Perfect Crime4巻

Perfect Crime(パーフェクトクライム)4巻のネタバレ感想と、漫画を無料で読む方法を紹介しています♪

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前回、東雲と沙織の関係が明らかになりました。
冬木部長の不倫相手が「前島香織」だと知った東雲は、沙織のために本社へ行き香織を潰すことに。

しかし自分の歪んだ思いで香織というプランナーを潰すべきではないと考えた東雲は、冬木と香織の関係を終わらせようと計画し・・・!?

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4巻|ネタバレ

「東雲さん久しぶり。元気してた?」

明仁さんは東雲よりも一つ年下の大企業の御曹司。
会うのは9年ぶりで、気さくで面白い人です。

明仁に誘われ東雲、香織は食事へ。

別に楽しくもないだろうに客を不快にさせず場を盛り上げる香織を見て(さすがだな)と東雲は思っていました。

「そういえばさー、東雲さんあの人とはどうなったの?」

あの人とは沙織のことです。

明仁が香港にいた頃は、会食に沙織を連れて行ったこともありました。

明仁は東雲が沙織に惚れこんでいた事を知っているのです。

けれど今はその話題には触れて欲しくありません。

「もう彼女は他の人と結婚して幸せに暮らしてますよ。俺とは縁がなかったんでしょう。」

何故か香織の前で沙織を思い出したくありませんでした。

「前島さんは独身?独身だったらさ東雲さんとくっついちゃえば?」

明仁にそんなことを言われ、つい営業スマイルが崩れあからさまに嫌そうな顔をする香織。

そんな香織を見て東雲はつい意地悪を言ってしまいます。

「ダメですよ。前島さんにはもう素敵な方がおられますから。」

その時の香織の表情・・・。

東雲はわざと嫌われるような言葉ばかり選んでしまっていました。

飲みすぎて千鳥足の香織を送っていく東雲。

(世話の焼ける女だ)

しかし子供みたいにくるくる変わる香織の表情を見て楽しんでいる自分がいました。

(冬木の前でそんな顔するのか)
(・・・しないだろ)
(あいつの望む女の顔しか見せてないんだろ)

東雲は小野がなんで香織に惚れたのか、なんとなく解ったような気がしていました。

香織との仕事ももう最終打ち合わせに入ります。

自分のデザインがすんなり通るのは当然としても、香織の仕事の的確さのなせる技だと東雲は思っていました。

最終打ち合わせに入った段階で、香織がローテーブルは無垢材の方がいいと提案してきます。

東雲自身もできる事ならローテーブルは無垢材で仕上げたいと思っていたので、香織の提案に驚きます。

(やっぱりこのプランナーの感性は俺と似ている)

自分の提案が通りにこにこの香織。

感性が通じることほどこの仕事で嬉しいことはありません。

しかし罠を仕掛けると決めた以上、東雲は香織のように笑顔にはなれませんでした。

香織がここまでのプランナーに成長するまでには相当の努力をしてきたでしょう。

なのに冬木部長の目を気にして自分に見合ったパートナーを避けてきました。

香織はそれが愛情だと勘違いしているのでしょうが、東雲は許せませんでした。

(今から俺は彼女に罠を仕掛ける)
(コントロールされることで安心感を得ている彼女を俺がコントロールしてやる)
(冬木を忘れるために)

自由になるべきなのです。

(俺もこいつも・・・)

しかし東雲は冬木から離れるためのキッカケにすぎません。

全てが終われば香織は小野と幸せになればいいと思っています。

だからこそ香織との間に境界線を忘れてはいけません。

東雲は優しくしたかと思えば、冷たい態度で香織を突き放します。

「俺は相変わらず前島さんは個人的には嫌いですから。」

これ以上近づいてはいけないと自分を制御します。

今日は東雲の歓迎会です。

東雲にぐいぐいくるプランナー課の加藤千夏。

千夏は社内ナンバー人気のモテ女ですが、東雲は全く興味なくむしろ絡まれるのがうざいと思っていました。

そんなことより香織がどこに座っているのか探します。

香織は冬木部長の隣で小動物のように怯えた表情をしていました。

席を立った香織を追いかけ捕まえる東雲。

「あなたはまだ解らないのですか?俺はデザイナーとして素晴らしいプランナーをこんなとこで潰したくはない。不倫などというくだらないことで!」

香織は目に涙をうかべ「もう構わないで」と手を振りほどこうと抵抗します。

境界線を越えることなく、淡々と罠を仕掛けるはずだった東雲。

しかし衝動的にキスをしてしまいます。

境界線なんてものはもう全くの無意味。

「歓迎会終わったらお前の家に行くから。」

言葉でのコントロールは失敗したので、次は身体で冬木のことを忘れさせてやろうと考えたのです。

その夜、東雲は香織の家に行き香織を抱きます。

「冬木部長と俺、どっちのお仕置きがいい?」

香織は東雲を選びました。

今、東雲の心から溢れだすのは香織への”愛しさ”でした。

気づいた時にはもう後戻りできなくなっていたのです。

罠に嵌めるつもりが逆に罠に嵌まってしまった東雲。

(多分溺れたのは俺の方)
(彼女の素顔を知った時から、俺は心を揺さぶられていたのかもしれない)

だけどきっと半年後にはまた辛い思いで手を離すことになってしまいます。

次はおそらく一生香港勤務。

(俺のせいでこいつは翻弄され続ける)
(やはりこいつは小野さんと幸せになればいい)

東雲はあえて冷たく接し最低な男と思われようとします。

その方が香織も幸せを掴むことができるはず。

香織を想ってのことでした。

自分の歪んだ想いに彼女を巻き込んでしまった以上は、彼女が完全に冬木から離れることが出来るまで、横暴で下劣な男を演じることを決意します。

翌朝、会社で香織が冬木に第二会議室に誘われているのを見た東雲は、香織を引き留めます。

冬木部長は「お前はなぜ俺のものばかり欲しがるんだ、目障りだ」と言わんばかりの顔で東雲をにらみます。

香織と2人きりになった東雲は、香織に命令します。

「キスして下さいって言ってみな。」

「・・・キスして下さい・・・。」

キスをした後、香織は身体を求めます。

「また抱いてくれますか?じゃなきゃ冬木部長と別れられないかもよ。」

香織と約束していた夜、東雲のスマホに沙織から電話がかかってきます。

「遥斗はどうして日本にいるの・・・?」

沙織は強引に東雲を呼び出し電話を切ります。

東雲にはどうして沙織が今さら連絡をしてきたのは疑問でした。
それに誰から電話番号を聞いたのか。

東雲は香織と会う前に、沙織に会いに行きます。

沙織は、東雲が日本に来た理由は、冬木を潰すためだと思っていました。

「社内不倫なんて会社に知られたら彼の信用は地に落ちてしまうわ。それに私たち夫婦はうまくいってるの!理想の夫婦なの。だから壊さないで!」

沙織は冬木のことを守りたくて必死でした。

あんなに好きだった女なのに、東雲はもう何も感じませんでした。

「沙織が不安なら・・・はっきり言ってやるよ。俺はもう沙織のことを好きじゃない。」

それから急いで香織の元へ向かいます。

香織は冬木部長との関係を切っていました。

月日を積み重ねてもいつかは終わる。
それが不倫の果てにある現実。

東雲はご褒美だと言いその夜香織を抱きます。

(愛してる香織)
(彼女をもっと狂わせたくなる)

5巻へ続く

感想

3巻同様に今巻も東雲目線の内容でした。

大きな新しい展開はないものの、違った視点から見ることができるので面白いです。

ですが、内容的には前回と被っているので、話の進展を期待していた人には微妙かも・・・。

5巻では新展開に期待したいですね。

購入するほどではないかな~という方は、無料で読む方法を参考にしてみて下さいね♪

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