マンガ傘寿まり子(さんじゅまりこ)の5巻を、読んでみたのでネタバレを書いています。
他に、この漫画を丸ごと1冊、無料で読む方法なども書いているので、是非参考にしてみて下さいね。
25話から30話ネタバレあらすじ
群星から打ち切りを宣告されたまり子は、自分自信でもう一つの群星を作ることを決意します。
活動場所を失ってしまった、作家の為のWEB雑誌を作る、と生放送で断言したまり子はまるで、人が変わったかのような目の輝きを見せます。
しかし、ウェブの「ウ」の字も知らないまり子がまず考えたのは、群星で新しく連載を始めたクリエイター作家に作り方を教えてもらう事でした。
”くらはらてつろー”という人で、超人気マガジンをWEBで運営しているのですが、その正体は分かっておらずまり子は、元担当の斎藤を頼ります。
しかし、群星の編集であっても”くらはらてつろー”については謎が多く、編集長がメールでやり取りするだけなのだそうです。
そこで、次に訪ねたのはまり子がまだ若かりしころに、唯一才能を認めてくれた元編集長である宮尾でした。
まり子から雑誌を立ち上げる、と言う話を聞き「やっぱり君は普通じゃない!」と大喜びの宮尾のお陰で、後日”くらはらてつろー”と引き合わせてくれることになります。
宮尾に指定された場所へと向かうまり子とちえぞう。
辿り着いたのはチャッター街の鮮魚店でした。
鮮魚店しては営業していないようで、店先に居た黒髪の20代の女の子に事務所となっている2階へ案内されます。
すると、先ほど案内してくれた人物こそが”くらはらてつろー”だと知ります。
さっそく、自分がWEBマガジンを作りたいと思っていることを伝えますが、くらはらは「雑誌を作る必要ってあるんですか?」と否定的な意見を言います。
WEBの文芸誌でみんなが活躍できるように、と言うが老人会の同人誌を作るつもりなのか?と糾弾されて挙句「人間ってちゃんと劣化していくんだな・・・」とまで言われてしまいます。
しかし、その意見を聞いたまり子は「それもそうね」と否定することなく、くらはらの意見を取り入れます。
賛否に関わらず自分に意見をしてくれるのはありがたいことだ、と次は自分の意見を述べます。
「雑誌とは作家を救うのでは無く掬うものだ」昔、編集長に言われたことをくろはらのお陰で思い出したまり子は、目標が明確になったとさらに目力を強くしました。
そのヤル気にくろはらも雑誌のビジョンを聞いてみる気になったようで、まり子は自分が思い描く雑誌を伝えます。
意見を一通り聞くと、そんなことではすぐに潰れる!とまり子が甘く見ていた部分をすぐさま指摘し方法を示唆してあげるのでした。
- デザインはプロを雇う事
- スポンサーを見つけること
- 世間があっと驚くほどの看板作家を連れてくること
- 編集システムをしっかりと構築すること
などなど、ぶっきら棒ではありますがくらはらがまり子にアドバイスをしてくれます。
表情には出しませんが、事務所に居たアシスタントはくらはらが面白がっている、ということを教えて貰いまり子のやる気もより一層増すのでした。
話を聞き終わりまり子は早速、編集会議と称してガリオと”ちえぞう”こと三原を集め会議を開きます。
今回の議題は、誌名を決めることです。
実はまり子の中ではすでに決まっており”レトル”という言葉を出します。
フランス語で文字や手紙という意味で昔、旅行したときに耳に残る優しい響で、気に入っていたようです。
作品を読者に手紙の用に届けたい、そんな思いが込められた素敵な名前でした。
二人もそれで納得し次は看板作家とスポンサーです。
まり子と同年代の作家はほとんど亡くなっていたり隠居していたりで、目ぼしい心当たりがありません。
ですのでまずは、スポンサーとして心当たりがある不動産オーナーの元を訪ねます。
今の時間はもう一つのスナックで働いている、とのことで店を訪れると、お客で賑わい大忙しで話を聞く代わりに働かされます。
まり子の性格の良さが上手くハマり客たちにモテまくります。
結局みんながまり子を取り合いデュエットし大盛り上がりします。
落ち着いたところで、常連っぽいマダムが大量のチップをまり子に渡し店を出ていくのですが、そんな大金貰えないと後を追いかけます。
街灯に照らされるマダムの顔をよく見ると、その人は作家の小桜蝶子さんでした・・・
美貌の小説家として華々しくデビューし、TV出演に映画監督といったマルチに活躍した作家です。
年の頃は70ほど、もし彼女が本物の小桜蝶子であれば、年齢の重ねた彼女の小説を読んでみたい!と心躍らせます。
看板作家としても申し分なく、その日は本人と認めてもらう事は出来ませんでしたがもう一度、接触するためにまり子はスナックで働き始めます。
その間も、知り合いの作家を訪ねるのですが現実は厳しく、隠居している人やITを敬遠している作家の心を動かすことは出来ませんでした。
しかし、そんなある日、ついにスナックに小桜蝶子がやってきました。
まり子が店で働いて居る、と知ると帰ろうとしたので後を追いかけます。
本人は決して認めませんでしたが、たどり着いた先はやはり小桜という表札を掲げた大豪邸でした。
しばらくすると家の電気が付き、「ドサドサドサ!」という音がしたので何かあったのではとまり子は中に入ります。
するとそこには、大量のごみが散らかっているのでした。
さっきの音は家のどこかで何かが落ちた音だと思う。と全く気にしない小桜。
全く話を聞いてもらえませんでしたが、唯一、反応したのはまり子が待ち受けにしているクロの画像でした。
「猫ちゃん連れてきて!」
後日、彼女のリクエスト通り、クロを連れて屋敷を訪れます。
しかし、興味があるのは猫の事ばかりでやはり話は聞いてくれません。
嫌がるクロを無理やりケージから出したので、びっくりして逃げていくクロがたどり着いたのは小桜の元書斎でした。
クロを助けに、まり子もその部屋へと向かうのですが「ガチャン!」と小桜に鍵をかけられ、閉じ込められてしまうのでした・・・
5巻の感想・レビュー
この漫画に登場する主人公のまり子は、おばあちゃんとは思えない可愛さで、5巻もすごく面白かったです♪
スナックでもモテモテまくりでオーナーさんも満更じゃなさそうな感じでした。
次の巻では、閉じ込められた書斎で小桜の未発表小説を見つけるようですが、彼女に執筆してもらう事は出来るのでしょうか?
この漫画を無料で読んでみたい人は、この方法がおススメですよ♪