マンガ、約束のネバーランドの最終巻20巻のネタバレあらすじを紹介します。
ジャンプ特有の打ち切り終わりでは無いので、かなり面白く最終回まで読むことが出来ました。
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172話から最終話
遂にラートリーを追いつめたエマ達。
絶体絶命の状況にラートリーは見苦しくも、命乞いをします。
隙を見せれば、エマを殺し道連れにするつもりのようですが、エマは突然、構えていた銃を捨てます。
「あなたを殺すつもりは無い。不可侵・不干渉 食用児の自由を認めて欲しい」
エマ達はココに来る前、家族と一緒にラートリーの処遇について話し合っていました。
彼ら一族にされたことは、許しがたいことで、エマもその気持ちは同じです。
しかし、復讐の果てに有るのは決して自由では無く、そんな負の連鎖を断ち切りたいとエマは言います。
自由になりたいからこそ、許さないといけないと、皆を説得したのでした。
それは、鬼たちに対しても同じでした。
生きるために人間を食べていた鬼と同じように、自分たちも他の命を犠牲にして生きている。
だから、咎めるつもりは無い。
そしてラートリーもまた、世界を守るという使命に自由を奪われた一人だと言います。
「1000年の苦しみを終わらせ、一緒に生きよう!」
エマの言葉はラートリーの心に強く響ました。
彼もまた使命という鎖に縛られ、自由を奪われたことすら忘れるほど、狂気に狂っていたからです。
しかし、そんな月日を長く過ごし過ぎた彼にはもう後戻りは出来ず、隠し持っていたナイフで自害するのでした。
望んだ形では無かったものの、立ち止まってはいれず、ママたちシスターたちとの和解を済ませ。
「全部終わったらママたちも一緒に人間の世界に行こう」と約束します。
あの方とはすでに約束を済ませていて、他の農園の子供たちはもちろん、大人たちも一緒に全員で行くのです。
全てを終わらせてまたGFに戻ってくる。
その場を後にしようとするエマ達でしたが、緊急の連絡が入ります。
王都でレウウィスが緊急会見を開いたようで、全農園の撤廃を宣言したのです。
全ての国民に邪血を分配し、退化や飢えに苦しむことは無く、これまでの人間を出しにした上流階級の支配が無い世の中に、するべきだと説いたのです。
そして、新たな王にはムジカを据え置き、新時代が誕生したのでした。
突如、自由の身になったエマは真っ先に彼の元へ向かいます。
「フィル・・・ただいま!フィル!!」
兄妹たちと再会できたことを喜び、またシスターたちも今までのような、感情を押し殺した愛情では無く、心からの愛でみんなを抱きしめます。
しかし、喜び会うエマの元へ、農園廃止に納得が出来ず、暴走した鬼が襲い掛かります。
完全に油断していて、近くにいた子を救い出すので精いっぱいのエマは自分の死を覚悟します。
ですが、鬼の爪はエマの前に立ちはだかったママによって遮られてしました。
「子供たちには指一本触れさせない」
決死の覚悟でエマを守るママ。
鬼たちを制圧に来た王兵によって、その鬼は殺されたものの、ママはもう助からないであろう重傷を負ってしまいます。
自分の命が消えゆく中で、ママはこれまでのが走馬灯のように頭を駆け巡ります。
”本当はずっと愛したかった。だからせめて最後にもう少しだけ力を・・・”
「だぁいすきよ」
皆に見守られながら、ママはこの世を去ります。
ママとの別れを済ませ、エマたちはいよいよGFの地下へと向かいます。
そこの水を使って約束の履行の意志を伝えれば、人間の世界へ渡ることが出来ます。
”ごほうび”に関しても今回は何も必要ないと、言われたのだとエマは説明します。
1000年で十分苦しめられた君たちは特別に”ごほうび”は何もいらないと言われたのです。
これで心残りは無くなり、約束の履行を果たします。
光に包まれて、目が覚めると、そこは人間の世界でした。
しかし、そこにエマの姿は無かったのでした・・・
あの時、エマが話した”ごほうび”の話は嘘だったのです。
あの方が要求した”ごほうび”は家族。しかしエマの要求である家族を取り上げることは出来ず、悩んだあの方はエマの中から家族を取り上げることにしたのです。
家族に関する全ての記憶を抹消し、食糧児だった名残のナンバーも消され、エマは人間世界へと渡ります。
他の子供らはピーターの叔父に保護され、新たな生活を歩み始めます。
エマが居ない喪失感に絶望する子供たちでしたが、あの日エマが話した文言通り約束したのであれば、必ず生きてこっちの世界にいる筈だと気づきます。
そして、何年かかってでも探し出してやる。そう決心するのでした。
しかし、この広い世界でたった一人の少女を見つけるのは簡単では無く、またエマは戦争や災害で禁制区域となった場所で生活していた為、殆ど情報が無かったのです。
ですが運命のいたずらか、エマはこっちの世界に来るときに身に着けてたペンダントの導きによって、みんなと再会を果たします。
しかし、彼女にはもうみんなの記憶は無くただ戸惑いしかありません。
「みなさん、どなたですか?」
その言葉でレイは全てを悟ります、エマがたった一人で自分たちの自由の代償を支払てくれたことを・・・
やるせない気持ちが押し寄せますが、今はただエマが無事に生きてくれていたことに、ノーマンは涙を流し安堵します。
「私・・・どうして・・・涙が・・・?なんかずっと、あなた達に会いたかった気がするの」
エマの記憶は決して戻ることは、ありませんでしたが、そんな些細なことはどうだっていい、だからもう一度・・・何度でも・・・
”一緒に生きよう”
―完―
感想
もう、何も言うことはないですね!
最高のマンガでした。めっちゃ泣けるんで、是非、マンガ版で読んでみて下さい。
以上!!