めて働くべきだと思っていました。

しかしそれを母親に言い出せず、結局隆也にも迷いがあったのでしょう。

どうしていいのか分からなくっていた時、順位表を拾ってくれた里実に言われたのです。

「海東くん・・・大丈夫?頑張りすぎて疲れた?」

隆也は父がいなくなったあの日、2度と泣かないと決めました。

大切なものを守るために強くなりたかったから。

しかし倒れるまで無理してた母を支える事すらできませんでした。

せめて妹とまだ幼い弟を不安にさせないように、自分がしっかりしなきゃいけない、そう思っていました。

でも本当は不安で押しつぶされそうだったのです。

そんな時に里実に言葉をかけられ涙が溢れてきたのでした。

「あの言葉が篠田にとって意味なんかなかったのは分かってる。それでもオレにとっては特別だったんだ。」

里実のことを本気で見るようになったのはそれからでした。

いつも笑ってて見てると元気になる里実を見て、いつか自分に笑ってくれたらとずっと思っていたのです。

「篠田、一週間付き合ってくれてありがとう。最後に篠田と一緒に過ごせて本当に楽しかった。じゃあ、元気で。」

去ろうとする隆也を里実は勇気を出して引き止めます。

声が身体が震えて、自分の気持ちを伝えることがこんなにも勇気をいるんだと知る里実。

「私ね、ずっと海東君のこと苦手だった。でも一緒にいるうちに楽しくなってもっとこの人を知りたいって思うようになって、気づいたら海東君を好きになってた。」

里実は自分が笑うと元気になるなら、傍でずっと笑ってるから、これからも一緒に居たいと伝えます。

「・・・でも学校も辞めて働いてんのに。金もないし。オレ本当になにも・・・ないよ。」

隆也はそう言うのですが、里実はそうは思いませんでした。

里実は隆也の好きなところをたくさん挙げていきます。

照れた時に言う口癖も。

意外と照れ屋なところも。

勉強で困ってたら分かるまで教えてくれる優しいところも。

笑うと一緒に笑ってくれてその時に見せる笑顔も。

夢もあって、それでも大切な家族の為に働くと決めたところも。

全部大好きなのです。

そして最後にもう一度だけ気持ちを伝えます。

「私は・・・海東くんが大好きです!」

両想いとなった2人は、これからもずっと一緒にいるのでした。

完結

感想

ラストが気になり一気読み。

最後まで読んだら感動で涙が止まりませんでした。

家族のためにって本当ええ子や・・・。

ヒロインの里実ちゃんも相手の心に寄り添う優しい心を持った女の子。

友人の神崎君も、権ちゃんもみんな良い人たちで心が洗われます。

もし続編が出るのならぜひ読みたいです!

無料で読むことができる漫画なので、ぜひ漫画の方も読んでみて下さいね♪

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