九龍ジェネリックロマンス3巻のネタバレ感想と、漫画を無料で読む方法を紹介しています。
※漫画を無料で読む方法は、下の記事で説明しているので参考にしてくださいね♪
自分の過去を思い出すことができない鯨井令子の前に現れた蛇沼クリニック院長の蛇沼。
令子に執着を見せる蛇沼は、令子にキスをして・・・?
九龍ジェネリックロマンス|3巻ネタバレ
以前、耳にピアスをした鯨井令子に連れられ物件の修理に回っていた工藤。
熱中症になった彼を、令子は自分の家へと入れ休憩させます。
女性の部屋ということもあり緊張する工藤に「気にしない」と言う令子は、本当に気にしていないようでパンツも隠そうとしていません。
令子の台所にはコップと歯ブラシ、冷蔵庫の中にはすでにコップに入れた水があり、部屋にぬいぐるみなどはありません。
会社の買い出しのついでに、再び令子の部屋へと入った工藤。
部屋にパンツはなく、台所には以前のようにコップと歯ブラシが置いてありました。
しかし冷蔵庫にはコップは無く、部屋には以前はなかったぬいぐるみ、そして金魚の姿が。
やはりそこは工藤の知る令子の部屋ではないのです。
部屋というのは住んでる人の色に染まるものなのです。
翌日、令子は水槽を家まで運んで貰ったお礼にと、工藤のデスクに向日葵の花を飾ります。
後に向日葵の花言葉は「あなただけを見つめてる」と知る令子。
知らなかったとはいえ、すごく恥ずかしくて意識しまくりです。
一方、金魚茶館を突然辞めたグエンのことが気になっている工藤ですが、誰も行方を知っている人はいません。
抜け道も次々と封鎖されていて、何かがおかしいと感じ始めます。
同じ頃、工藤と同じくグエンを探している仮面の男がいました。
仮面の男と蛇沼は恋人同士のようで何かを画策しているようです。
しかも仮面の男はどういうことかグエンと同じ顔をしていました。
仮面の男と会った令子は、グエンだと思い自分のことや工藤との関係を聞きます。
令子の質問に仮面の男は「鯨井令子さんのことは以前からよく知っています。工藤さんとの関係も。でもあんたのことは知らない」と言うのです。
「オレの知ってる鯨井令子はもうこの世にはいない。」
衝撃的な現実に言葉を失う令子。
グレンと同じ顔を持つ男が言うには、令子は他人の人生を歩んでいるそうなのです。
事務所へと帰り、眠っている工藤を起こさないようそっと枯れたひまわりに手を伸ばす令子。
起きた工藤は令子に言います。
「鯨井・・・俺はお前が嫌いだ。」
グレンの言う通りだとすれば、工藤が愛した鯨井令子と現在の鯨井令子は別の人間で、この人生は彼女のものということに。
工藤に愛されていたという過去も自分のものではないということになります。
「私は、工藤さんが知ってる鯨井令子ではないんでしょう?」
「知らないのは、お前の方だろ。」
工藤の言う通り確かに、いつから九龍にいるのか、あの部屋に住んでいるのか、旺来地産で働いているのか、自分の癖ですら借り物なのかもしれません。
しかし自分のものだってあります。
自分で選んだ靴、水槽、レモンチキン、そして工藤に恋をしていることです。
工藤は令子の恋心を「錯覚」だと言いますが、錯覚で人を目で追ったり自分を認めて欲しいと思ったり胸が詰まったりなんてしません。
ただの錯覚で触れて欲しいなんて思うはずがありません。
令子は話の途中でそのまま倒れてしまいます。
目が覚めると工藤の家のベッドにいました。
工藤目覚めた令子に「話すか?俺の知ってる鯨井令子のこと」と言いますが、令子は断ります。
聞いてしまえば、本当に自分という存在がなくなってしまいそうだと思ったのです。
自分の家に帰る途中、令子はお香の匂いにつられてお寺へ。
「工藤さんの恋人になりたい」と願いを込め筊杯というおみくじを引きます。
しかし何度やっても聖杯が出ません。
そこで令子は結果を変えず同じことを願います。
「工藤さんが」とか「鯨井Bみたいに」とかでなく、どんな願いを叶えるにもそうでなければいけません。
じゃないと何も叶わないことに気付きます。
他の誰でもない、まして誰かの中の誰かでもない。
私は絶対の私になりたい。
令子の願いは聞き入れられ、聖杯を出すことができます。
4巻へ続く
九龍ジェネリックロマンス|3巻感想
タイヤの無い車が走ってたり近未来的な街並みがある一方で、九龍の昔から変わらないノスタルジックな街並みがたまらない!
世界観にどんどん引き込まれます。
3巻を読んだ感じだと令子のような人が他にもいるようですね。
人の手によって造られたクローンか何かなのかな?
ネタバレでは省略していますが、グエンと蛇沼の2人の話も描かれていて良かった。
蛇沼気持ち悪い奴だなと思ってたけど、グエンとの絡みは好きです♪
ぜひ漫画の方も読んでみて下さいね。