愚者の皮チガヤ編3巻

愚者の皮-チガヤ編-3巻(最終回)のネタバレ感想と、漫画を無料で読む方法を紹介しています♪

最終回もラストまで展開が読めずページをめくる手が止まりませんでした!

※結末のネタバレを見る前に、漫画を読む方法が知りたい方は下の記事を参考にして下さいね♪

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遠く離れた場所にいながらも不思議な能力を使って想いを通じ合うチガヤと刈萱。
二人の関係を知ったセキは再び嫉妬に狂い始めて!?

ではここから3巻(13話〜18話)のネタバレです!

最終回|ネタバレ

今までチガヤの眼に映るものを刈萱に見せてきました。

今度は刈萱の眼に映るものをチガヤは見てみたいと思ったのです。

「交叉してみましょう。刈萱。私はただもう一度遠くが見たいだけ。」

セキが家を留守にする日を狙い交叉してみることに。

チガヤの願いを叶えるために刈萱は近所の丘へと足を運びます。

しかしモヤモヤとしたものが浮かんでいるだけで刈萱の見る景色はチガヤには見えませんでした。

あの時は見えたのに。
二人の呼吸が合わないの・・・?

そこでチガヤは刈萱に言われたとおり五感の全てを解放し気の巡りを全身で感じ取ります。

するとチガヤの目の前には丘が見えてきました。

「私この景色をずっと昔から知ってる。どうしてなの?刈萱。」

チガヤと刈萱はずっと前から”交叉”していたのです。

お互いの眼に映るものを見ていたのです。

チガヤが遠い景色に惹かれるのはどこかにいる刈萱を見つけたかったからでした。

「私ずっとあなたを探してた。私の”遠く”はあなただった。どんな遠くも全部あなただったのよ。」

喜ぶチガヤですが、刈萱にはこれで最後だと告げられてしまいます。

なぜならチガヤはセキの奥さんだから。

何度も何度も酷い目に遭わされながらそれでも決してセキを見捨てようとはしなかったチガヤ。

そんなチガヤを刈萱は美しいと思っていたのです。

「僕たちをつなぐこの奇跡よりももっともっと美しいと思いました。」

刈萱は泣きながら別れを覚悟します。

チガヤが最後に自分の顔を見せようとした時、セキに刈萱との関係がバレてしまいます。

嫉妬に狂ったセキはチガヤを窓から放り投げます。

気絶から目を覚ましたチガヤは鎖で吊られていました。

「チガヤよ、俺が帰宅した時お前は誰を思っていたのだ?お前はいつから俺を裏切っていたのだ!!」

セキはチガヤに拷問を続けます。

死ぬほどの痛みのはずなのにチガヤは苦痛に耐えていました。

「私を禊ぐというなら私に指一本触れることなく別れを告げたあの人よりも潔いものでこの私を禊なさい!!」

チガヤの穢れは体ではなく心。

セキは顔の傷から出る血膿を固めて作った自分の分身の矛でチガヤを貫き殺すことを決意。

自分もすぐに後を追うつもりです。

「屍を重ね合い我らの恋の成就とすべし!!」

その時、刈萱がチガヤの中に現れます。

刈萱とチガヤは神経の交叉もしていたのです。

つまりチガヤの痛みも刈萱は共有しているのです。

チガヤは刈萱の指示通り言われたことをそのままセキに向かって読み上げます。

「山主のセキに告ぐ!!お前の恋はウシハクの恋だ。」

セキはこの言葉を聞き動きが止まります。

ウシハクとは領有することです。
土地を柵で囲み家畜に焼印を押し我が物にすること。

刈萱はセキのことが好きでした。

一心にチガヤを慕うセキならチガヤを託せると思っていました。

しかしセキは最後までチガヤの目になってものを見ようとしませんでした。

それだけで良かったのに。

「山主よ!!お前にはもう充分すぎるほど機会を与えた今すぐチガヤを解き放て」

セキは動けなくなるのですが、同時に刈萱も消えてしまいました。

「消えちゃった!わたしの刈萱が消えちゃった・・・」

チガヤは号泣しそのままショックで意識を失ってしまいます。

チガヤは解離性同一障害と診断され入院。

”刈萱”は実在しない人物でありチガヤのただの妄想した架空の存在であると周りは言うのですが、セキは納得できませんでした。

いつまでも消えない嫉妬心を消すために、セキはチガヤと共に刈萱を探す旅に出ることを決意します。

「そなたの願い叶えるぞ。行くか?チガヤ。」

セキはチガヤを背中に担ぎ一心に歩きます。

セキはチガヤに話しかけるのですが、チガヤが口を開くことはありませんでした。

眠っている間、姉のあよに言われたのです。

決して声をかけないことが彼にとって必要な試練であると。

セキは「ウシハクの恋」と断じた刈萱が自分をひれ伏せさせるほどの力を持つなら潔くチガヤを譲る覚悟はありました。

ようやく刈萱の痕跡を見つけることができたチガヤ。

ですが交叉で見えたものは8人の兄たちでした。

途中で刈萱の姉(多芸志)に会い刈萱の元に車で案内をしてもらうことに。

しかし途中で車が故障してしまいます。

セキは衰弱しきっていたので多芸志がセキに付き添い、チガヤは一人歩いて行くことに。

多芸志が食料を調達に行っている間、セキはチガヤの兄たちに財産目当てで襲われてしまいます。

兄たちに嬲られるセキですが、チガヤを侵した話を聞かされブチ切れ一掃します。

チガヤと刈萱は無事に会うことができ想いを通じ合うことができます。

「そなた達は本当に夫婦なのだな。」

セキは刈萱を認めチガヤを譲り去るのですが、後ろからは多芸志が付いてきていました。

チガヤの時と同じ過ちを犯すことを恐れ多芸志と距離を取ろうとするのですが、多芸志は許してくれませんでした。

「セキ!!あたし全部見てきた!!お前のその見えない目を通して。お前のおぞましさもお前の寂しさも全部見てきた。」

実はセキと多芸志は見えない目を通して交叉をしていたのです。

セキが出会うべき相手は多芸志だったのです。

完結

感想

ついに完結しましたーーー!!

前作のあよ編のように最後で邪魔されて悔しいという思いもなく、良いラストで終わりました。

兄達にも復讐できたし、セキも出会うべき相手と出会えたし!

多芸志姉さんとセキの繋がりは驚きましたが、セキを不憫だと思っていたので本当に良かったです。

多分この流れだと三女・めぐり編も出そうですね♪

ネタバレでは省略している部分も多いので、ぜひ無料で漫画を読んでみてくださいね( ^ω^ )

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