かつて神だった獣たちへ2巻のあらすじネタバレを書いています。
疑神兵の父の仇討ちをする為”獣狩り”をしている元疑神兵隊長ハンクを探していたシャールですが、『本当に父は殺されないといけなかったのか?』
真実を自分の目で確かめる為にハンクと共に旅をします。
疑神兵を殺していく中、獣を野に解き放った男”ケイン”の居場所を入手します。
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2巻あらすじ
汽車で次の町に向かう途中
シャールが戦争のことや疑神兵について知りたそうにしていたのでハンクは昔のことを語る
実は父が疑神兵だということしか知らず、戦争のことも何も知らなかった
どうして獣がこの世界に解き放たれたのか・・・
疑神兵は強かったが、いくら強くても死からは逃れられない
幾万の敵に阻まれ倒れるはずのない疑神兵が何人も死んでいった
生き残った奴らは死から目をそらし、この内戦が終わった時どうなるのかそれだけを考えていた
そんな時、ハンクはエレインからこの戦争はもうすぐ終わると告げられる
すでに講和条約の草案も出ており、南北に分かれた国は再び一つに戻ると・・・
安心したのもつかの間だった
ハンクはエイレンに銃で撃たれ倒れる
疑神兵はいずれ心を失う
だからその前に部隊のみんなの命を奪う
それが疑神兵を造り出した技術者エイレンの責任の取り方だった
優しいハンクはきっと殺すのを止めてしまう
愛するハンクを先に殺し、エイレンも後から死ぬつもりだった
そしてエイレンはこの計画をケインにも協力してもらっていた
だがケインは裏切りその場でエイレンを撃った
ハンクは運良く生きていたがケインとエイレンの行方は誰もわからないまま・・・
今この世界にいる疑神兵たちはエイレンが神の体を与え、ハンクが兵としての生き方を教え、ケインが野に解き放ったものだった・・・
蒸気街ホワイトチャーチに到着する3人
この街では連続殺人が起きていた
殺されているのは娼婦や浮浪児など貧民街の人たちばかりだった
犯人は『教会の悪魔ガーゴイル』だとガーゴイルに母親を殺された少年が教えてくれる
疑神兵トーファー”ガーゴイル”は正義に燃える男だった
貧困街で生まれたトーファーは人を騙し、盗み、命を繋ぐだけの日々
教会にやってきた巡礼聖職者の教えがあり、正義というものを知る
疑神兵になったトーファーは内戦が終わり、居場所がないので逃げるように貧民街へと戻った
小さな罪を見つけては、かつて先生が自分に教えてくれたように正義を教えていた
ある日一人の少年に正義を説いてあげようとした時、彼は怯え逃げた
そして死んでしまう
その時ガーゴイルが感じたものは悦びだった
神より与えられる死こそ終わりのない罪の意識からの解放だと解釈をした
それからガーゴイルは犯罪者を殺すようになったのだ
ガーゴイルはケインから受け取っていた疑神兵の力を奪うことができる銃弾を使い、ハンクを追い詰める
シャールに助けられ何とか仕留めることができた
そのあとケインに再会するハンク
ケイン・マッドハウス”ヴァンパイア”
血と夜を司る不死の王・・・
シャールは誘拐され、返して欲しければ夜会に来いと招待状を渡される
表向きは富裕層の夜会
ケインの目的はあの戦争の続きを始めることだった!!
会場に現れた疑神兵たちに殺されていく人々
そしてシャールも捕まり、体を撃たれ倒れる
怒りに満ちたハンクは恐ろしい獣の姿になる
「ハハハハハハ!見ろ!これがハンク・・・・!!!獣の王だ!!!!」
あの日あの場所にいた疑神兵たちはホワイトチャーチの一区画と共に全て消えてしまった
まるで何もかもが夢だったように・・・
感想まとめ
戦争の為だけに疑神兵は造り出され用がなくなれば殺されるってなんだか悲しいですね・・・
正義を信じた人も、自由を求めた人も、家族を愛した人もどうして穏やかに生きられないのか?
シャールの父親も人の心をなくしてしまったからなのでしょうか・・・