御手洗家、炎上する8巻無料

御手洗家、炎上する8巻(35話~39話)結末までのネタバレ感想と、漫画を無料で読む方法を紹介しています。

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13年前の火事の犯人は、御手洗真紀子だと疑い捜査していた杏子。
ようやく真紀子を追い詰めることができた杏子でしたが、真犯人は別にいて・・・!?

最終巻では事件の真相が明らかになりますよ!

御手洗家、炎上する|35話ネタバレ

御手洗真紀子は証拠不十分で逮捕には至りませんでした。

警察は放火犯が他にいる線で捜査を進めています。

そんな中、杏子は希一に誘われデートすることに。

お互い慣れないデートにそわそわして落ち着きません。

事前に杏子がピックアップしていた店は混み過ぎて入れず、杏子はうまくできない自分に落ち込みます。

どこまでも長女気質な杏子に笑いながら「そんなに俺のこと考えてくれなくていいよ」と希一は言います。

冷静に考えて今の希一は、家も金もなく、この先人並みに働けるのかもわかりません。

それに希一にはまだ杏子に隠していることがありました。

今から14年前、この火事と同じ頃に不良グループが裕福な家に侵入し金品を盗む事件が頻発していて、御手洗邸も事前に窃盗の被害届が出されていたので、当時警察はその不良グループの犯行だと疑っていました。

そこには当時中3だった希一もいたのです。

直接は加担していないかもしれませんが、ただ希一が犯罪に近いコミュニティに属していたことは事実です。

火事の前、希一は真紀子に、御手洗家の物を盗んで売って借金返済をしているのを知っていることを伝え、窃盗がバレそうになっても燃やしてしまえば証拠隠滅できると話していたのです。

警察は真紀子の様子から息子・希一が14年前の火事に関わっているとみて、希一の居場所を探しだします。

その頃、希一は杏子の手を引き山の奥へ。

もう辺りも暗く人の来る場所ではないので杏子は少し怖く感じていました。

希一の異変を感じた杏子が「私にできることがあれば何でも言って下さい!」と言うと、希一は「大事な家族も世間体も全部捨ててこのまま俺と一緒に逃げてくれる?」と詰め寄ります。

着いた場所を見上げると、満天の星空が広がっていました。

「杏子ちゃん、好きだよ。・・・ごめんね。」

その時、杏子は希一がどうして謝ったのか分かりませんでした。

翌朝、希一は杏子たちが寝ている間に家を出て、警察に自首をしにいきます。

「14年前、この近くにある御手洗邸で起こった火事、放火したのは俺です。」

御手洗家、炎上する|36話ネタバレ

杏子たちが市原さんから希一の出頭を聞かされたのは、希一がいなくなったその日の昼下がりでした。

柚子はわけがわからず何度も市原さんの話を遮っていましたが、杏子はずっと黙って話を聞いていて話が終わると「そうですか」と言っただけでした。

杏子たちが真紀子の家を訪ねると、ゴミ屋敷化していました。

そして酒に酔いハイになっている真紀子が現れあの日のことを打ち明けてくれます。

火事の日、真紀子がクローゼットにいたのは、盗んでいた服や宝石を返す為でした。

質に入れた物はもう返せませんが、せめて今手元にある物だけでも返そうと皐月が病院に行くのを見計らい家の中に入ったのです。

途中、杏子と柚子が家に帰ってきますが、真紀子は気付かれないよう宝石などを元の場所に戻していたのです。

もしバレてしまったらという不安に駆られていたのです。

そうしてなんとか全てクローゼットにしまいおわり、逃げるように家から出て夕方頃には自分の家に帰ってきました。

しかし少し冷静になると急に不安が押し寄せ、あんな杜撰な置き方でよかったのかとか、指紋もふき取ってないし途中で来た杏子たちに見られていたらなどと考えると怖くて、真紀子は辺りが暗くなるまで一人交番の前で立ち尽くしていました。

どうせ捕まるなら自首した方が・・・とも考えましたがどうしてもできず。

正直に皐月に全てを話して許してもらおうと思っていたところ、家事の話が耳に入ってきたのです。

駆け付けると御手洗家は炎上していました。

この事態に真紀子は「助かった」と笑みを浮かべます。

それと同時に真紀子は希一が言っていた言葉を思い出し希一が放火したのだと確信します。

しばらくの間は生きた心地がしなかった真紀子。

希一の周りの悪い友達は徹底的に排除し、心機一転させるために進学もさせました。

あの時に真紀子は誓ったのです。

希一を一生かけて守ると。

その時、真紀子のライターがウイスキーに落ち、小火が起きます。

急いで火を消そうとする杏子たちですが、火は勢いを増し燃え広がっていきます。

帰宅しその日を見た真二は火の上に覆いかぶさり身を呈して鎮火させることができました。

真二はそのまま土下座をして何度も何度も謝ります。

「悪いのは兄さんじゃなくて・・・。あの日杏子ちゃんの家に火をつけたのは僕なんです。」

御手洗家、炎上する|37話ネタバレ

幼い頃から「要領が悪い」と真紀子に言われ育った真二。

母は出来のいい兄ばかりに優しくするので家にいてもつまらず、学校ではみんなに馬鹿にされ居場所がありませんでした。

唯一の居場所は、皐月がいる御手洗家でした。

皐月はいつも美味しいものを食べさせてくれ、欲しい物も母には内緒で買ってくれました。

要領も悪く、家も貧乏な真二は、どうせこの先大したことない人生を送るのだと悲観していた為、この家にいる時だけは夢見心地でいたいという気持ちでした。

ある日、家に帰ると母はおらず家には、真紀子が返し忘れていた皐月の服がありました。

真二は服を返す為、御手洗家へ行きますが、家には誰もおらず。

お菓子を食べながら待っていると台所からカレーのいい匂いがしてきます。

カレーがあまりに美味しそうで真二は食べようと温めます。

その時、コンロの火でミトンに燃え移り、真二は誰かに助けを求めようとしますが、母に怒られたくないという思いから逃げ出してしまいます

きっと誰かが気付いてくれる。

時間を潰して御手洗家を見にいくと家全体を炎が覆っていました。

その時、真二は皐月を目が合うのですが怖くて逃げてしまいます。

「何も知らない」と言い聞かせる真二ですが、色んな可能性を考えては毎晩自分の未来に絶望しました。

しかし結局真二の元に警察が来ることはなく、真紀子の再婚が決まり、真二の人生は予想外の方向へ進んでいきます。

真二の気持とは裏腹に、自分を取り巻く全てが優しくて、真二は「お金があると生きるのがこんなに楽なのだと」実感します。

そんな中、真二は偶然参加した飲み会で柚子と再会します。

放火のことがバレてしまったら今までの努力もこれからの人生も全て終わり。

真二は柚子が火事のことをどこまで知っているのか調べる為に、柚子に近づいたのです。

御手洗家、炎上する|38話ネタバレ

柚子と話す中で、あの飲み会に来たのは本当に偶然で真二のことは何も疑っていないことを知ります。

彼女があまりに昔のまますぎてなんだか拍子抜けしてしまう真二。

それからも強引に理由をつけて彼女と会いましたが、家族と疎遠になった以外は彼女の人生に特に変化はないようでした。

もしかしてあの火事はそんなに大したことじゃなかったのか?

真二は柚子の笑顔に救われていました。

喜ぶことをしてあげたい、足りないものがあるなら満たしてあげたい。

火事で失ったものは元通りになりませんが、少しでも自分が修復してあげられたら・・・そんなことを思っていました。

そんな中、真紀子から「あの子はあんたを騙してうちのこと探ってたのよ」と聞き、不安になります。

会って確かめる為に必死で探して見つけた先で、自分が犯した罪の重さを知りました。

それでも真二は、真実は絶対に隠し通すと心に決めたのでした。

全てを打ち明けた真二の話に柚子はショックを受けます。

杏子は真二にちゃんと向き合ってもらうために、母の入院している病院へ。

その頃、事情聴取を受けていた希一ですが、真二の自白により釈放されます。

希一はその日真紀子が売った皐月の宝石を弁償したくて内緒でアルバイトをしていました。

バイトから帰る途中に火事を知り、最初は母の放火だと疑いましたが、真二の様子がおかしいことに気付き日に日に真二が放火の犯人なのでは?と思うように。

火事に関わっていたのは母なのか弟なのか、どちらにしてもやりきれずこれまでずっと考えることを避けてきました。

しかし被害者家族の気持ちを考えるとこのままではいけないと思ったのです。

そして希一はもし弟が犯人だとすれば、自分よりも失うものが多い真二の代わりになろうと思っていたのです。

一方、ついに皐月と対面した真二。

以前のように優しく接してくれる皐月に、真二は土下座をして14年前のことを謝ります。

皐月はあの日、真二と目があったことを思い出していました。

人を疑ったり恨んだりすることが好きじゃない皐月は、真紀子のことも真二のことも忘れようと生きてきました。

しかし何年か経ち、真紀子のSNSを見つけて、真紀子の暮らしの様子や真二の医学部合格を知った時、抑えていた感情が溢れて頭の中が真っ黒になったのです。

「今なら言えるわ。私はあなたを許しません。一生恨みます。」

皐月にとって人を恨むということは、その人をずっと自分の心の中に棲まわせるということ。

皐月はこれから真二のことを意識しながら生きていくことでしょう。

「この先周りの人達があなたのことを非難したり、あなたの人生を面白おかしく書きたてたとしてもあなたのこと真剣に考えてる存在がいることを忘れないで。」

その後皐月は自分が火事の原因でなかったことを「良かった、私じゃなかった」と涙を流します。

そしてずっと信じてくれていた杏子に「ありがとう」と言うのでした。

御手洗家、炎上する|39話ネタバレ

当時12歳だった真二は刑事責任能力がないとみなされ罪にはなりませんでした。

一部の週刊誌が真二の過去の放火を報じたものの、刑事事件にならなかったこともあり皐月の時のような大騒動には至りませんでした。

しかし過去に罪を犯しながらものうのうと生きている真二の姿は当然周囲の反感を買い、真二は何処に行っても孤立するように。

臨床実習が始まってからも真二を見る目は冷ややかなものでした。

真二が風邪をひき寝込んでいると、誰かが玄関のドアノブに差し入れを置いていってくれます。

中には真二を励ます柚子からの手紙も入っていました。

柚子の言葉を思い出した真二はどんな困難があっても医師を目指すことを決意。

真紀子と治が離婚後も真二は土下座をして御手洗家に残りたいと頼みます。

御手洗家を見捨てて逃げた真二は、今度はちゃんと再生させたいという強い思いがあったのです。

真紀子はというと、希一を見つけ出し「あなたは私から離れないでね」と自分の元に囲おうとします。

しかし杏子に見つかり真二を奪おうとします。

杏子の説得に心動いた真二は、真紀子ではなく杏子の元へ。

1年後、真二は今も研修医として頑張っていて、皐月はドイツの学校に留学、真紀子は動画配信サイトで有名になっていて、柚子は人材派遣の仕事をしています。

杏子はクレアと一緒に会社を立ち上げ、無事に社会復帰を果たした希一と共に仲良く暮らしているのでした。

完結

御手洗家、炎上する|8巻感想

犯人と思っていた人が二転三転し最後までハラハラしながら読ませていただきました。

村田家の人たちの優しさと心の強さに自然と涙が溢れました。

バッドエンドしか想像できなかったのに、皆が救われるラストでとても素敵でした。

それぞれが過去から脱却し前に進んでいる描写がよかったです。

面白かったのでぜひ漫画の方も無料で読んでみてくださいね♪

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