4月の君スピカは9巻で完結した漫画なのですが今回、番外編や別作品の”花にけだもの”の未公開話しなんかを収録した10巻が発売されました。
早速読んだのでネタバレを紹介します。
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君スピ特別編
※この話は2巻の9話と10話の間のお話です。
学校は夏休みになったというのに成績が悪い星は長野の山奥で特別補修を受けさせられていました。
しかも何故か講師補助として泰陽も来ており気まずさで勉強どころではありません。
「友達のお前なんかいらない」
キスまでされたのに今だに泰陽の気持ちに気づいていない様子の星に泰陽もイラつきを隠せません。
今の成績では天文部の合宿への参加が禁止されてしまう星の為に何の得も無い講師補助を請け負ったのにまったく・・・
とは言え深月に黙ってやってきたことには少し罪悪感を感じているようです。
そんな合宿最終日、他の生徒が勉強を終わらせ自由時間を過ごす中、星は一人、補習を追加されてしまいます。
先生も温泉巡りに出かけ、泰陽と二人っきり。
気分転換も兼ねてカフェで食事しつつも勉強することにします。
必至に教えてくれる泰陽でしたが星は全く進歩が無く「ペナルティとして間違えるごとに指を一本ずつ貰う。」と言い出します。
小指、薬指、中指と間違えるごとに星の指に自分の指を絡めていく泰陽。
結局、カフェを出るころには5問間違え、片手全てを奪われることになってしまいます。
泰陽は勉強が終わってからも放すつもりは無いようでそのまま近くの足湯へとやってきた二人。
一人、器用に手を繋ぎながら裸足になり湯につかる泰陽に対して星は「このままだと靴も靴下も脱げないんですけど!」と抗議します。
すると泰陽は星を抱き寄せるとヒョイヒョイと靴と靴下を脱がせてあげるのでした。
”足、ふくらはぎ、足首、いろんなとこ触られた~~~~”
恥ずかしさとお湯の温かさで星がのぼせていると後ろから”ピト!”と頬にアイスを当てられます。
振り返ると深月が居ました。
「何故ここに?」と泰陽が問いかけますが「泰陽には教えない」とご立腹な深月。
何やら大事な理由があるようですがそれは果たして・・・
そこからたまたま出会った和装屋の人に声をかけてもらい浴衣をレンタルした3人。
そのまま近くの花火大会に行きます。
ですが不慣れな下駄をはいたせいで星は靴ズレを起こしてしまいます。
「はぁめんどくせぇ。先いくわ」ぶっきら棒にそう言う泰陽でしたが親友の深月には彼がばんそうこうを買いに行ったのだと分かっていました。
残された二人。すると近くで遊んでいた子供たちが水風船を割ってしまい星の浴衣が濡れてしまいます。
そのせいでパンツが丸見えになり思わず星を抱きしめる深月。
「花火始まったらみんな上見るからそれまで・・・」
そんな二人の姿を見つけてしまった泰陽。
かなり急いで買いに行ったのか汗だくです。
しかし手に持っていた傷薬を二人に手渡すことなく泰陽は一人で姿を消すのでした。
深月も同じ宿を取っていたようで風呂場で一緒になる二人。
星とイイ感じになっていたことを気にする泰陽に対して深月は「泰陽のために一人でここまできたのに」とまだ怒っているようです。
実は今いる場所は10年前、初めて二人が流星群を見た場所だったのです。
夜にこっそり抜け出し流れ星を見た時はまるでキセキだと二人で感動したことを深月は今でも鮮明に覚えています。
そして10年後にまたキセキを見に来ようと約束しタイムカプセルを埋めました。
もうすぐその約束の日だったのです。
翌日、最期の補習を受けてるときにそのことを聞いた星は何とか二人を仲直りさせたいと思い近くの100個の赤い石が埋め込まれてる橋に向かいます。
全て見つけることが出来れば願いが叶う。そう言い伝えられてる橋で必死に石を探すのでした。
一方、泰陽はと言うと、ちょこちょこ深月が当時の事を話すのでやっと約束を思い出します。
あいにく雨で流星は見えなさそうですがタイムカプセルを掘り出そうと深月を誘います。
2人が必死になってタイムカプセルを掘り当てたころ、星も100個目の石を見つけて二人の元へとやってきます。
さっきまでのわだかまりは一切なく、元の仲良しに戻った二人。
空を見上げると夜空に虹が浮かんでいました。
月虹(ムーンボウ)幻の虹と言わてるそのキセキを3人は目に焼き付けるのでした・・・
10巻の感想
色々と長くなってしまい、君スピの特別版しかネタバレ書けませんでした・・・
他には、冒頭でも書いた通り、花にけだものスピンオフや深月と泰陽のちょっとBLちっくな絡み、杉山先生の新作の冒頭部分などボリュームたっぷりでした。
漫画版は誰でもすぐに無料で読む方法があるので良ければ続きはこれを使って読んでみて下さい。