オキテネムルの9巻ネタバレです。
この巻で完結なので最終話までのネタバレを書いています。
漫画を読みたい人はこの方法を使うと無料で読めるのでネタバレ前に試してみて下さい。
9巻最終話までのネタバレ
全てを終わらせるために、準備を整え出撃するカナタ達。
しかし現場に到着すると、ネーブの細胞を進化させた新たな兵器らしきバケモノに襲われてしまいます。
その化け物は物理攻撃が効かず触れたモノは何でも溶かし、破壊していきます。
カナタの乗った航空機は何とか不時着に成功したもののネーブが寸前まで迫っていました。
博士は予め用意していたネーブ細胞を撃退する薬剤を使い、脱出することに成功します。
一時的に撃退は出来ましたがすぐに再生してしまうのでカナタたちは巨大ネーブの中心部へと向かう決心をします。
そこには安全地帯が広がっておりおそらく敵のアジトもあると思われます。
一方、外のお偉いさん連中はアメリカを説得することが出来ず、ネーブへの核攻撃が決まります。
もちろんガイチューの局長は猛反発しますがすでに、核ミサイルは発射された後なのでした・・・
一刻を争う事態、カナタたちは何人かの隊員を犠牲にしながらも最深部まで進んでいきます。
そこには装置の中で寝息を立てるエノクの姿。そしてアスがいました。
「やはり貴様らは私の手によって死ぬ運命らしい」
能力を全開にして襲い掛かってくるアスにカナタとシキが対抗します。
その隙に博士はネーブの核を探しだし止める必要があります。
アスは二人でも手に負えないほどの次元に達しており、シキの言葉も届かないようです。
このままではやられてしまうのも時間の問題、カナタは自らもリミッターを外そうとします。
一方、博士はネーブの核を目指していました。
薬剤で核を停止させれば巨大ネーブも活動を止めるだろうと予測しての事です。
そんな目の前に現れたのは息子のように接していた課長ことサトルでした。
彼を救うために作り上げたネーブが今まさに猛威を振るっている。
しかし彼への愛情は本物で博士は薬剤を投げることが出来ませんでした。
その結果、博士を護衛していた部下がやられ、付き添っていた教授までもが体を溶かされてしまいます。
目を醒ました博士はサトルを殴り飛ばします。
しかしそれはあくまで父親が息子を正そうとするそれでした。
「お前なら分かるはずじゃ!!思い出すんじゃサトル!!」
果たして博士の決死の言葉は息子に届くのでしょうか??
その頃、地上では核ミサイルがネーブに飲み込まれます。
爆発どころか汚染すら起きておらず、核での人的被害は免れたようです。
丁度、博士が課長を殴り飛ばしたことでネーブが止まり、これを好機と判断した局長は装備を整え突撃するのでした。
カナタとシキは奮闘していますが徐々に追いつめられていました。
アスと対等に戦うために全てのリミッターを解放しようとするカナタ。
しかしシキが止めます。
アスが変わったきっかけこそがリミッターの解放だったと気が付いたからです。
生きるために、守るために自らのリミッターを外したアスでしたが心のリミッターすら解放されてしまったアスは人類への憎悪で満たされてしまったのです。
どんな攻撃も通用しないなら共感力をもってして本当のアスを探す!!
カナタは彼女の意識の中に入り込みます。
自分の意識から追い出すために感情をあらぶらせるアス。
それに反応したのはエノクでした。
「このままじゃお母さんが壊れてしまう」
母を助けるために意識の世界に入りむエノク。彼を止めようとしたシキも巻き込きこまれてしまいます。
意識世界の中で幼くなったシキはアスに必死に呼びかけます。
正気に戻すため、昔の姿なら声が届くかもしれないという思いで・・・
ですが無情にもアスは手に隠し持っていた銃の引き金を引きます。
するとそこに飛び込んできたのはエノクでした。
「みんな同じ想いなのにこんなことしちゃだめだよ。お母さん・・・」
エノクの最期の言葉はアスを正気に戻します。
意識の中から戻ってきた3人。
そこには只々息子の死を悲しむ母の姿があるのでした・・・
一方、博士は必死にサトルの説得を続けますが無情にも崩落してきた瓦礫に重傷を負わされてしまいます。
血だらけの父を見下ろすサトル。そこへレヴィンがやってきます。
「君は誰よりも強い!さぁ君の力で人類を浄化せよ!!」
そんな誘惑の言葉に博士が息を吹き返します。
「惑わされるな!お主なら真の意味で強くなれる筈じゃ。」
無情にもそれが博士の最期の言葉となってしまいます。
しかしその言葉はサトルの胸にしっかりと届いていました。
「僕は強くなったはずなのに、先生の方がずっと強く感じる」
その言葉を最後にサトルは自ら薬剤をかぶりし消滅するのでした。
核が消滅したことで崩壊が始まるムーブ。
タイミングよく突入してきた局長たちの手によってカナタも脱出します。
しかしアスとレヴィンはその場に残ることを決意し、崩落と共に海に沈みます。
数日後、元気な姿となったトキジを見下ろすカナタ。
2人の場所には戻らないと決心したようです。
「シキは俺がいなくなったら寂しいだろ?」
「バッカバカしい、寂しいわけないだろ!」
そんな二人の話し声が青空に木霊するのでした。
-完-