ザ・ファブル17巻に収録されるであろうネタバレを書いています。
※漫画を無料で読む方法も紹介しているので、漫画を読みたいという方は下の記事を参考にしてくださいね。
前回16巻では、ボスの忠告に背く組織の顔役・山岡が真黒組の乗っ取りを企む砂川と手を組み、中国から部下の殺し屋を呼び寄せました。
そして手始めに幹部の水野を急襲し、アジトの倉庫を強奪するのでした。
さらにもう1人の殺し屋が帰国したようで・・・!?
174話|戯れる男
眼鏡の奥に寸分の隙もない男。
品定めするかの如く指を鳴らしマツの様子を伺っています。
山岡の指示で荷物を運ぶところだと知った男は、意外にも手伝ってくれます。
そして男は山岡が貼っていた写真に気づき”それは山岡が道楽で選ぶ死のリスト”だと忠告します。
ずいぶん親切な彼ですが、仕事が仕事なので普段はなるべく人に優しい気遣いを持つようにしてるのだそう。
それがいい隠れ蓑になるのです。
175話|贈られし男
今日はバレンタイン。
佐藤はヨウコから預かっていたチョコを社長に渡します。
そしてミサキからも社長と佐藤に贈り物が。
チョコ嫌いの佐藤のためにミサキが選んだのは”サンマの高級塩麴漬け”でした。
その頃、山岡は今回の目的の大筋を眼鏡の男に説明していました。
大筋は砂川に真黒の実権を握らせて組織の仕事を増やすこと。
そしてより面白いシチュエーションにするために、同門である佐藤兄妹とユーカリたち2人をぶつけることです。
殺るかどうかは別として、組織での立場を明確に示したいのです。
山岡は眼鏡の男に「アザミ」と名付けます。
その時、マツが用意した総合チャンプの2人が到着します。
2人の今一番楽しいこと、それは格闘技ではなくSEXをすることでした。
女に酒を飲ませ眠剤を混ぜて仲間でまわしまくるのです。
今回は目隠しなし、なぜなら彼らは今日ここで処分されるからです。
176話|その日の男
目隠し無しのクソ格闘王2人が、山岡、ユーカリ、アザミの待つ倉庫の中へ1人ずつ入っていきます。
昨日とは違うユーカリの動きに、プロだと気づく格闘チャンプ。
ユーカリはパンチとケリと絞めを禁止されていたのですが、手首だけでも余裕でした。
今までさんざん我が物顔で好き勝手にやってきた男ですが、今夜で終わりだと宣告されます。
一方、山岡の来阪に気を揉むヨウコは、クロから真黒組の動向を聞き出して・・・?
177話|乱れる女
格闘チャンプは命の危険を感じ土下座をして謝ります。
相手の弱腰に面白みがなくなったユーカリは銃を手に取り早々に始末しようとします。
しかしアザミが「外の奴を呼んで2VS1ならどうだ?」と提案。
その時、外では山岡のアジトを突き止めたヨウコがいました。
車の中にいたもう1人の男を一瞬で気絶させ、マツに許可をもらい中へ。
山岡はヨウコを見て「チッ」と舌打ちをします。
山岡のシナリオではヨウコの出番はもう少し後だったからです。
「女を動けないようにしたら解放してやる」と言われた格闘チャンプはヨウコとやることになるのですが、ヨウコに一瞬で動けないようにされてしまいます。
178話|リテイクの男
どうしても昔の出来事が気になり、山岡とサシで話しがしたいヨウコ。
ユーカリがうずくまっている男を処分しようと銃を構えるのですが、ヨウコは銃口の前に立ち塞がります。
「そうゆうのやめてくれる。気分悪いのよ。アタシを撃てば?」
さすがにユーカリもヨウコを撃つことはできませんでした。
しかし火種は消えずヨウコとユーカリのタイマン勝負が始まろうとします。
山岡はシナリオを勝手に進められるのが気に入らず、ユーカリを怒りその場を収めます。
そして明日の同じ時間に、山岡の方からヨウコの家に出向くと約束します。
練り上げてきた台本の改変を余儀なくされた山岡は、主演女優をミサキに決めて・・・?
179話|ピクッとくる女
ヨウコが山岡に会った翌日、そんなことなど知らない佐藤はいつも通りバイトへ。
バッファローの夜以降、ミサキは間違いなく少し変わっていました。
社長の目から見て、ミサキは明らかに佐藤を意識し始めているのです。
ミサキに揺さぶりをかけ、反応をうかがう社長。
ミサキはわかりやすく反応を見せるのですが、佐藤だけはどうしても何を考えているのか分かりませんでした。
ヨウコのおかげで命を救われた格闘チャンプは、首に鈴を付けられ”スズムシ”と名付けられパシリにされていました。
銃で脅され逃げ出すこともできません。
夜、山岡はヨウコの部屋へ。
ヨウコは壁際に隠れフライパンで山岡の頭を狙います。
山岡は確かにあの時「でもコレで計画通りだろ」と言っていました。
(という事はコイツが家を燃やしてアタシの両親を殺した)
180話|筋金入りの男
フライパンを山岡の頭めがけて振り下ろすヨウコですが、山岡に避けられてしまいます。
一手一手手合わせをするも軽くあしらわれるヨウコ。
スピードは互角、パワーと勘の良さで明らかな違いが出たのです。
ヨウコは山岡を動けないようにしてその後尋問するつもりでした。
しかし山岡はそんなことをしなくても包み隠さず真実を話してくれます。
やはりヨウコの家を燃やして両親を殺したのは山岡でした。
幼い頃から記憶力に秀でたヨウコの能力に組織は目をつけていたので、山岡がやらなくても誰かがやって結局ヨウコはここにいるでしょう。
「俺を殺りたいならいつでも来たらいい。だがその程度じゃまだ無理だ。当然俺が返り討ちにする。チャンスは一回だと思え。」
181話|掛け合う男
両親殺害をさらりと言ってのけた山岡に、ヨウコは腸が煮えくり返る思いでした。
戦う方法を考えなきゃいけないのに溢れる涙。
力ではユーカリも相当のヤツ、アザミも組織の者としてヨウコより上である事は確かです。
ヨウコは武器を調達することを考え始めます。
その時、ヨウコのスマホにマツから電話がかかってきました。
「銃がいるんじゃないか?山岡を敵にまわすなら。」
マツは命の危険を感じていました。
兄の佐藤が協力してくれるなら山岡を殺るのに協力するというのです。
その頃、暗躍する山岡一派に復讐心を燃やす妹・ヨウコのことなど気にも止めず、佐藤はジャッカルを見ていました。
182話|掛け合う女
クリスマスのイラストから大人気の佐藤。
今回はホワイトデーのチラシの他、名刺に載せる社員の似顔絵の依頼も舞い込みます。
13人分、3日後の納期です。
1人描くのに一晩かかってしまう佐藤は、プロとして3日間徹夜で仕上げるつもりです。
その佐藤の真面目な姿勢にキュンとするミサキ。
ミサキはついに社長の前で自分の気持ちを認めます。
そんな中、砂川の若頭が決定します。
これでマツは用無しになり殺されてしまいます。
マツはヨウコに催促の電話をかけるのですが、ヨウコは佐藤を巻き込むつもりはありません。
逆にマツに時間がないことを利用し、主導権を握り、掛け合います。
183話|忍び込む女
マツとの取引を制し、兄のレクサスを借りてマツが銃を隠している部屋へと向かうヨウコ。
マツのタイムリミットはスズムシが殺され死体処理をさせられた後。
そうなると明日の夜辺り。
そこでヨウコは夜10時にアジトに乗り込むことを決めます。
その頃、海老原は水野とサシで飲んでいました。
「なぁ水野、なんで急に砂川についた?」
今まで対立していたのに急に砂川を若頭として推すのは違和感しかありません。
水野は本当のことを隠し、砂川が若頭になれば風俗の利権が回ってくるからなどと嘘をつきます。
海老原は意味深な言い方で最後にもう一度訪ねます。
「後になって泣き言や言い訳のないように、一回だけ聞いてやる。」
「砂川と何があったんや?何かあるんやったら言うのはこの一回だけやぞ。」
184話|なってみたい男
結局、水野は本当のことを話しませんでした。
海老原は佐藤に電話し、砂川が正式に若頭になったこと、そして水野が急に砂川を支持する側にまわったことを話し、意見を聞きます。
佐藤は海老原に「気を付けた方がいい」と助言。
ファブルの組織の何者かが関わってるとすれば容赦ないと知っているからです。
砂川がもし何か描いてるとしたら、真黒組の乗っ取り。
それには海老原が邪魔になります。
佐藤は浜田組長にも海老原にもクロちゃんにも世話になっている恩を感じており、役に立てるなら恩を返したいと思っていました。
「手を貸そうか?」
佐藤はそう言うのですが、海老原は自分で対処する様子。
しかし心配する佐藤は、クロちゃんに電話をかけて・・・?
18巻に続く