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ここからは2巻のネタバレになります。
現実世界で守護霊が突然消える事件が多発しているとのことで、生き返るように言われた鬼瓦。
彼も事件に関わりがあるようで、行けば分かると結局、調査に向かうことになります。
果たして今回はどんな事件に巻き込まれるのでしょうか！？
２巻ネタバレあらすじ
「ううぅぅぅう・・・・花介ぇぇぇぇ」
若くして死んだ鬼瓦の葬儀では多くの無き声が聞こえてきます。
幼い弟は泣きじゃくり、姉は自暴自棄になり暴れ。
そんな中、急に復活した鬼瓦。
意外にも生き返ったことはすんなり受け止められ、家族と再会を喜ぶのでした。
しかし、彼には任務があり、遊んでばかりもいられません。
シュオールの主任、シシドから守護霊が喪失事件の謎を解くように言われているからです。
シシドの話では助っ人も送り込んでいるとのことで、取り合えずその相棒となる人物を待ちます。
やってきたのは喋るネコ！？しかし中身は三田村でした。
実体があると色々便利だからと猫に憑依したようです。
早速、表に出て今後の事を話しますが、三田村の話によると最初に守護霊が消えた人こそが鬼瓦だと言います。
守護が無くなったから、不慮の事故で死んでしまったのです。
事故の前に何か見ている筈、とのことなので早速、現場へと向かいます。
例のごとく、今回もタイムリミットは7日間です。
しかし事件が解決した暁には元々、予定に無かった鬼瓦の死は無かったことになる可能性がある。と言われ、俄然ヤル気を見せます。
現場へとやってきた二人、しかし霊の気配以外、特に手がかりは在りません。
取り合えずその事だけでも、シェオールに報告し、捜査を続けます。
仕方ないので家路を歩いていると、ふと気になる人物とすれ違い、腕を握ってしまいます。
関西弁のガッチリした男で、そいつは振り返ると
「あーおどれ、あん時しんだんやなかったのか？」
と言うのです。
それで全てを思い出します。
男は鬼瓦が事故にあう直前、あたかもそのことを知っているかのような顔で、真上にある歩道橋から見下ろしていたのです。
問答無用で蹴り飛ばされる鬼瓦、男はあっという間に姿を消してしまうのでした。
シェオール内では5人目の守護霊喪失事件が発生したとあって、緊急会議が開かれます。
各地区の主任と校長が集まり行われ、事態は早急に解決する必要があります。
シシドの上司にあたる関東高の校長、御堂はこの事件の真相を掴んでいるようです。
「5つの事件はある法則性のある場所で起こっている。メスラム復活」
あくまでも可能性ですが、それが事実なら大変なことになるようです。
ですのでシシドは新たな助っ人を二人、現世へと送りだすことを決めます。
翌日、昨日ぶっ飛ばされてからやっと目を覚ました鬼瓦の元に、犬に憑依した赤川、そして雀に憑依したつるがやってきます。
2人は、守護霊探索気を持ってきてくれたようで、これで昨日の人物を検索すると守護霊の居場所が分かります。
幸い、昨日鬼瓦をぶっ飛ばした男は、別事件での殺人犯として指名手配されており名前はすぐに分かりました。
”柴 十蔵”
早速、柴の守護霊が居る金井町へと向かう面々。
シュオールから臨時で降りてきている3人はあまり現世に干渉してはいけないようなので、主戦力である鬼瓦にはスタンガンが渡されます。
しかし、格闘家顔負けの体つきをした柴に勝てるイメージはまったく浮かばないのでした。
ですが、時間は無く、柴を見つけ追いつめます。
案の定、柴の拳が迫りますがつるが庇ったことで、鬼瓦は殴られずに済みます。
それにブチ切れた三田村。
霊が人間に手を出すのはご法度ですが、そんなのお構いなしに殴り掛かります。
ですがその攻撃は柴の守護霊、”烏丸夜津臣”によって阻まれるのでした。
柴は守護霊の事が見えているようで、かなり執着しているようです。
2人の目的はやはり、メスラムを開くことにあるようです。
シェオールと対を成すもう一つの世界”メスラム”
シェオールが輪廻転生する天国とすれば、メスラムは罪人に罰を与える地獄。
昔は二つの国は一つの黄泉の国だったようですが、メスラムが暴走したために7つの門に封印されたのです。
もしそれが復活すれば、シェオールは消滅してしまうでしょう。
柴たちには逃げられましたが、何とか足取りをたどろうと、辺りを捜索します。
しかし、赤川が拉致されてしまいます。
更に、シェオールとの出入口である鏡が反応しなくなり、つるのタイムリミットが深刻になってきました。
三田村たちは姿が見えない赤川を特に気にすることなく、門の場所を特定し次の犯行現場へ向かいます。
捜査を続けていくうちに、鬼瓦と三田村の間には確かな絆が生まれ始めます。
そんな二人の目の前で、またしても守護霊を失った人が死んでしまいます。
近くにはそれをあざ笑うかのように柴の姿が！！
ですがニートの鬼瓦が追いつける筈も無く、ドンドンと引き離されます。
「先に行け！！三田村！！」
これ以上、犠牲者を出したくない一心でそう叫びます。
しかし、今は三田村が鬼瓦の臨時の守護霊となっているので５ｍ以上離れると即死級の厄災が次々と降りかかります。
そんな姿を見た三田村は少しだけ鬼瓦を信用することにし、彼の身体に憑依するのでした。
すると身体能力は劇的に向上し、あっという間に追いつきます。
柴を圧倒し、ボコボコにしますが、そこに赤川を人質にした烏丸が現れます。
ベタベタな展開ですが、三田村にとって、赤川にそこまでの価値は無く。
「別にどうなってもいいんじゃない？」
とあっさり見捨てられます。
しかし、霊力を吸われている姿を見ると、さすがに放っておけなくなり又も芝を取り逃がしてしまうのでした。
タイムリミットは残り3日、残す門はあと一つですが二人は無事、メスラムの復活を阻止できるのでしょうか！？
