漫画、どうしようもない僕とキスしよう、今回は単行本版の2巻ネタバレになります。
この漫画はマイクロ版といって、単行本1冊分を6話に分けているバージョンもあるので注意して下さいね。
自分で漫画版を読んでみたい人は無料で読める方法があるのでこれを使って下さい。
4話から6話|ネタバレ
お世話になってる叔母さん、そして弟と両親のお墓参りにやってきた藍。
台風の日に藍の両親は事故で命を失いました。
叔母さんはその当時の事を振り返ります。
5歳だった藍は葬儀の間も泣かずにずっと弟である翠斗を抱きしめていて、その姿がなんとも切なかったのだと。
それからは毎日、一緒に寝るほど仲が良かったのに、今はずっと藍は翠斗を避け続けているようです。
翠斗はその理由が何なのかは分かりませんが、自分の気持ちは変わりません。
両親が死んでから初めての嵐の日、触れた姉さんの足が震えてるのが分かってどうすればいいのか分からず抱きついた。
”ただ守りたい”
ずっとその気持ちは色あせず、高校に入った姉に露骨に避けられるようになってもなお強く思う様になり・・・やがて、恋へと変わっていきます。
ですがその気持ちは姉弟という関係上、狂気と言わざるおえません。分かっていても明かすことは出来ない。
その日が来てしまえば、もう藍の近くで守ることは出来ないから・・・
翠斗は決してその気持ちを知られないようにしようと心に誓ったのでした。
そんな中、なんの偶然か、蘇芳を介して藍の働く会社と取引することになった翠斗。
無事、商談も進み、晴れて正式に契約することになりました。
半ば強引にそのイケメン容姿を狙った女子社員たちに連れられて祝勝会へ行くことになった蘇芳、翠斗、藍。
二次会でタカオのバーに行くと丁度、朱鷺嶋も飲んでいて全員集合、という感じになります。
藍は相変わらず弟に塩対応で飲み会の間も一言も喋ってない様子。
そんな中、蘇芳は「会社に忘れ物をしたから」と先に店を出ます。
タクシーを捕まえて乗り込むと、そこに藍もやってきました。
「契約相手を置いて帰るなんてらしくない。本当はトラブルとかじゃないの?」
藍の予想は的中で、実は今日までに終わらせなければならない仕事があったのです。
藍にも助けてもらい、何とか仕事を終わらせる事が出来ました。
「ミスしたときは助けてってすぐに言えよ」
それは蘇芳が先日、藍のミスをフォローしたときにかけた言葉でした。
「好きだ」
唐突な告白、体だけの関係じゃなくちゃんと付き合いたい。藍自身が誰とも付き合う気が無いと言っていたのですが自分の気持ちは止められないと伝えます。
そんな二人の間に割って入ってきたのは翠斗でした。突然飛び出した二人を追いかけてきたようで。
「断られたならきっぱり諦めたらどうですか?」
絶対に渡さないと訴えかけるように姉を抱きしめ、まるで殺意を抱いているような目で蘇芳を睨みつけます。
突然の弟の登場に高鳴る藍の鼓動、心にあるのは”告白されてるのを聞かれてしまった”という感情。
ですが取った行動はそれとは真逆でした。
「放しなさい翠斗、あたしは蘇芳くんとつき合う」
藍を中心に絶妙に保っていた関係が蘇芳の登場により崩れ去る。
気持ちを伝えないでおこうと誓った男たちはそんな二人にどう接していくのでしょうか!?
2巻の感想とあとがき
ネタバレで詳しく書ききれなかった相関図をここで整理しておきます。
藍⇔翠斗
朱鷺嶋⇒藍
蘇芳⇒藍
タカオ⇒翠斗
この内、藍、翠斗、朱鷺嶋、タカオが自分の気持ちは伝えないと決めています。
こう見ると、かなりのこじらせヤロウたちが集まっていてカオスな状況ですね。
蘇芳によって絶妙に保っていた4人の関係が一気に崩れ去りました。
これがどんな展開になっていくのか?全く想像できません!!笑
2巻はうるっとくる場面も多くて特に印象に残ってるのは、幼い藍と翠斗です。
ネタバレではサラッと書いてますが、漫画版では二人の感情が上手く描かれていて”守ってあげたい!!”て気持ちになります。
漫画版は誰でも無料で読めるので気になる人はこの方法を使ってみて下さいね。