荒ぶる季節の乙女どもよ。6巻のネタバレ感想と、漫画を無料で読む方法を紹介しています。
※漫画を無料で読む方法は、下の記事で説明しているので参考にしてくださいね♪
”性”に振り回されている和紗たち文芸部員。
幼なじみの泉に「好き」の想いを伝えるつもりが逆に泉から告白された和紗は、ついに両想いになって・・・?
20話
時間を合わせて一緒に登校する和紗と泉。
関係性が変わることで緊張して変な感じになったらどうしようと心配していた和紗ですが、今までと変わらず居心地の良い関係でいられています。
それは「どんな和紗も俺は好きだ」と言ってくれた泉の言葉があったから。
(街路樹の葉っぱってこんなに透き通ってたっけ?)
(フレンチブルドッグってこんなに可愛かったっけ?)
(蕎麦つゆの匂いってこんなに良い匂いだったっけ?)
いつもと同じ通学路なのに、全く違うように感じる和紗。
浮かれているのは、曽根崎も同じでした。
「恋なんかで変わるような女!それがこの私!曽根崎り香ッ!」
もう認めてしまい堂々と公言するほど。
以前の曽根崎からは想像できないほど浮かれています。
ミロ先生が好きな人(富田先生)に気づいた本郷はショックを受けていました。
始めは小説のネタが欲しかっただけなのに、すっかりミロ先生のことを好きになってしまっていたのです。
新菜は和紗と泉が一緒に帰ったと知り暗い表情。
そんな新菜に百々子は「話があるんだけど」と呼び出します。
一緒に帰宅中の泉は何気なく和沙に「うち寄ってく?」と言うのですが、和沙は思わず変なことを考えて顔を赤くしてしまいます。
(あんなことあって”えっちぃこと意識してないんだよ”ってふりしても白々しいだけだよね)
一方、泉も泉なりに色々考えていました。
(別に和沙とすぐにどうこうしたいわけじゃない)
(だけど何もしなかったら和沙はショックだったりするんだろうか)
泉の家に行き、いつもなら対面に座る2人ですが、今日は隣同士。
さっきまで普通に話せていたのに、隣になった瞬間意識しだして会話が途切れる2人。
和紗の手に泉の指先が触れ、泉はびっくりして思わず謝ってしまいます。
「え、どうして謝るの!キャンプファイヤーの時とかずっと手繋いでたし。」
手を繋ぐ2人ですが、ここからどうすればいいのか分かりません。
緊張で汗ばむ手のひら。
お互いに自分の手汗だと思いさらにドキドキモヤモヤ。
その頃、新菜と百々子は、この間新菜と三枝が話していたことを話していました。
新菜が和紗から泉を奪うつもりだと知った百々子は反対します。
しかし新菜は友達を失ってまで泉が欲しいと思っていました。
「友達とはセックス・・・えすいばつできないでしょ?」
新菜の言葉に百々子の胸は痛み・・・?
21話
執着。
初めて抱く想いと共に夕暮れ時を歩く新菜。
その時、三枝から電話がかかってきます。
「調子はどうかな新菜。文芸部の君にぜひおすすめしたい本があってね。」
今日の文芸部は、「個人で朗読用の本を選ぶ日」と本郷が提案しお休みに。
「どっか寄ってく?」という百々子に、「だったら買い物に」と言いかけやめる和紗。
いざという時の勝負下着を買いたいのですが、さすがに言い出しにくいのです。
和紗がもじもじしていると百々子から「菅原氏も誘う?」と聞いてきます。
泉を好きかもしれないと思っている和紗はさすがに躊躇します。
「菅原氏が泉君を好きなんてやっぱ和沙の誤解だよ。もし万が一菅原氏が泉君を好きだとか思ってるとしてもそれは菅原氏の誤解だよ。自分で自分を誤解してるんだ。」
新菜に特別な想いを抱いている百々子は、ムキになっています。
その頃、新菜は泉を呼び出し「どう調子は?」と和紗とのことを聞き出します。
「正直戸惑ってる。今のままでいいと思うんだけどそうもいかないとこもあるよなって。でもずっと一緒にいすぎてその辺りのジャッジが自分では・・・。」
新菜は相談に乗るという口実で泉を電車に誘います。
同じ頃、文芸部の部室では本郷のたくらみによりミロ先生と本郷は2人きり。
本郷は告発本を出すとミロ先生を脅すのですが、先生は法に問われなければ何のダメージもないと強気です。
しかしその話が富田先生の耳に入るというなら話は別です。
「抱いて下さい。一度抱いてくれたら山岸先生のこときっぱり諦めます。」
先生は震えている本郷を見てため息をつき了承します。
泉と新菜は電車に揺られていました。
新菜が「この本知ってる?」と取り出したのは”星の王子さま”でした。
新菜はまるでこの本に出てくるキツネでした。
ずっと孤独だったキツネは王子さまと出会えたことで彼と一緒にいたいと願いました。
だからこそバラと喧嘩別れして苦しむ王子さまに助言をしました。
なのにその助言のせいで王子さまは自分でも無自覚だったバラへの本当の気持ちに気づいてしまったのです。
バラと王子さまはまさに和紗と泉。
キツネはその後、別れたり置いていかれたきり、物語の中には登場しません。
新菜がボーっとしていると丁度コンサート帰りの人が押し寄せてきました。
電車内はあっという間に満員になり、新菜と泉の距離も数センチ。
新菜は「後ろのサラリーマンにお尻触られてる」と泉にラインを送ります。
驚く泉に新菜は「声あげないで、恥ずかしいから。こうしてガードしてえてくれる」と泉の手を自分のお尻にあてます。
先生と約束の場所で待つ本郷。
(ミロさんにとって簡単に行動が予測できる面白味のない負け女)
(フラれるならせめて最後に面白がらせたいんだ)
本郷は公園のごみ箱に履いていたパンツを捨て、先生の車に乗り込み・・・!?
22話
その夜、和紗は興奮していました。
「えっち 下着」と検索し勝負下着を探していたのですが、とんでもない下着ばかりで驚きます。
しかしこの時の和紗は知りませんでした。
下着に空いた謎の穴に気を取られているうちに、同胞たちはもっと凄い穴を覗こうとしていたのです。
曽根崎が天城と一緒に帰っていると、本郷がミロ先生の車に乗っているところを目撃します。
学校外で2人きりはまずいと思い追いかけるのですが、2人は気づかず車で行ってしまいます。
しかも本郷がパンツを履いていないことに気づいた曽根崎は、心配してタクシーで追いかけることに。
その頃、泉の手はまだ新菜のお尻にありました。
手をずらそうとしてもがっちり捕まれるのです。
そしてその手はスカートをまくり上げて肌に・・・。
電車のドアが開いたのでダッシュで外へと逃げる泉。
「どうしてそんなに激しく抵抗するの・・・私そんなに魅力がない?」
「初めて同士じゃ上手くいかないよ、きっと。私で練習すればいいじゃない。」
新菜は大胆にも泉を誘うのですが、泉にははっきりと断られてしまいます。
「・・・したくない。」
思いがけない返答に涙目になる新菜。
「・・・勃ってたくせに。」と言い走り去っていきます。
その頃、百々子は1人ゲーセンにいました。
(分かってしまった。私は・・・)
百々子は新菜に「話がしたい」と連絡します。
返ってきたのは新菜ではなく、杉本からでした。
百々子は仕方なく杉本と会うことに。
一方、車でラブホテルまで向かっている本郷とミロ先生。
本郷は次の赤信号で車が止まったら、何も履いていない自分の股間に先生の手を引き込むつもりでした。
(これなら突拍子もなくあっと言わせられるはず・・・!)
(せめてミロ先生を面白がらせて一生忘れられない存在になりたい)
しかし一度も赤信号にひっかかることなく、ホテルまでついてしまいました。
1人になった泉は和紗に電話をします。
「俺、和紗が好きだよ。」
浮かれる和紗ですが、やはりこの時の和紗は知りませんでした。
同胞たちの覗いた穴は大きく深く裂けていくことを。
穴の中にずっと隠れていたものが外に飛び出そうとしていることを。
知らなかったのです。
「・・・なんなんだよ。和紗が好きなのに、なんなんだよ、俺は・・・。」
23話
ミロ先生と本郷を尾けていた曽根崎は顔真っ青に。
本郷に呼びかけても既読にならないのです。
ホテルの前で大騒ぎしている曽根崎に天城はとても気まずそう。
さすがにこんなところにいると変な気になってしまいかねません。
「曽根崎さんのこと大切にしたいからなるべく変な気になりたくないなって・・・。」
「だからこーいうとこはちょっと嫌だ。」
こんな大変な時にまで曽根崎は天城の言葉にキュン死にしています。
曽根崎の心配をヨソにホテルの部屋で2人きりの先生と本郷。
部屋はすごく狭いし、床も剥がれてるし、変な絵が飾ってあるし、なんだか惨めな気持ちになってきた本郷。
一旦お風呂場へと逃げ込み、あっと言わせる方法を検索し探しまくります。
(今から挽回できないのか)
(ミロ先生をアッと言わせる私を強烈に印象付ける何か・・・!)
本郷は意を決して先生にまたがり、凄い勢いでズボンを脱がせ始めます。
(ここまで自分ができるとは!でもここまで来たらいくしかない!)
しかし先生のモノはまったく勃っていませんでした。
本郷は女としてショックでどうしてなのか分からず問い詰めます。
「どうしてですか!?そんなに私魅力ないですか!?教えて!教えてよ先生ッ!!」
先生は本郷の頭を優しく触り「俺に意気地がないだけだから」と謝るのでした。
その頃、百々子は杉本といました。
百々子の冷たい態度に杉本も笑顔が消えます。
「文化祭のあれさ何?気ぃもたせといてあれはないよね?ビッチかよ。」
杉本は謝らなかったらもう予備校に来られないようにすると脅してきますが、百々子は「好きにすれば」と杉本の前から去ろうとします。
百々子の腕を抑え引き止める杉本。
その瞬間、百々子は全身鳥肌がたち涙目に。
「触らないで!」と過剰反応する百々子に杉本もさすがにドン引きしています。
「変だよ。こんなヤバイ奴だっけ?百々子ちゃん・・・。」
泉に拒否された新菜は夜の街を1人ボーっと歩いていました。
いつもこんな道を1人で歩いていたら誰かに声を掛けられるのに、今日に限ってそれがありません。
(私には魅力がない・・・)
その時、百々子から電話がかかってきます。
「会ってくれないかな。場所指定してくれたらどこでも行くから。」
百々子は杉本に触れた部分を、新菜に消毒して欲しいのです。
「男だから女だからとか関係なく、たぶん私菅原氏が好きなんだ。」
言うつもりなかった自分の気持ちをつい打ち明けてしまった百々子。
自分のことでいっぱいいっぱいの新菜。
「今日の私、何も言えない。ごめん・・・何も・・・。」
電話を切ったあとその場に座り込む新菜。
新菜にフラれた百々子はボロボロと涙を流します。
「友達続けたくてラインしたのに・・・自分から壊しちゃったよ。」
7巻へ続く
感想
前巻の一区切りから今巻はさらに荒ぶっています。
両想いになれたからと言ってそこで終わりではないのがなんともリアルです。
むしろ付き合ってからの方が大変なんだよなあ。
泉くん揺るがないで欲しいけど、高校生男子だもんね。
自分のことを意識させるという意味では菅原氏の行動は効果絶大だわ。
笑顔と涙が印象的な今回でした。
漫画を読みたい方は、ぜひ無料で読む方法を参考にしてくださいね♪