大正ロマンチカの最終巻22巻を読んだので結末までのネタバレを紹介したいと思います。
”自分で読みたい”という人は誰でも無料で読める方法を紹介してるので使ってみて下さい。
64話から最終話|ネタバレ
明が目を開けると目の前には幼いころの藤の姿がありました。
自分も小さくなっているようで言われるがまま手を引かれます。
その先に居たのは一人の女性。明の事を愛おしそうに抱きしめると、外にある明かりの下を進むようにと教えてくれます。
暫くすると、死んだはずの父が姿を現します。
会いたかったという思いがあふれ出します。
再会もそうそうにこの場所に長くとどまればお互い変えることが出来なくなってしまうと言う父。
別れ際にさっきの女性は母だったのだと教わりました。
”あのブローチを大切にしてね”
そう言ってくれたのが妙に頭に残っていました。
両親の後押しもあり、レイの待つ場所へ戻ってくることが出来た明。
それから1カ月で事態は瞬く間に収束していきます。記者会見をきっかけに世間で滝川事件の再捜査を求める声が上がり、白川は取り押さえられ、無期刑が求刑されます。
奇跡の生還を果たした藤も東郷邸炎上の有罪がほぼ確定し現在は面会することも出来ない状況です。
そんな中、明は依然と変わらぬ明るさでレイとの幸せな時間を過ごしていました。
ですが二人に残された壁は大きく、埋まることのない身分差・・・
それに追い風となったのが新文の壱名に掲載された一枚の写真でした。異国の公爵を命がけで守った贋作家の娘。そしてその娘を人目もはばからず抱きしめ涙する王子。
まさに”真実の愛”とも呼べる光景でした。
この機を活かすべくレイはすぐさま母国へ飛びます。
その間、明は淑女としての振る舞いを身に着ける為、レッスン三昧の日々を送ります。
母国へ帰ったレイは花嫁問題解決に生をだすも状況は最悪でした。他の貴族たちが猛反対している手前、父である王の了承も得られず。それでもあきらめずに毎日説得します。
「わしを動かせるのは民の総意ぐらいだ」
一向に応じようとしない国王。無駄に時間を割くわけにもいかず、明日の議会で採決を取ると言い出します。
その日、王室の前にはレイと明の婚約を認めて欲しいという民が大勢押しかけていました。
主にランスウォルの領民が中心となっているようですがものすごい量の嘆願書も届いているようです。
議会の前、国王はわざわざこの光景が見えるように回り道をして議会室へ貴族たちを引き連れていました。
そのおかげかレイの思いが通じたのか、二人の婚約は認められます。
エリーゼとの婚約解消の会見も無事にすませ、その足でレイは愛しの人へのプロポーズに向かいます。
「僕と結婚してください」「はい」
それからいくらかの月日が流れ、結婚式当日。
彼女の胸にはあのブローチが・・・
滝川蓮の作品だと思っていたソレは実は父が結婚の時に母に送ったものでした。
つまり明にとって二人の形見なのです。ブローチが自分とレイを繋いでくれた。それはすでに両親の形見という意味だけでなく、レイとっても明にとっても大切なモノになりました。
友人たちに祝福されるなかキスをする二人、チャペルに差し込む光はまるで天使のように二人を祝福しているのでした。
まとめ
真相の究明と二人の問題も全て解決する見事なハッピーエンドでした。
心温まる作品で読んでいて気分が良かったです。
この漫画は誰でも無料で読むことが出来るので気になる人はこの方法を使って漫画版も読んでみて下さいね。