にぶんのいち夫婦8巻(最終巻)の結末ネタバレ感想と、漫画を無料で読む方法を紹介しています。
※漫画を無料で読む方法は、下の記事で説明しているので参考にしてくださいね♪
別居を続ける文と和真は、この先の結婚生活をどうしたいのかそれぞれが模索中。
夫婦の間に愛はまだあるが、一緒にいると苦しい二人。
文と和真の二人が出した答えとは・・・!?
にぶんのいち夫婦|8巻ネタバレ
今日も同僚の誘いを断り仕事場を出る和真。
少し離れた場所で文の母親に電話をかけます。
母はちょうど夜勤の休憩中でした。
和真は毎日文の母に電話し文に会えないかと聞いているのです。
しかし母は文が向き合う気にならないと会ってもぎくしゃくするだけだと思っています。
ただ待つだけが辛いのはわかるが、我慢も必要なのだと。
母は「そろそろだと思ったら連絡する」と和真を説得します。
和真はもし文が離婚を言い出しても同意するつもりはありません。
その気持ちを母に伝えると「それでいいんじゃない?」と言われます。
必死で別れたくないと追いすがってきたら、女なら悪い気はしないはずだからです。
「僕には文さんしかいません。彼女と一生一緒にいたいんです。」
これが和真の本音でした。
その頃、文は一人外で食事をしていました。
すると文の近くにレトリーバーがよってきて、その犬の飼い主の老人は文の隣に座ります。
飼い主とレトリーバーは心が通じ合っているようでした。
飼い主はただ一緒にいるだけじゃなく、毎日ちゃんと話をしているからだと文に話をしてくれます。
言葉は単なる情報ではなく、話すことで一緒に気持ちも伝わるのです。
そして話をすることで1人では出てこない考えが出てきたりするものです。
翌朝、文が目覚めると夜勤を終えた母が帰ってきます。
二人がまともに話をするのは離婚した頃ぶりでした。
文が父と電話で話した事、そして「お母さんを大切にすべきだった」と後悔していたことを伝えると、母は離婚した時の昔話を始めます。
当時は父の言葉で離婚を決意した母でしたが、最近はふと向き合っていたら違う未来もあったのかもと思うようになっていました。
言いたい事を言い合いながら暮らしていたら今のような寂しさや不安は抱えずに済んだのかも・・・と言う母の話を聞き、昨夜会った老人の言葉を思い出します。
文は和真とちゃんと向き合うため家に帰ることを決意。
母は約束通り和真に合図の連絡を入れます。
和真はすぐに準備をして文の実家へ。
今日の和真は少し強引で文はいつもと少し違う和真にドキッとします。
和真は文に対して頭を下げて謝ります。
いつもなら喧嘩したくないからと自分の気持ちを押し殺していた文ですが、素直に自分が嫌だと思っていることを全て伝えます。
本心を全てぶちまけた文。
自分の声を始めて聞いたような気がしました。
和真を疑うたびに別れようと思いました。
しかしそのたびに和真の存在が大きくなり、心が潰れそうになるのです。
苦しいけど、腹が立つけど、和真を忘れるなんてできませんでした。
言い過ぎたと一瞬後悔する文でしたが、和真は文を抱きしめ「他には?」と受け止めてくれます。
和真は文の不満も怒りも嫉妬も全部受けとめて自分を変えたいと思っていました。
これから一緒に生きていくために。
文はかつてないくらいに和真を近くに感じます。
今ならなんでも話せます。
嫌だったことはたくさんありますが、文が一番嫌だったのは和真を信じられなくなる自分でした。
和真を疑うたびに、自分をどんどん嫌いになっていくのです。
和真は揉め事を避けることを言い訳に他人の本音と向き合うことを恐れてきました。
和真のこの性格をさやかは見抜いていたのでしょう。
本当の自分の姿をさらすと文は去る、そう信じてしまったのです。
二人は自分の気持ちを相手に伝えることで、お互いへの想いを再確認でき仲直りすることができるのでした。
にぶんのいち夫婦|8巻感想
文視点、和真視点で物事が見れてとても面白かったです。
家族でいることは当たり前のようで難しく、家族だから分かり合えることもあれば分かり合えないこともあって、すれ違いを埋めるためにやはり会話をすることが重要なのだと改めて感じました。
人間素直になるのが一番ですね。
樋口くんがめちゃくちゃいい男で、読者的には和真より樋口君派の方が多そう・・・(笑)
本編の他、サイドストーリーも2つ収録されていて、とても満足度が高かったです。
全巻通して面白かったので、ぜひ漫画の方も読んでみてくださいね♪