スミカスミレ10巻

スミカスミレ10巻(最新刊)のネタバレ感想と、漫画を無料で読む方法を紹介しています♪

前回、すみれは仕事先で知り合った紅林監督から映画への出演を打診され、引き受けることになりました。
しかし紅林はすみれの過去にも興味があるようで!?

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では10巻のネタバレ書いていきます!

10巻 あらすじ

過去の行いにけじめをつけた黎はすみれへ想いを告げ・・・。
一方、黎の身体に起きている異変を知ったすみれは?

ネタバレ①|温泉旅行

クリスマスイブ当日。

彼氏と喧嘩をした河野から温泉旅行のチケットをもらうすみれ。

無駄にしてはもったいないと黎を誘います。

宿までの道中、すみれは黎から告白をされます。

「自分の中のけじめがようやくつきました。あなたの恋人になってもいいですか?」

すみれの返事はもちろんOK。

ようやく恋人同士になったすみれと黎。

だけどすみれも黎もこれから先ずっとこの姿のままでいれるかどうか分かりません。

「これからあなたと付き合っていく上で、私が知っておかねばならないことはありますか?私は覚悟はできています。」

すみれが尋ねると黎は服をずらし肩を見せてくれました。

雪白が意味合いの違う”鍵”の言葉で屏風から出てきた時から、封印をこじ開けた報いなのか、黎は人の姿が保てなくなっていたのです。

肩は広がったり、治ったり、時には疼きます。

ショックを受けるすみれですが”鍵”となる言葉が心の底から出た時、屏風の呪いは全て解けこの肩も治るのだと知ります。

「私も雪白のように人になるかもしれない。」

その夜、すみれたちは抱き合いながら眠りにつくのでした。

ネタバレ②|鍵の言葉

すみれは映画の撮影を無事撮り終わることができます。

こっそり撮影を見ていた黎。

「素敵でした。一生懸命練習してましたもんね。」

母役を演じられたことに満足感でいっぱいのすみれに黎は言います。

「望めばあなたも母親になれますよ。あなたは今24歳で、これから普通の女性と同じように一つずつ歳を重ねていくんですから。」

すみれは、いつか黎が屏風から解放され人になれたら家族になりたいと強く願います。

幸福感に包まれたすみれは、屏風の前で心からもう一度鍵の言葉を言います。

「生まれてきてよかった。」

しかし何も起きませんでした。

呪縛を解くはずの”鍵”となる言葉が変わってしまったのか、成就とみなすにはまだ何か足りないのか。

いずれにせよ黎が手助けをしてすみれの願いを叶えることで屏風の呪縛は解けるはず。

「落ち着いて今のまま望んだ通りの青春を楽しめばいい」と言ってくれる黎ですが、肩を痛めている黎を見てすみれは不安に。

このまま成就するのが遅くなったら、黎はどうなってしまうの・・・。

すみれは”青春を楽しむ”とはなんなのか分かりませんでした。

ネタバレ③|バレた

ある日、紅林にすみれは呼び出されます。

「綺麗な手だ。とても67歳には見えない。」

ついにすみれは、67歳の如月澄が若返った姿だとバレてしまったのです。

すみれは驚き急いで黎の元へ。

黎はそこで紅林は知り合いであることをすみれに打ち明けます。

事情を知ったすみれですが、どんな黎でも受け止める覚悟はありました。

その時、黎は紅林に呼び出されます。

ネタバレ④|紅林の執念

紅林は唯一の身内である母・王路リカ子を若返らそうとしていました。

その昔、リカ子は美しい女優でした。

女優としては遅咲で30を過ぎてようやく主演を勝ち取るのですが、その後紅林を身ごもってしまいます。

相手は巨匠と謳われた日本を代表する妻子のいる映画監督でした。

監督は生まないようにとリカ子を論したのですが、母は監督を愛していたため紅林を産むことを選びます。

慌てた監督や関係者はリカ子に手切れ金を渡し、永久に映画界から追放したのです。

追放されたリカ子は、一人で紅林を産み一人で育てました。

リカ子は紅林に愛情を注ぎ慈しんでくれました。

今リカ子は、事故で頭を打ち長い間覚めない夢の中にいます。

紅林の要求は、母を夢から目覚めさせ若返らせて欲しいというものでした。

「紅林、おまえの母親を若返らせることはできない。頼む私たちのことはもう忘れてくれ。」

すると紅林はすみれの秘密を週刊誌でバラすと脅します。

すみれを守るため黎は物怪の姿になり襲いかかるのですが、すみれがそれを止めます。

さらに紅林は奥の手として雪白たちを使って脅してきました。

「さあ選べ!黎!大切なものを全て失うか、母を若返らせるか!」

澄に戻り自分が若返らせると言うすみれを、黎は抱きしめキスをします。

「出逢えてよかった。私を忘れて。」

黎はすみれを閉じ込めて紅林の元へ行き!?

11巻へ続く

感想

すみれと黎に近づいてきた紅林の思惑がようやく分かりました。

しかし紅林は母親に酷いことを言われ育ったようなのに、なぜそこまでして目覚めさせたいのかは謎です。

母を大女優にさせてあげたいという純粋な思いなのでしょうか?

ラストでは追い詰められた黎が自分の身を投げすてる覚悟で、すみれに別れを言い去っていきます。

次巻で最終回なようなので、未回収のエピソードをすっきりまとめたラストに期待です!

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