うっかり陛下の子を妊娠してしまいました(分冊版)の漫画を4冊無料で読む方法と、2話のネタバレ感想を紹介します。
正妃のいる国王の元へ「第二妃」として政略結婚することとなったペトラ人のベルタ。
子なし国王夫妻をよそに、跡継ぎとなる子を妊娠してしまったベルタは・・・!?
2話のネタバレの前に、漫画を無料で読む方法から説明しますね♪
うっかり陛下の子を妊娠してしまいましたを無料で読む方法
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2話|ネタバレ
最初の三夜以降、国王からのベルタへの接触はパタリとやみました。
正妃マルグリットへの面会の申し出は無視され続け、まだ一度も正式な挨拶はできていません。
自身では跡継ぎを望めないマルグリットは、旧来通りの貴族の娘をあてがってまで「青い血」の跡継ぎをつくろうとしており、ペトラ人の妃など厄災でしかないのです。
加えてもう一点、ここ後宮での暮らしでベルタが抱える悩みのタネがありました。
それは後宮の隅で小さくなっていたペトラ人の娘たちにより作り上げられた「第二妃」の派閥です。
後宮には王妃派閥の伝統的な貴族の娘だけではなく、家の都合で出仕させられたペトラ人の娘もたくさんいます。
今現在後宮は、正統派王候貴族の正妃派閥とペトラ人の娘たちによる第二妃派閥の非常にわかりやすい対立構造に発展しかけているのです。
陛下がベルタを妻の1人ではなく、王宮に置いておくだけの臣下の娘とでも思っているのは明白でした。
「はぁ、早く後宮から出たいなぁ。そうしたら私は悠々自適に自分の領地で生活するの。」
思えばこの頃から少しずつベルタは体調を悪くしていました。
食事中だというのに度重なる強烈な眠気、慣れない環境で疲れているだけだと気に留めていなかったベルタですが、医者に診てもらい妊娠していることが発覚します。
ベルタ懐妊の報告を受けた陛下は、一瞬自分の子か?と疑います。
ほんの数度閨を共にしただけ、子を授かるような祈りを捧げてもいません。
そもそもベルタに子を産ませるつうもりで通ったわけでもありません。
しかしベルタの挙動は女官が管理しており、当然ながら時期の計算もあいます。
マルグリットと結婚し、閨を共にしてから今日まで15年。
世継ぎを切望しいっそうんざいする程「国王の義務」を求められてきました。
自分の子が生まれ、健康に育つ日々を幾度想像したかわかりません。
切望していたマルグリットとの子ではありませんが、ペトラ人の母から生まれてくるその子は間違いなく王家の自分の子供。
胸の内に広がる喜びの想いもまた間違いなく本物でした。
こんな事態を想定していなかったベルタの侍女たちは準備にてんやわんや。
予定を狂わされたのはベルタの父も同じでした。
ベルタに期待していたのは、あくまで王侯貴族と適切な距離を保つことだけだったからです。
ベルタは先日医者から「陛下の子は今までも産まれているが残念ながらどの子も成長せず亡くなってしまった」と聞きました。
王妃の懐妊・王の子の誕生という慶事がなぜ今まで世間一般に知れ渡らなかったのか。
ベルタにはその理由が安易に想像出来ました。
繰り返された近親婚という濃すぎる血故に病弱に生まれつき長くは生きられなかったのは明らかです。
数カ月後、ベルタの元に一人の乳母候補がやってきます。
彼女の名はジョハンナ・シュルデ。
落ちぶれかけた子爵階級の出身で伝統的貴族の家柄、嫁いだ先も困窮しており働き口を求めていました。
年は18歳と若いですが、すでに出産は経験済みで子供が二人もいます。
乳母としての責務や心得は祖母から聞かされて育っており、我が子と離れて暮らす覚悟はできていました。
なるべく弱みがあって、身内の情に厚く、望めばなんでもしてくれそうな、若くて金髪碧眼の可愛らしい子の条件にどんぴしゃで、まさにベルタが理想とする乳母でした。
王宮内で自由に立ち回るには、正妃や女官長たちが横槍入れてこないどこをとっても没個性な無難な乳母が都合がよいのです。
王室の異端児として生まれてくるお腹の子の困難が少しでも減るようにとベルタが決めたことでした。
第二妃ベルタ・カシャの出産予定日を間近に迎え、王宮は嵐の前の静けさとでもいうべき静寂に包まれていました。
直系の王子か王女が誕生するかと期待する者、辺境の民の血統が王室を蝕むと嫌悪する者。
様々な思惑の中、ついに王子が誕生します。
3話へ続く
感想
美しく賢いベルタに好感が持て応援したくなります。
だけど跡継ぎの王子誕生で正妃さまは面白くないだろうねぇ・・・。
もうこの先100%ドロドロにしかなりそうにないやん。
後宮のどろどろ好きな私にとっては続きが楽しみで仕方ないです♪
漫画を読みたいと思った方は、ぜひ無料で読んでみてくださいね(*^▽^*)