みどりのとまり木4巻(最終巻)のネタバレ感想と、漫画を無料で読む方法を紹介しています。
※漫画を無料で読む方法は、下の記事で説明しているので参考にしてくださいね♪
前回、子守を頼まれ麻優と一緒に蓮見の家へ行ったみどり。
みどりが桜木谷とのことで悩んでいるのを知った蓮見は、桜木谷からの電話を奪い「早く迎えに来ないと襲います」と言い位置情報を送りつけます。
義両親との食事を切り上げ、桜木谷は急いでみどりの元へ向かうのですが・・・?
みどりのとまり木|4巻ネタバレ
みどりは蓮見の行動に大慌て。
スマホを受け取ると急いで「来なくて大丈夫」と送信します。
今日は奥さんの命日で、桜木谷にとってとても大事な日だと分かっているからです。
みどりの気持ちが全く理解できない蓮見。
蓮見自身、自分も含め男は全員クズだと思っていました。
実は蓮見は凜とも陽とも父親が違います。
蓮見の父は妊娠発覚後逃げ、凜の父親には妊娠中浮気され別れ、陽の父親は蓮見が脅したら逃げたのです。
蓮見の話を聞いたみどりは、蓮見が母親のことを大好きなのだと気付きます。
蓮見の口から母の悪口はひとつも出てこないからです。
予想通り蓮見は何があっても自分たちの前では弱いところを見せない母のことを尊敬していました。
しかし中学の時、一度だけ夜中にトイレで母が泣いているのを聞いたことがありました。
当時まだ子供だった蓮見はどうしていいのか分からず何もできませんでした。
翌朝、母は普段通り笑顔で朝食を作っていて、蓮見は結局自分もその父親たちと変わらないと思ったのです。
子供に弱いところを見せたくなくて頑張る母の気持も、力になりたいのに戸惑うだけで何もできない子供だった蓮見の気持も痛い程わかるみどり。
「泣かせんなよ」と出た言葉は、きっと蓮見の後悔から出た言葉だったのでしょう。
みどりはそんな蓮見に「誰かを大切に想える人はクズじゃないよ、大丈夫だよ」と声をかけます。
すると蓮見の目からは自然と涙が溢れてきます。
蓮見が藍を見ててくれるというので、みどりは最寄り駅に到着した桜木谷に会いに行きます。
みどりを見た桜木谷は心底ホッとした表情を見せます。
「みどりちゃん、俺が今一番大事なのはみどりちゃんだよ。」
桜木谷は過去を一緒に背負う必要はないと言いますが、みどりが望んでいるのはそうではありません。
みどりは桜木谷のことを一番わかってる人間になりたいのです。
話をしている途中、蓮見から藍が突然号泣しだしたと連絡があり、話の続きは今度桜木谷の家に遊びに行ったときにすることになります。
知りたいのに桜木谷の曇る顔を見ると不安になってしまうみどり。
似たような立場の久美さんに相談すると、久美さんは「私の中では元カノとか元奥さんっていうよりは彼の大切な家族だって認識の方が強い」と話してくれます。
”大切な家族”という言葉がとてもしっくりきてみどりは納得します。
おうちデート当日、普段とは違うみどりの雰囲気に会った側から気持ちが抑えられない桜木谷。
家に入ってすぐみどりに何度もキスをします。
「やだなぁもう。どんどん可愛くなっていく、このままここに閉じ込めておきたい。」
その時みどりは、奥さんの存在がみどりにとってマイナスになっていて、自分より他の人の方がみどりを幸せにできるんじゃないかと考えている桜木谷の気持ちに気が付きます。
みどりは強く否定し、奥さんがいたから桜木谷のことを好きになったのだと主張します。
そして一生桜木谷のことを好きでいることも。
不確かなことを言っているのはみどり自身もわかっています。
しかし桜木谷はみどりのこともみどりの周りの人のこともあまりに当たり前のように大切にしてくれるので、みどりも桜木谷の全てを大切にしたいと思ったのです。
そして不安な気持ちはみどりも同じでした。
いつか桜木谷がやっぱり奥さんじゃないとダメだったとか、やっぱりこんな子供じゃ満足できないとか思って離れていってしまうのではないかと。
みどりの気持ちを聞いた桜木谷は「みどりちゃんのこと子供とか思ったことない」と言ってキスし、お姫様だっこをしてベッドへ。
この日みどりは、とても幸せに包まれた初体験をすることになります。
「何年かかるかわからないけど、ちゃんと証明します。私には桜木谷さんしかいないってこと!」
桜木谷は頼もしすぎるみどりの言葉に笑い、一つだけ我儘なお願いを言います。
「どこにもいかないで、俺が死ぬまでそばにいて。」
あの時の想いが重なり、みどりはこんな奇跡があるのだと涙を流します。
一方、正直この5年間はなんのために息をしてるのか分からなかった桜木谷ですが、みどりに出会う為だったのなら生きててよかったと思えるのでした。
ある日、蓮見は立ち入り禁止の旧校舎で二人が逢引きしているのを目撃してしまいます。
蓮見は桜木谷の仕事を終わりを待ち伏せし「みどりと別れてください。別れないとバラします」と忠告します。
しかし桜木谷は何を引き合いに出されてもみどりと別れるつもりはありません。
桜木谷の意志の強さを確認した蓮見は「クズじゃなくて安心しました」」と一言。
蓮見は桜木谷のことを試していたのです。
そしてなんとなく桜木谷も試されているとは感じていました。
その後、桜木谷は旧校舎にはもう入るべきではないことをみどりに話します。
みどりは、元奥さんとの大切な場所に来れなくなってしまう桜木谷のことを心配しますが心配は無用でした。
桜木谷はとっくにみどりに会うためにここに来てたのだから。
「俺はもうどこにでも行けるよ。みどりちゃんと一緒なら。」
1年後の卒業式、最後に立ち入り禁止の旧校舎へと向かうみどり。
そこには桜木谷が待っていて「卒業おめでとう」と言ってくれます。
久しぶりにベンチに座り寄り添った後、まずは桜木谷が先にフェンスを越えて外へ。
続けてみどりもフェンスを越えて桜木谷の元へ。
桜木谷はそこでみどりに卒業祝い&合格祝いとして指輪をプレゼントします。
「新しいことを始めるのは楽しいけどその分すごく疲れるから、休みたくなったらいつでも僕のとこにおいで。思いっきり甘やかしてあげる。」
どこにいても辛かったり大変だったりすることは必ずあり、それでも心休まる場所が一つでもあれば、きっと笑って生きていけるのです。
どんな世界にいてもあなたがいれば。
完結
みどりのとまり木|4巻感想
最終巻、涙腺うるうるきました。
桜木谷さんが前を向いて進めるようになって良かった。
みどりの愛が彼を変えたのだと思いました。
番外編では蓮見くんや、桜木谷さんとみどりの父親も登場しこちらも感動しました。
面白かったのでぜひ漫画の方も無料で読んでみてくださいね♪