きっと愛してしまうんだ。7巻

きっと愛してしまうんだ。7巻(最終回)のネタバレ感想と、漫画を無料で読む方法を紹介しています。

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前回、谷地は地元の結婚式に出席するために帰郷。
谷地が11年付き合ったという元カノとの邂逅はなかったものの、その元カノ・茉莉が突然2人の家を訪ねてきました。

谷地から”過去の話”を聞き納得したはずの歩ですが、不安でモヤモヤしてしまいます。

茉莉が谷地に会いに来た目的とは?
そして谷地は重大な決断をし家を出る事に・・・!?

ではここから最終巻のネタバレです♪

31話|モトカノ

茉莉のことは今は過去でしかない。

分かっているのに、歩はどうしてもモヤモヤした気持ちが晴れませんでした。

歩の元気のないことに気づいた佐内は、谷地に理由を聞きます。

佐内なら客観的かつ合理的に見てくれるかも知れないと思った谷地は、佐内に元カノのことを相談します。

事情を聞いた佐内は一つ疑問でした。

「そもそも茉莉さん、何をしに来たんです?」

休日、谷地が釣りで家にいない間、茉莉が訪ねてきます。

谷地がいないと知った茉莉は帰ろうとするのですが、歩が引き留めます。

茉莉が谷地に会いに来る理由が知りたいのです。

歩はてっきり茉莉が谷地を取り戻しに来たんだと思っていました。

しかし違ったようで、茉莉は怒って歩に咄嗟に水をかけ去っていきます。

歩が茉莉に水をかけられたと知った谷地は怒り、すぐさま茉莉に電話をかけようとするのですが、歩は止めます。

「茉莉さんは私のこと傷付けたくてやったんじゃない。」

「谷地くんにとって大きかった11年は、茉莉さんにとってもとても大きな11年だと思う。」

谷地はもう一度ちゃんと茉莉と会って話をすることに。

不安に感じながらも歩は谷地の事を信じるのでした。

32話|時計

「俺に用があるんだよね?茉莉。」

茉莉は別れた時のことを話し始めます。

終わりの時、せめて谷地が罵って取り乱してくれればまだ良かったのです。

そしたら谷地の気持ちを乱せるほどには、茉莉もまだ好かれていると思えたでしょう。

「いつから私のこと好きじゃなかったの?俊輔。」

遠恋してしばらくの頃からと正直に打ち明ける谷地。

「もっと早く俺から別れるべきだったんだ。ごめん。」

11年を”間違い”にするのはあまりにお互い辛いことでした。

でも今なら”恋が一つ終わった”たったそれだけのことだったのだと思えます。

茉莉は谷地に結婚の報告をします。

「私ほら前例があったから、結婚してこの人をちゃんと幸せにできるのかずっと不安だったの。」

そう話す茉莉に、谷地は「自信持てよ」と励まします。

谷地だって側に居る間ずっと茉莉に夢中だったから。

今なら心から言えます。

「幸せになれよ!絶対!!」

そうして2人は11年間の恋をちゃんと完結させることができたのでした。

その頃、歩は熊谷主任に呼び出されていました。

歩の腕時計を家具の隙間で見つけて、わざわざ持ってきてくれたのです。

歩がどれだけ吟味して選んだのか、どんな風に気に入って着けていたのかも知っているので、一瞬捨てるのをためらってしまったのです。

それだけの用件で、熊谷は帰っていきます。

歩は「新しい恋人ができたんですね」と口から出そうになった言葉をのみ込みました。

昔本当に大好きだった人。
今はその人の幸せを心から願うのでした。

33話|星空

とある週末、何もかも谷地の手筈で温泉旅行に行くことになります。

(全て払ってくれるなんて、実はまだ茉莉さんのこと気にしてるのかな・・・)

素敵なお宿で、仲居さんが出迎えてくれます。

”夫婦”という設定になっていて、人前での名前呼びに戸惑う歩。

部屋の離れには源泉かけ流しの広いお風呂が。

谷地の「一緒に入る?」という言葉にドキッとして、「なーんて」という言葉にがっかりして。

なんだか今日はずっと谷地にドキドキしています。

しかし女将から、旅館の役員をやっている永倉さん(善ちゃんの釣り仲間)から急遽キャンセルの出た部屋を安く泊まらせてもらったと知り、歩は拗ねてしまいます。

茉莉のこと気にしているならこんな高い宿は申し訳ないと思ったし、人前での名前呼びにもすごく戸惑いました。

部屋でお風呂に一緒に入ってくれなかったのも寂しかったのに、それもこっそり混浴の貸し切り風呂を予約していたから。

(全て私が1人で勝手に)
(私だけドキドキしてる)

いつも穏やかな歩が、隣で怒ったり拗ねたり、それが全部自分の事なのかと思うと、谷地はそれすらも愛おしいと思ってしまっていました。

それは歩も同じでした。

怒りも戸惑いも谷地とならとても甘いのです。

「俊輔・・・好き。大好き。」

2人は部屋に戻り激しく愛し合うのでした。

旅行の帰り、2人は近所の神社へ寄ることに。

そこで歩は谷地にプロポーズされます。

「藤田、俺と結婚して。急がない、でも約束して欲しい。」

歩は谷地のプロポーズを受けます。

34話|家の匂い

それぞれの部屋で寝ていたのを、谷地の部屋で一緒に眠るようになりました。

ある朝、歩の母から呼び出しの連絡があります。

谷地と2人で歩の実家へ。

話しは「おじいちゃんを家に帰そうと思ってる」とのことでした。

おじいちゃんの体のことを考えると、段差や階段を使わずにすむあの家の方が良いのです。

その場合、おじいちゃんを昼間1人にするわけにはいかないので、母も一緒に同居することになります。

谷地、歩、祖父、母の4人で住むのは現実的ではありません。

「じゃあ俺は入れ替わりで、あの家を出ます。長い間お世話になりました。」

そうして谷地は家を出ることを即断し、歩は家に残り母と祖母と暮らすことになります。

最終話|欠片

歩と谷地は晴れて両家公認の婚約となりました。

なのに歩は谷地がこの家を出ていくことばかり考えています。

「もっともっとここで2人だけで暮らしていたかった・・・。」

初めは2人ともが望まない同居で”1人になりたい”と思うほどに、あの頃歩は孤独でした。

たくさん励まされて優しくされて守られました。

気付かされたし、与えられたし、勇気づけられました。

この家での2人の暮らしはとても大切でした。

歩は涙が溢れてきてつい「さびしい」と口にしてしまいます。

「ずっとちゃんと隣に居るからよそ見してたら声かけて。」

何を話したわけじゃないのに、谷地はばったりと家を出ていくことを焦らなくなりました。

お揃いのマグカップは大活躍で、気付いたら谷地のマグの縁が欠けていました。

欠片は見つかりませんでした。

(その小さな欠片がずっとこの家のどこかに残ってたらいいな)

今日はいよいよ母たちが引っ越してくる日です。

そして入れ違いで谷地が家を出ていく日でもあります。

「藤田!いってきます!」

マグカップが新しい場所で揃うのは1年後。

完結

感想

元カノ、元カレ問題もわだかまりではなくなり穏やかなエンディングとなりました。

綺麗な思い出になったのはとても良いのですが、2人のその後が足りない!

ようやくの旅行も行けてプロポーズ!までは良かったけど、欲をいうなら結婚式や新婚生活まで見たかった(ノД`)・゜・。

続編または番外編で見れたらいいなあ。

それほど2人の柔らかい空気が好きだったし癒されました!

面白かったので、ぜひ漫画の方も無料で読んでみて下さいね♪

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