高野ひと深先生の「私の少年」2巻(5話〜9話)のネタバレと感想を書いています。
私の少年の漫画は無料で読むことができる漫画です。
まだ読んでいない人はネタバレの前に是非無料で読んでくださいね♪
ではここから2巻のネタバレを書いていきます!
私の少年 2巻 ネタバレ
30歳OL・聡子と12歳の少年・真修。
2人の関係はもう他人じゃない。
2人で過ごす時間を特別なものだと感じ始めた矢先に事件は起きてしまい・・・!?
5話 ストラップ
真修に貰ったストラップを付け会社に行く聡子。
聡子のストラップに気づいた椎川。
「ストラップつけない派じゃなかったっけ。」
聡子は椎川と付き合っていた時のことを思い出してしまいます。
プレゼントされても付けることのなかったストラップ。
ヒントがいくつか揃っただけでなんてことない会話の隅々まで思い出してしまう自分に嫌気がさします。
『呪いか・・・』
家に帰ると真修が玄関前で待っていました。
「サッカー教えてくれるって前言ってたからっ!」
聡子はジャージに着替え、真修といつもの公園に。
二人で練習をしている時に携帯がないことに気がつきます。
仕事用のPHSに椎川から連絡があり携帯が落ちているのを見かけたからと改札まで持ってきてくれたと。
改札まで走り携帯を受け取る聡子。
「手元緩いのは昔っから変わってねえな。」
聡子は呪いから解けないなら、椎川が知るうちの一部だけでも当てはまらない自分になろうと決意します。
電車での帰り道、椎川も昔聡子が言った言葉を思い出します。
「だってほら、携帯になんかつけてたら重くなるじゃん。」
重いのは確かにやだよなぁ・・・。
6話 好きなもの
好きな色
好きな動物
好きな植物
今日はやたらと質問攻めの真修。
「すきな教科は?」と聞かれ聡子が社会だと答えると真修は遠回しに勉強を見て欲しいという雰囲気を出します。
それを察した聡子は週末の勉強を提案。
喜ぶ真修を見て聡子は心地よい気分になります。
『この顔が見れたらもうどうでもいいや』
週末、聡子の家で勉強をする真修。
隣で真修を見て衝動が抑えられなくなってしまった聡子は、ついほっぺたを「ぷにっ」としてしまいます。
慌ててごまかし、今日の勉強はここまで。
『私真修といる時間、結構好きかもしれない』
真修が帰った後、しばらくソファでボーとしているとドアを激しく叩く音が聞こえてきました。
ドアの音と共に「聡子さん」と必死に呼ぶ真修の声が!
「お、弟が帰って来ない!」
7話 境界
お父さんは仕事で今日は帰って来れないかもしれない。
何度も電話をかけたけど繋がらない。
「どうしよう、俺が・・」
動揺している真修を落ち着かせ話を聞く聡子。
弟の遼一が友達の家に遊びに行ったっきり帰って来ないと。
聡子は家まで一緒に着いて行き遼一を探すことに。
家の中に入った聡子は驚きます。
もう6月なのに床には冬物のセーター、レトルトのご飯、部屋はかなり荒れていました。
家にまで上がり込んだのは遼一君に何かあったらいけないし、真修が心配だから。
『なのに、この家に足の裏がひとつつく度私は間違っているのではないかって・・・』
2階に上がった聡子はある部屋に気がつきます。
中を見るとそこには母親らしき人の仏壇が。
聡子は間違っていても出来ることだけしてあげようと考えます。
学校に連絡をしようと連絡網を手に取るのですが、思い直します。
『私はこの家の人間じゃない。』
聡子は真修を家に残し、外に出て行きそうな場所を探すのですがどこにもいません。
その後、真修から連絡があり遼一君は無事家に帰ってきたと知らされます。
聡子は真修の家庭環境を考え、さらに親身に思うように。
『私は他人だから真修に踏み込むことはできないけど、側にいることはできる。』
8話 水と光
夏休みに入った真修を聡子は区民プールへ連れて行ってあげることに。
悩みに悩んだ結果、水着は諦め運転手兼監視員としての立ち位置にまわることに。
真修が一人遊んでいると、たまたま来ていた友達(りおんグループ)に会います。
誘われたので一緒に遊ぶ真修。
プールの後、菜緒は真修を遊びに誘うのですが真修は断り聡子のところへ帰ります。
楽しそうな真修を見て聡子は次は花火大会に誘い一緒に行くことに。
聡子と真修を遠くから見ていた菜緒は複雑な感情。
真修が家に帰ると父がいました。
「真修、ここに座りなさい。」
9話 嘘
いつものようにサッカーの練習をする聡子と真修なのですが、真修に元気がないことに気がつきます。
体調が悪いだけかと思っていた聡子ですが、ある日たまたま菜緒会いに真修はクラブを辞めたと知ります。
金曜日。
「真修、クラブ辞めたんだね。」
遼一がいなくなった日のことを父に言わなかった真修。
あの日、遼一を放っておいて外で何をしたか聞かれ”サッカーの練習”とウソをついてしまったのが原因でした。
聡子は真修にウソをつかせたのは自分の責任だと罪悪感を感じます。
そこで聡子は真修がサッカーを続けられるようクラブ探しを始めます。
「もし親が反対したとしても最悪私がお金は出して通わせたら・・・」
その話を聞いた椎川。
「誰かに優しくすることで自分の存在価値上がるとか思ってない?」
聡子のしていることはオカシイとはっきり言われてしまいます。
真修に幸せになって欲しい。それだけなのに。
木曜日。
真修はずぶ濡れで明日も雨だから練習中止ということを伝えにきます。
部屋に上げ濡れた真修の頭を優しく拭く聡子。
そしてクラブチームのパンフレットを見せお父さんに見せてと話をします。
クラブチームの練習は毎週金曜日。
「俺、金曜日は・・聡子さんと練習・・」
そんな真修に聡子はもっともらしい誰かの言葉を並べ淡々と話します。
自分じゃ指導力も技術もないから、ずっとやってても意味がない。
もっときちんとしたところで経験値をつんだ方がいい。
お父さんにも協力してもらえる状態で続けた方が絶対いい。
たとえ自分の言葉じゃなくても、嘘だとしても、間違っていたとしても、真修にとっては間違いではない。
『私しか頼っちゃいけないって真修に思わせちゃいけない。』
帰り際、真修の肩が震えているのに気がつきます。
「俺ずっと練習続けてたの会いたかったからです。聡子さんに」
泣きながら言う真修を思わず強く抱きしめる聡子なのですが・・・!?
私の少年 2巻 感想
聡子の立ち位置を改めて再確認させられてしまった第2巻。
2人の関係が近づくに連れて、自分の関わり方に疑問や懸念を感じる聡子。
真修の幸せを願えば願うほど良識のある立ち回りをしないといけないのが現実で。
一種の背徳間を感じながら2人の距離はどんどん縮まっていきます。
なんだか切ないな〜〜。
最後のシーンではつい涙が溢れてきてしまいました。
まだ漫画を読んでいない人は、オススメなので是非読んでみて下さいね!