黒豹と16歳11巻無料

黒豹と16歳11巻(最終回)のネタバレ感想と、漫画を無料で読む方法を紹介しています。

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前回、杏璃の家の問題を解決しようと、みんなで伊勢谷家に潜入しますが、従者たちに捕まってしまいます。
杏璃は自分の身を差し出す代わりに、たいがたちを解放してくれと伊勢谷家と取引します。

ようやく父親の本当の気持ちに触れることができた杏璃は、二週間後約束通りたいがの部屋から出ていくことになり・・・!?

ではここから最終巻のネタバレです♪

41話|幸せでいてや

いつかは訪れる日なんだと分かっていたはずですが、やはり杏璃が部屋から出ていくとなると寂しいたいが。

杏璃はそんなたいがのおでこにキスをし「幸せでいてや」と去っていきます。

たいがはてっきり、杏璃は伊勢谷家に帰るもんだとばかり思っていました。

しかし翌日、樹人たちに杏璃が海外に留学すると聞き驚きます。

真相を確かめるべく、たいがは杏璃の母が入院している鳳総合病院へ。

そこには京極、逢坂、そして仲睦まじい姿の杏璃の両親がいました。

2人の雰囲気がすっかり変わっていたのは、杏璃の父が時間を見つけては積極的に母と会うようになったからでした。

「杏璃が海外に・・・留学するって聞いたんですけど本当なんですか?パパとママとも仲直りできてこれからなのに!伊勢谷のお家に戻るって話じゃないんですか!?」

たいがはそう言いますが、伊勢谷家の跡継ぎとして戻るからこそ、杏璃は自分で留学を決めたのでした。

杏璃が残していったのは、「幸せでいてや」という大事な言葉だけ。

たいがが前に進めるように・・・。

週末、たいがと黒鉄は、オーダーメイドのウェディングドレスが完成したというのでブライダルサロンへ。

ドレスを前にテンション高めのたいがですが、黒鉄は心配をしていました。

「たいが、本当におまえウェディングドレス着れんのか?」

ドレスを試着するたいがですが、どこか浮かぬ表情です。

その時、たいがの携帯に京極から杏璃が今日出国する予定だと連絡が入ります。

杏璃に会える最後のチャンスだと知ったたいがは、居てもたってもいられずドレス姿のまま空港へ向かいます。

42話|優しくしないで

たいがが向かっていると知った杏璃は、伊勢谷家の所有するプライベートジェットで出発を早めてしまい、結局たいがは杏璃と会うことが出来ませんでした。

戻ったたいがは黒鉄に謝ります。

「本当にごめんなさい!大切な日だったのに私とっても酷いことを・・・。謝っても許されることじゃないわ!けど、ごめんなさい黒鉄!」

黒鉄の悲しそうな顔を見て、たいがは自分の頬を何度も叩きます。

黒鉄はそんなたいがを止めるようにキスをします。

「そいつはもぅ謝ることじゃねぇんだよ。理屈じゃねぇんだ。」

黒鉄のきつく抱きしめる腕、噛みつくようなキス、押し出すような低くて少し枯れた声。

その全部がおこっててやるせなくて、たいがを好きなんだと叫んでいます。

黒鉄の優しさにたいがは「優しいのは嫌」と涙を流すのでした。

たいがが杏璃のアドレスを消した翌日、黒鉄はたいがにニューヨーク行の航空券を手渡します。

黒鉄はたいがの為に伊勢谷の本邸へ行き、杏璃の居場所を聞いてくれていたのです。

「行ってこい。たいが、杏璃のところに。」

黒鉄に背中を押され、たいがは制服姿のままニューヨークへと発ちます。

43話|素直になって

瀬那と樹人に見送られ無事にニューヨークに到着したたいが。

杏璃のマンションに向かうのですが、フロントの人が言うには杏璃は一度も部屋に帰ってきていないそう。

たいがは街中をあてもなく探すのですが、行き当たりばったりで会えるはずもなく、疲れて階段で眠ってしまいます。

偶然にも杏璃に目撃され、たいがが目覚めた時には杏璃の部屋にいました。

しかしそこは昼間のタワーマンションと比べるとずいぶんと質素な部屋。

たいがは杏璃に好きと言いたいのをぐっと我慢し、別の部屋に住んでいる理由を聞き出します。

杏璃が本当の家に住まない理由は、たいがが来ると困るからでした。

「わたしはねぇ!あんたに好きって言いに来たのよ!」

「ぼくはなぁ!好きって気持ちが抑えられへんから避けとるんやろ!」

ようやくお互いの気持ちを伝えあった2人。

しかし杏璃はたいがの気持ちを信じてくれません。

そこでたいがは瀬那と樹人が用意してくれた告白のお守りを杏璃に証拠として渡します。

中身はペット用の首輪と、瀬那、樹人、そして黒鉄からのメッセージカードが。

「杏璃へ、たいがのことよろしくな。」という黒鉄のメッセージを見て、ようやくたいがの気持ちを信じることができた杏璃。

両想いだということが分かった2人は、杏璃に誘われるがままある場所にデートへ行きます。

44話|月夜の告白

想いが通じ合えた奇跡を喜んだのも束の間、杏璃の一言で翌日にはニューヨークから日本の山奥へ。

「記念すべき初デートや、たいがちゃん。」

人の気配が全くない山奥でいちゃつく2人ですが、ふと杏璃はたいがの指にある黒鉄から貰った指輪に気が付きます。

ここのところ息をつく間もなくバタバタしていたので、すっかり外すのを忘れていたのです。

杏璃はおしおきとしてたいがを木に縛り付け放置プレイを楽しみます。

もちろん離れたところからモニターで監視している杏璃ですが、たいがは自力で縄をほどき杏璃の元へ。

2人はそのまま夜の湖をボートでデートします。

さっきまで真っ暗だったのに、急に明るくなり空を見上げると綺麗な満月が。

「本当はおしおきなんてどうでもええんよ。たった一言いうだけやのに、こうでもせんと僕は自分の本心も言えへん。」

子供の時から「本当に思ってることなんて言ったらいけない」、「意味がない」と言い聞かせて諦めることに慣れて、欲しい物に真正面から手を伸ばそうなんてしようとも思わなかった杏璃。

しかし百回転んでも百回起き上がるたいがのペットになり、杏璃は自分になれたのです。

杏璃は照れながら自分の気持ちを改めて伝えます。

「愛しとるよ。」

黒鉄と杏璃はまるで違う恋でしたが、どっちも替えなどきかずどっちも幸せになる世界で一番の恋でした。

だけどそれよりも深い気持ちをたいがは知ってしまったのです。

「わたしも・・・愛してるわ。」

杏璃がニューヨークに再び旅立ってから2週間。

烈華の卒業式があり、瀬那は式の終わりに烈華をデートに誘いました。

黒鉄と樹人は3年から特進クラスに入り、樹人は病院を、黒鉄は会社を継ぐために大学に進学。

たいがは杏璃と黒鉄の2人ならいつか家同士も仲良くれると信じています。

そしていつでも杏璃が帰って来てもいいように、たいがはクローゼットの中の特等席を空けて待っているのでした。

完結

感想

どんなラストになるのか楽しみにしていました!

薄々最後に選ぶのは杏璃なんだろうな~と思いながらも、黒鉄派だった私は少し期待していました。

やっぱりたいがちゃんが選んだのは杏璃でしたね。

式場もオーダーメイドのドレスも用意していたのに、黒鉄の大人な対応が素敵でした。

黒鉄の後押しがなければたいがは杏璃の元には行ってなかったでしょうね。

最終話での2人のデートはすごく色っぽくてこっちまでドキドキしました!

次回作も楽しみです♪

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