それでも世界は美しい6巻(27話~31話)のネタバレ感想と、漫画を無料で読む方法を紹介しています。
※漫画を読みたい方は、下の記事で説明しているので参考にしてくださいね♪
砂の皇国でニケが目にした人々の悲しみ、そして微かな希望。
全てを胸にニケは再び歌い雨を呼ぶ・・・!?
27話|Never end1
皇弟に手引きされテラキアに到着したニケとファラハ。
さっそく王宮に行くと、王宮内でニケはある少女を目撃します。
(この子だ。ずっと私を呼んでたのは!)
その少女は今は亡きイラーダの妹でした。
少女の後を追いかけていくとある場所につきます。
そこは妹がいつか花畑にしたいと言っていた王宮の一画でした。
やるべきことが分かったニケは、追ってくるイラーダから逃げることを辞め王宮で待つことに。
王宮についたイラーダは、立場を利用し恋をしたニケを迷わせてつけ込もうとした本心をファラハに指摘されます。
ずっとこの重たい使命を誰かにほんの少しでいいから一緒に背負って欲しかったイラーダ。
救えぬ痛みや苦しみを慰めて欲しかったのです。
(手に入れたかった)
(その希みの為に私は・・・)
ニケは歌います。
景色、生きる人、出会い、痛みも皆自分の力にして。
(必要なのは想いと実感、雨を求める想い)
(あなたが求めてくれるならどこまでだって応えるから)
イラーダの妹からの兄への思いに呼応したニケのアメフラシの力よって砂の皇国で咲いた美しい「砂漠の潮」の花達。
一面に咲いた花を見たイラーダは涙を流します。
28話|Never end2
「太子様ごめんな。あなたに寄り添うことも皆の希望になることも出来ない。」
だけどニケは本当にここが大好きでした。
イラーダはニケからずっと一番欲しくて仕方なかったものを貰いました。
世界は噛みつくように抗っても更なる厳しさで返してくる。
それが悔しくてならなかったイラーダ。
何かひとつでいいから注いだ愛情の何億分の一でいいから示して欲しかったのです。
「今日はじめてこちらを向いて答えを・・・返して貰えました。私達はこの大地に生きていてもいいのだと。」
その時、ニケを奪還しに来たリビが現れます。
リビを見た瞬間、思わず抱きしめるニケ。
イラーダは自分の気持ちをリビの前で打ち明け欲望の為に民を”使った”ことを反省をします。
処罰は全て請け負う覚悟のイラーダ。
しかしニケがそれを止めます。
「誰も悪くないんだ。リビお願いだ・・・お願いだから誰も何も罰しないで。」
リビもニケ程ではなくともイラーダがどれだけ過酷な環境と戦っているのか知っているつもりです。
少雨化の前に世界王も雷帝もありません。
リビはイラーダとその部下を無罪放免とし、近々カナートを建設するつもりだと話します。
完成すればオアシスのいくつかはほぼ恒久的に水を得ることが出来る筈です。
「嫌いなんだよ、俺は。世界にやられっぱなしってやつがな。アンタだって少雨化にブンブン振り回されてきたクチだろ。ここらで一発ブン殴って思い知らせてやろうぜ。」
立場上国の問題と己を律していたリビですが、そろそろいい旦那を演じるのも限界でした。
ニケはいちリヴィウスとしてイラーダと何があったのか、その後とっぷり絞られることになります。
29話|大国への路
イラーダに嫉妬し機嫌悪めなリビ。
イラーダを庇うリビにますます腹が立ち拗ねてしまいます。
どうにか大国に着く前に、リビと仲直りしようとするニケですが、ずっと避けられ続けています。
そこでニケは強引にリビを捕まえます。
ニケは泣きながら自分の気持ちを伝えます。
「私はリビに会いたかった。本当は今だって駆け寄って行きたいくらいだ。ずっとそうなんだ。お前と再会してからずっと私は抱きしめたくて抱きしめられたくて止まらないんだよっ」
2人はキスをして仲直りし、その夜は手を繋いで一緒に眠るのでした。
大国に帰るとやつれたバルドの姿が・・・。
2人が留守の間、ルナが2人を訪ねてやってきていたのです。
30話|再来
結婚させられそうになり家出をしてきたルナ。
相手は自治州でも5本の指に入る領主の公爵・フォルティス。
かなりの実力者でまさに勇猛な海の男。
嫁ぐにはこれ以上ない優良株です。
ルナがここまで結婚を嫌がるのには、ちゃんとした理由がありました。
「私は自分の事は自分で決めるわ。結婚だってこうと思う人としようって。お互い強く思い合って支えになれる、どんな障害も2人なら越えていける、あんた達みたいに・・・。」
ルナは、リビとニケの関係に憧れていました。
結婚するなら2人のようになりたいのです。
ルナの気持ちを知ったニケたちは、行幸のついでにルナに協力することになります。
31話|湖の王国
湖の王国に到着したニケ達一行。
ルナは作戦通りニケに男装させ両親やフォルティスの前で「この人と結婚するから!」と宣言します。
男装したニケは宮廷中の女がどよめくほどの色男。
1人で宮廷内を散策しているとフォルティスがなにやら怪しい会話をしています。
嫌な予感がしたニケは、フォルティスの前に飛び出します。
「彼女を傷つけるのは許さない。ルナの事は私が守る!」
ニケの宣戦布告をフォルティスは受けて立つと言い・・・!?
7巻へ続く
感想
どうすれば砂の皇国を苦しい思い出にせずにすむか見つけ出すニケはさすがです。
イラーダが素直に反省し、国や民と共に自身も愛し幸福になろうと思い直す人柄は、素直で優しいと思いました。
イラーダに嫉妬するリビも微笑ましくて笑いました。
まだ小さいのに立場を切り替えられるリビには感心します。
世界にやられっぱなしはシャクだと言うリビはさすが世界王ですね。
砂の皇国編は終わり、物語は湖の王国編へ。
男装したニケが男前すぎて惚れました。
また波乱がありそうなので、次も楽しみです(*^▽^*)
漫画を読みたい方は、無料で読む方法を参考にしてくださいね♪