ガンニバル5巻のネタバレあらすじや感想を紹介しています。
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39話から47話
突如現れた警察署長の命令によって、後藤家から連れ出される大吾。
しかし、署長は何も後藤家に味方した訳ではありませんでした。
彼も供花村の出身ですが、後藤家には関わるなと言われ育てられてあらしく、食人については何も知りません。
なので、狩野からの進言も妄想と処理してしまい、その事で彼が死んだ責任を感じていたのです。
その報いで、今は捜査本部を設営し、本社の刑事を数人集め、大吾に改めて、供花村の事を説明させます。
狩野殺しは本部の方でもある程度、捜査が進んでいたようで、司法解剖を行った中村一が、睦夫に脅され嘘の診断書を提出したことも分かっていました。
格下かった事実は狩野の手から本人とは別の人間の唾液が検出されていたことです。
他にも、遺体にはいくつもの歯形が残っており、その全ては同一人物です。
大吾にはその人物に心当たりがありました。
「後藤家には”あの人”と呼ばれる大男がいます」
大吾の額に傷をつけた張本人で、人間をオモチャのように投げ飛ばす、バケモノです。
その男こそが事件の核心だと考えます。
ですが、後藤家の家系図には”あの人”と思われる人物はおらず、気になる点と言えば18年前に失踪した次期当主の後藤藍。
「後藤藍さんが顏を喰われた男を救ったのかもしれない」
点と点が繋がりはじめ、徐々に後藤家の事が分かり始めます。
丁度タイミングよく、大吾が仕掛けていたもう一つの策も上手くいきます。
実は、後藤家に乗り込んだとき、もう一人の協力者に近くに潜んでもらっていました。
大吾を捕まえた岩男には裏切者がいると思うような言葉を伝え、疑心を持った岩男が子供の監禁場所へ向かうのを着けてもらうためです。
その策が上手くハマり、監禁場所と思われる場所を突き止めます。
今すぐにでもその場所へ乗り込みたい大吾ですが、子供の救出は明日の早朝に行われることとなります。
武装している後藤家相手では特殊部隊に出動して欲しい所ですが、現状では証拠が少なすぎる為、難しく、それまでは出来る限り情報を集めることとなります。
大吾は作戦決行までは解剖医の中村さんの警護に当たることとなります。
中村さんは実はまだ誰にも話していない、気になっていることがありました。
過去に一度、後藤銀さんを連れてきたことがあったらしく、その時に診断したのか中村さんでした。
歩行もおぼつかず、手足は震え、病的に笑っている、そんな異常な状態で、調べた結果それがクール―病というパプアニューギニアのとある部族で流行した風土病と似ていました。
原因は遺体を食すことで弔う、食葬文化にあったと分かっています。
クール―病は別名”狂い病”とも呼ばれ、供花村には過去に同じ症状の患者が居たことも分かっています。
ドイツ語表記の古いカルテに日本語で”狂い病”と一言書かれていたのです。
狩野さんが後藤家と揉め始めたのは、病院に連れてきたことが発端でした。
それまでは後藤家とも村人とも良好な関係を気付いてたのですが、翌日から村八分が始まり、最期には殺されてしまったのです。
その古いカルテの患者にも戸籍は無かったようで、年代から見ると”あの人”と呼ばれる大男と一致します。
本来ならすでにクール―病に侵され死んでいる筈、ですが症例が少なすぎる病だけに、もしかするとそれがとんでもない身体能力を生む力になっているかもしれない。
徐々に情報が集まりだすものの、今一歩に書ける状況にあの被害者の青年から連絡があります。
今は警察にも協力者が居て、身の安全は保障出来る。そう説得すると彼は真実を話してくれました。
「僕を救い出してくれた育ての母、後藤藍いきてます」
母に危害が及ばないように、今まで隠し続けてきましたが、明日は祭り、自分と同じ境遇の子供を救いたいという気持ちも強く、一度、母を説得してみると言ってくれました。
しかし、青年からの連絡は無く、このままでは非武装の警官しか集まらない状況で、突入は見送られる可能性が高くなります。
「俺一人でも行きますよ」
その宣言通り、単身供花村へと向かう大吾。
果たして、子供たちを救い出すことは出来るのでしょうか?
6巻に続く
感想
被害者の青年は恵介の兄弟だと思っていましたが、赤の他人だったようです。
藍は自分には全く関係ない、子供を救い出したようで、その甘さは恵介や弟の洋介にも受け継がれているようです。
ネタバレには書ききれていませんでしたが、それぞれ、血のしきたりに違和感を感じている素振りがありました。
そして狩野の娘は恵介の子供を身ごもっている布石もありました。
一気に明るみになっていく、後藤家の謎。警察との直接対決ももう間もなくです!!
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