天空の玉座11巻(最終回)の結末ネタバレ感想と、漫画を無料で読む方法を紹介しています。
※漫画を無料で読む方法は、下の記事で説明しているので参考にしてくださいね♪
蓬莱の命じた調査によって自身の不正が暴かれて莫大な額の罰金を命じられた瑶池は、蓬莱を失脚させるため、皇太后に「玉蘭仙子の正体は珊瑚である」と密告。
皇太后に呼び出され大ピンチの珊瑚ですが・・・!?
最終回ではついに蓬莱の目的が明かされますよ!
ではここから最終巻のネタバレです♪
52話
瑶池に証拠を突きつけられた珊瑚は、なんとかごまかそうと嘘をつくのですが、娘娘からの疑いの目は晴れませんでした。
娘娘は一度疑ったらそう簡単には許しません。
この後宮では娘娘に睨まれたら終わりなのです。
絶体絶命のピンチの時、蓬莱が現れます。
「噂は誤解だったと分かったのですし、そうお怒りにならずとも良いではないですか。貴人は娘娘のかわいい嫁ですよ。なにしろ妹妹は今身籠っておりますので。」
もちろん妊娠なんてしていません。
しかしここは蓬莱の話にあわせることに。
珊瑚が妊娠したと知った娘娘は大そうご機嫌になり、珊瑚は娘娘の疑心暗鬼からすっかり逃れることができます。
蓬莱は嘘を本当にするつもりでした。
珊瑚には妊娠している芝居をさせ、偽の子供を使い珊瑚の子として皇太子にさせるつもりなのです。
姫家の子が皇帝となり、珊瑚が皇太后、そして蓬莱が摂政となるのが目的でした。
蓬莱の計画を聞いた珊瑚は、協力できないと断ります。
しかし妊娠しているのが嘘と分かれば処刑は確実です。
そして知花が年明けに処刑されると聞いた珊瑚は、協力する代わりに知花を助けて欲しいと頼みます。
とりあえず取引をしておいて裏切るつもりでした。
53話
作戦通り知花に仮死状態となる薬を飲ませる蓬莱。
知花の死体は検屍を受け、女官の火葬場へ。
火葬になる前に仮死の薬の効果が切れて目覚めるので、そこから逃げるという計略です。
珊瑚はこの計略を利用し、病已と一緒に逃げるつもりでした。
なんとか見張りの目を潜り抜け宮殿から抜け出した病已と珊瑚ですが、蓬莱には全てお見通しでバレてしまいます。
命が危ないと感じた珊瑚は、自分を犠牲にして病已たちを外へ逃がします。
取引は成立。
病已たちは外へ逃げることができましたが、珊瑚は宮殿で蓬莱の計画に協力をすることに。
(これでいい)
(皆が助かるならあたしはお兄さんの大ウソだって付き合ってやる!)
(ごめん、アルタン・・・約束果たせないかも・・・)
54話
病已が逃げたことを知った娘娘の怒りはすさまじく、水も漏らさぬ捜査が繰り広げられるのですが、病已の行方は杳として知れませんでした。
その頃、病已は王五が根城にしている山塞にいました。
「全国の反乱軍を集めて陛下のもと太后討伐軍を結成しよう」と盛り上がるのですが、病已自身は不安でいっぱいでした。
太后は憎いし倒したいし、なにより珊瑚を早く助けたいと心から思っているのですが、自分のせいでまた皆が殺されてしまうのではないかと怖いのです。
「昔みたいに”自分には何かできる”なんて思えない。怖くて・・・旗印になんかなれない・・・。」
そんな中、病已は王五から左明が宦官になった理由を聞きます。
左明は子供の時に水害で家族を亡くしました。
孤児になって家もなく暮らしていけなかったから宦官になったのでした。
「もしその水害が無ければ左明は宦官にならず俺に会うこともなく、今でも生きてたのかな・・・。」
なぜ左明が死ななければいけなかったのか、今でも答えは出ません。
しかし一つ分かったことがありました。
子供の頃の左明は望んで宦官になったわけではありません。
皇帝のための宦官というシステムが左明の運命を導いたのです。
「水害がなくて子供が宦官にならなくてすむ国を作りたい。」
病已はできることから始めることに。
55話
半年後、珊瑚は出産し皇太子が誕生します。
病已は逃亡中に死亡したと報告を受けた娘娘は全て思い通りだと高笑いしています。
3日後に行われる皇帝の喪で正式に皇太子の即位が決定し、娘娘は皇帝の祖母・大皇太合となるのです。
(我が地位は末永く安泰じゃ!)
珊瑚は邪魔者として始末されることに。
しかし蓬莱が娘娘を裏切りそれを阻止します。
「身を捨ててお仕えして参りましたが、新しい皇帝の母親の座はお譲りできません。妹妹があなたになりかわり新たな皇太后となるのです。」
すでにみんな蓬莱に寝返っており、娘娘の言う事を聞く人は誰もいませんでした。
娘娘は牢へ閉じ込められ殺されてしまいます。
これで皇太子が即位すれば姫蓬莱の天下となり、国は宦官の帝国となります。
即位式当日。
先帝の遺言が読み上げられ皇太子に即位を促し、皇太子がそれにこたえ皇帝の玉璽を受け取れば即位です。
いよいよ即位という時、珊瑚が口をはさみます。
「全部デタラメ。だって病已生きてるし!」
その時、大徳門が爆破され民衆が大勢なだれこんできました。
その中には病已の姿も。
最終話
あと一歩で至尊の地位にのぼるはずだった蓬莱。
「これは・・・どういうことが妹妹。私を裏切ったのか。」
珊瑚たちは今日のこの日を一斉蜂起すると決めて、力を温存するために今まで準備をしてきました。
都の珊瑚と連絡を取りつつ、水面下で色んな人と会って支持者を増やしたのです。
珊瑚と外との連絡は麗卿が仲介していました。
暗号文にして小説の原稿と一緒に宮中から持ち出していたのです。
ちなみに門を爆破して病已たちを通したのは寿林でした。
「腐敗、弾圧、娘娘廟の造営・・・お前たちのやり方は酷すぎた。もう今の政府は国中から見放されてるんだ!」
追い詰められる蓬莱。
その時、宮殿に火が付き火事が発生します。
皆が逃げる中、蓬莱が火の中に入っていくのを見た珊瑚は引き留めます。
「逃げないと!早く!」
蓬莱はここで命を絶つつもりでした。
逃げて都から脱出し再起をはかるルートに興味はないし、捕らえられて刑場に引き出されるのはもっと嫌だからです。
娘娘と蓬莱を滅ぼしたかった珊瑚ですが、死んでほしいわけではありません。
「あたしと一緒に罪を償おうよ。1人で死ぬとか絶対ダメだから。」
そういえば蓬莱が宦官と知り、嫌悪や憐れみを全く見せなかったのは珊瑚くらいでした。
いや・・・もう一人鳳きも・・・。
(もしかすると妹妹と再会したあの日からやり直せたんだろうか・・・?)
(兄妹2人・・・妹妹となら・・・)
蓬莱は自分を庇って足を怪我している珊瑚を抱え外へと出ます。
そして珊瑚を人に任せたあと火の海へと向かいます。
妹と2人やり直すには、数知れないほどの裏切りとあまりに多くの血を流してきました。
「妹妹たちのつくる未来は美しいのかもしれないが、私はそこに生きられる人間ではないんだ。」
宮中の正殿は焼け落ち、のちに娘娘の時代の終わりと象徴したと言われました。
蓬莱の遺体は焼け跡をいくら探しても見つからず。
そして一年後。
病已は皇帝に戻り、色んな人と一緒に国の立て直しを頑張っています。
後宮は改ざんになり奥さんは知花1人だけ。
他のお妃は自由の身になりました。
宦官の制度は廃止され、新たな宦官は作らないようにしました。
珊瑚は知花たちと協力して娘娘の時代に孤児となった子供の世話をする場所を作ったりしています。
そして落ち着いた頃、珊瑚はアルタンに会いに行くのでした。
完結
感想
もっと長く続くのだと思っていたのですが、完結してしまいましたね。
好きな漫画の一つだったので終わってしまって残念です。
娘娘はもっと悪あがきするかと思ったけど意外とあっさり死んじゃったし、蓬莱も死んだと見せかけてどこかで妖しく美しく生きていて欲しいと思ってしまった。
珊瑚の恋愛もフラグがたってた割りにはエピソードがないまま。
読者としては珊瑚のモンゴル生活が見たかったです。
最後にしてはあっさりだった気もしますが、登場人物は収まるところに収まった感じで納得の結末だと思います。
全巻を通して面白かったです!
漫画を読みたい方は、ぜひ無料で読んでみて下さいね♪