野獣は激しく奪う10巻

野獣は激しく奪う10巻(最終回)のネタバレ感想と、漫画を無料で読む方法を紹介しています。

※漫画を無料で読む方法は、下の記事で説明しているので参考にしてくださいね♪

⇒野獣は激しく奪う10巻を無料で読む方法はこちら

前回、赤城の誕生日祝いの旅行で有紗の弟と出会ったり、その流れで有紗の実家を訪れたり。
そんな中、赤城の元に元嫁・佳世から復縁を求めるメッセージがあり・・・!?

では最終10巻のネタバレです!

38話

有紗の実家から横浜へ帰る新幹線の中で、赤城に電話があります。

滅多に自分の不愉快を表に出さない赤城には珍しく、電話の相手を見て険しい表情。

(また一人で悩んでないといいけれど・・・)

翌日、有紗は寮の近くで「悠人」と呼ばれている子供と母親を見かけます。

子供の顔はよく見えなかったので断定はできませんが、有紗は心の底にひっかかっていました。

そんな有紗をよそに赤城は平常運転なのです。

それがまた心配な有紗ですが何と切り出せばいいのか分からず、結局なにも聞けませんでした。

翌日、会社に赤城の元嫁・佳世が面会にやってきます。

赤城は外出中だったので、秘書の有紗が対応することに。

佳世は透けるように色が白く守ってあげたくなるようなそんな女性でした。

「必ず、必ず、私に連絡するよう伝えて下さい。」

その日、有紗が仕事が終わり会社から出ると、まだ佳世は待っていました。

「先ほどの長峰です。赤城はまだ戻ってきておりませんので、どうか暖かいところで・・・」

有紗が声をかけた時、ちょうど赤城が戻ってきます。

「何をしてる!どういうつもりだ。会社まで来て!」

佳世は「どうしても話したいことがある」と言うのですが、赤城は聞く耳を持ちません。

仕方なく佳代は帰っていきました。

「悪かったな。なんか・・・今日の夜ちゃんと話すから。」

有紗は赤城の気持ちを考え、話してくれるまで待つことに。

赤城は残業があるからと会社に戻り、有紗だけ家に帰るのですが、その時まだ近くにいた佳世に話しかけられます。

「どうしてもあの人に今すぐ伝えて欲しいことがあるの。悠人のことで!」

有紗は仕方なく佳代の話を聞くことになります。

赤城と別れてから数カ月、悠人は大好きなパパがいなくなり毎日泣いていました。

有紗が赤城の大事な人だと気づいた佳世は、有紗に「仁さんを返して!」と頼みます。

佳世の言い分は、悠人のために悠人が色々理解できる小学校高学年になるまで、表面上だけでも家族として一緒に暮らしたいというものでした。

赤城にプロポーズされた時、「これから先悠人を一番に考える時が来るかもしれない」と言われたことを思い出す有紗。

(赤城さんが一番大切なのは悠人くん)
(悠人くんのためならきっと何でもするだろう)

(仮面夫婦を演じるぐらいきっと・・・)

39話

有紗は佳代に言われたことを赤城に話します。

なにかを言おうとする赤城の口を塞ぐ有紗。

赤城の意志を聞いたら自分の希を口に出せそうにないからです。

「小さな子供の幸せを最優先しなければいけないのに、何度考えても考えても私には赤城さんと離れるっていう選択肢が浮かばないんです。」

有紗から赤城の手は離せません。

離れるのは赤城自らが去っていく時。

有紗は覚悟をしていました。

「オレは悠人が一番大事だ。だけどお前も一番大事だ。」

赤城にとって悠人も有紗も同じくらい大事な存在なのです。

そんな赤城が出した結論は「3人で生きていく」というものでした。

赤城は、昔から住み込みで勤めている家政婦のえり子さんから不安定なのは佳世だと聞いていました。

このままだと悠人が幸せになれないと。

えり子さんの一方的な言い分なので、全てを信じるのは公平性に欠いているとは思います。

だけどえり子さんが嘘をつくとは思えません。

それにたとえ佳代の話の方が真実でもどんな事情があろうと、一緒に住むという選択は赤城にはありませんでした。

悠人の為というならなおさらです。

子供は敏感なのですぐに赤城と佳代のタヌキ芝居を見抜くでしょう。

赤城は悠人にとって「嘘つき」になり「血の繋がりはないけど心から悠人を愛してる」という赤城の言葉も信じなくなるでしょう。

だから赤城は嘘をつきたくないのです。

「悠人には人を心から信じて心から愛せる子に育って欲しい。そのことを親として手本を示せるパートナーはオレにはお前しかいない。」

正直不安はあるし、多大な責任も感じる有紗。

だけどこの決断に迷いはありませんでした。

この日有紗は新たな気持ちで赤城との結婚を決めるのでした。

40話

佳世の家は一族のほとんどが東大卒という学歴主義でした。

しかし佳世は理数系が不得手で小さな頃から出来損ない扱いを受けていました。

なので佳世にとって「出来のいい旦那」を見つけるのは人生の必須条件でした。

一族の中で自分の地位を上げるために。

「佳代にとってオレたちはただのモノで、オレを手に入れることに”使えなかった”悠人もこのままだと憎む対象になって行く。」

「その前にどんな手を使ってでも悠人を佳世から引き離す。」

しかし有紗は力づくで奪うよりも佳世と協力して悠人の気持ちを救うことが出来ればいいと思っていました。

そこで赤城は佳代に提案します。

「お前の財力とあくなき美容への探求心を見込んで提案がある。日本未開発コスメの発掘やらないか?」

悠人のために、赤城も佳代もお互いの道で幸せにならなければいけません。

それに赤城は悠人を母親からむりやり引き離すことはやりたくなく、「ママは外国で仕事があって悠人はパパと暮らすことになった」というストーリーを作りたいのです。

これからの人生で悠人自身が幸せに満たされていれば、母親との別離もいずれは納得するだろうという考えです。

「お前は本当にとんでもない女だったよ。オレにも倫也くんにも悠人にも。でも今ここで母親としてなけなしの誠実さを悠人に見せてもいいだろう?」

佳世も本当は気づいていました。

今の自分では子供を幸せにできないと。

「私にこんな道があるとか思いもしなかった。面白そう。」

佳世は納得して赤城の提案を受け入れます。

41話

3人で暮らすことになったのを有紗の両親にも報告します。

有紗の両親は「血の繋がりなんて関係ない。環境と愛がある人間が親になればいいと思う」と快く2人の結婚を認めてくれます。

赤城は改めて有紗にプロポーズ。

実家に挨拶に行った帰り、2人は温泉宿に泊まりたくさん愛し合います。

お正月には両家の顔合わせをし、年明けの寮で2人は寮を出ていくことを報告します。

代わりに入ってきた福地くんですが、2人が出ていくと知りがっかり。

そして小日向も赤城の姉との結婚が決まり出ていくことになります。

42話

赤城と有紗の結婚は会社で瞬く間に広まり、午後は半数の女子社員が早退したといいます。

そんなある日、赤城に付き添い村治さんのお見舞いに。

赤城を育てた人で、赤城がヨーロッパでひとり立ちするのを見届け、帰国し長期療養に入っていたのです。

無事に挨拶をすませ、村治が旅立ったのはまだ寒さの残る日のことでした。

でも村治の一部は確実に赤城に受け継がれています。

有紗と赤城は悠人とじっくり向き合うため2人して4カ月ほどの育児休暇をとります。

休暇中のお金の問題は倫也が解決してくれ、両家とも今は両親そろって健康で近くで暮らしているし、えり子さんという相談相手もできました。

1人で悩んだり抱えたりすることはしなくていい。
私は1人ではないと言い聞かせ、歩いていこうと有紗は思います。

バラの咲く季節、今日は寮で赤城と有紗の結婚式が行われています。

その恋は嵐のように激しくやって来て、身も心もなにもかも奪い尽くし、そして全てを包み込む愛になったのでした。

完結

感想

最後の最後で元奥さんが出て来てどうなることかと思いましたが、文句なしのハッピーエンドで良かったです!

2人の結婚式のシーンはカラーでとても綺麗でした。

とにかくみんなが笑顔で私も幸せな気分に♪

ネタバレの他にもその後を描いた特別書き下ろしまで読めて大満足です!

有紗のボブヘアも可愛い(*ノωノ)

ネタバレでは省略している部分も多いので、ぜひ漫画の方も無料で読んでみて下さいね♪

⇒野獣は激しく奪う10巻を無料で読む方法はこちら