ジンメンの最終巻となる13巻のネタバレあらすじを紹介しています。
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134話から144話
「これから父さんと一緒にジンメン達の集まってそうな場所に向かう」
自分の能力を使い切り、全てを終わらせると言うマサト。
使命などでは無く、自分が大切だと思える人に生きて欲しい。
そして、ヒトミにはどんな状況でも支え続けてくれたことに感謝を述べます。
ですがその会話を遮るように無数のミサイルによって攻撃が開始されます。
鳥類のジンメン化が想定外だったようで総理が強硬手段に出たのです。
一般大衆には災害緊急事態が宣言されより一層、慌ただしくなります。
溝の中に残った人間たちは国家にとっての脅威と判断され極秘の虐殺命令が出されました。
政府は攻撃によって全てを消し去り、もみ消すつもりのようです。
ですがその攻撃も長くは続かず、電磁網に穴があいたことをきっかけにジンメン鳥たちが次々と自爆覚悟で戦闘機に突撃を始めます。
地下に隠れていたマサト達は攻撃音が遠くなったことで外の様子を伺います。
すると辺り一面は火の海となっており、まるで地獄のようでした。
外に出たことで鳥人たちがマサトの存在に気が付き襲い掛かります。
それを助けたのは自衛隊の日下部でした。
ミズカガミを発動させたことで駐屯地周辺のジンメンは動物に戻り、ヘリと乗組員を見つけて救助活動を行っていたのです。
すぐさまヘリに乗り込み飛び立ちますが、鳥人たちを振り切れそうにありません。
「俺がやる」
自分に残された時間はもう僅かだと悟ったマサトは能力を使い鳥人を遠ざけます。
しかし、その反動で体が老人のように変化し一期に老衰していきます。
もう少しで駐屯地にたどり着ける、そう思った時、戦闘機からの流れ弾に被弾してしまいます。
墜落した先はジンメンたちが待ち構えており辺りを囲まれてしまいます。
力を使おうとするマサトですが不時着の時に負傷し立つことすら出来ません。
すると、サファリの動物たちが助けに来てくれました。
ですがそれだけで抑えきれる戦力では無く、敵は増え続けています。
しかし時間を稼いだことで敵の中にも考えを改める者が出てきます。
「我々は元の動物に戻るのが望みだ。」
それをきっかけに争いはドンドンと波及していき、同士討ちが始まりそうになりますがマサトはそれすらも受け入れ、ジンメンを救うと言います。
人間の身勝手でジンメンにされた動物たちにも選ぶ権利はある。
「ありがとう。マサト。私はジンメンでいたい。」
マサトの思いを聞いたジンメン達からは殺気が消え逆に感謝の言葉を述べてきます。
火種は急速に収束していき、全てが丸く収まりかけたその場所へ、無常にもミサイルが発射されます。
マサトを守るため、和解したジンメン達が犠牲となりました。
「こんな馬鹿げたことは今度こそ終わりにする!!外に出るぞ!!」
ヘリに乗って強行突破を図りますが総理の私兵が攻撃を辞めません。
そこでマサトはオオカガミを発動させることを決めます。
オオカガミのコード、それはマサトの目に埋めこまれていました。
マサトが死ぬことでそのコードは起動する・・・
「すまなかった・・・お前が居てくれて幸せだった・・・」
起動されたオオカガミによって富士山からワクチンが噴出されます。
マサトはすでに虫の息ですがワクチンから逃げようとヘリに乗り込んできた鳥人たちに最後の力を使います。
「俺にはこの惨劇を伝えることは出来ない。ヒトミ、皆に伝えてくれ。ヒトミが感じた全ての事を」
「ありがとう。俺昔から、ヒトミの事が・・・好きだった」
そう言ってマサトは富士の火口へと飛び降りたのでした。
マサトのおかげで外に出れた面々ですが戦いは続きます。
総理が送り込んだ部隊が殺しにやってくるからです。
それならばと向かったのは敵の本陣、総理の元でした。
普通の人間が動物たちに敵うはずもなく、総理はジンメン計画の中止を決定したのでした。
最終回の結末
-半年後-
学校に復帰したヒトミ。
ふと自分は何をやってるのだろうと思うことがあります。
本当にあの時の選択は正しかったのか?犠牲になったみんな。後遺症の無い自分・・・
中田にそんなことを相談します。
「君は十分やれることをやってるよ」
今では溝に残された生存者の救助はほぼ完了し、二次災害の恐れもありません。
計画の被害者たちもそれなりの仕事についているようです。
「君が一人で責任を感じることは無い。私たちが居る。」
「何よりここはマサト君が残してくれた世界だ」
「そう・・ですね。やれることを・・・やってみます!!」
そこにはまた新たな決意をした彼女の姿があるのでした。
感想
最後はかなり感動しました。王道パターンのラストでしたがヒトミの表情とか見てると胸が締め付けられます。
ちょっとバイオレンス要素が強い作品でしたが、人間のエゴや動物の気持ちを考えさせられる良い作品だったと思います。
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