生者の行進Revenge3巻(16話~24話)のネタバレ感想と、漫画を無料で読む方法を紹介しています。
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前回、一連の事件と深い関わりがあると思われる少女・沢田まりえがいじめにより自殺した1年半前の事件を追う中で、神原は学年主任の相良と事件との繋がりを知ります。
相良は密かに佐倉遥を監禁し、呪いによる異常な計画を進めていました。
その事実を知らぬまま相良の身辺を探る神原に対し、同僚の不破も事件への関連を匂わせます。
一方の理華はいじめられた人の心の声が聞こえる浮遊霊・千里と行動を共にしていました。
”御守り”の現在の持ち主候補として樋口と綾瀬をマークする理華と千里。
しかし樋口と綾瀬に凄惨ないじめの魔の手が迫っていて・・・!?
生者の行進Revenge|16話ネタバレ
廃倉庫に連れて行かれた樋口と綾瀬。
いじめっ子たちは樋口に30分の制限時間を与え兄から逃げ続けられたら開放するというルールを提示します。
弾は何発当たってもオッケー、しかし30分以内に降参すれば罰ゲームとして兄のオモチャにされると。
樋口は綾瀬を守る為、痛みを我慢し逃げ続けます。
しかし5分後には動けなくなってしまい地面に倒れてしまいました。
降参はしていないものの、動けない奴を撃っても楽しくないと兄は強制的に罰ゲームをやり始めます。
服を脱がされ亀甲縛りされる樋口。
次は綾瀬の番です。
建物の外からその様子を見ていた理華たちは、2人を助ける為理華の体を庄司に貸すことに。
理華に乗り移った庄司は倉庫の中に乗り込んでいきます。
生者の行進Revenge|17話ネタバレ
庄司はあっという間に3人を動けなくしてしまいます。
生前、庄司は祖父の道場で柔道を習っていました。
その腕前は師範である祖父が「女に生まれたことがもったいない」というほど。
庄司はその腕前で理不尽にいじめを受けていた友人を助ける許可を求めますが、祖父には「弱肉強食」「首を突っ込むな」と言われてしまいます。
庄司は納得できませんでした。
庄司には弱い人間が束になってストレスを発散しているようにしか見えません。
それに腕っぷしの強さと学校での力関係は同じとは限らないことを知っています。
そもそも私たちは野生の動物ではなく人間です。
3人を拘束した庄司は理華の体から出ていき、力を使い果たしたせいか眠ってしまいます。
綾瀬は樋口を痛めつけた3人が許せませんでした。
綾瀬の憎悪はどんどん増していき、ついに呪いの御守りに「死ねばいいのに」と願ってしまいます。
その瞬間、生霊が出現し兄を吊りあげ殺してしまいます。
生者の行進Revenge|18話ネタバレ
気絶から目覚めたいじめっこ二人は、目の前の生霊と兄の死体に怯え逃げようとします。
しかし逃げ切ることなどできず、目を潰され絞め殺されそうに。
その様子を見て綾瀬は「ざまあみろ」と笑っていました。
綾瀬と過去の自分を重ねる理華。
そしてこの御守りは自分たちのような人間を”救う”ためのものではないことに気が付きます。
もし彼等を殺してもいじめられていたっ頃の惨めな気持ちは清算されないまま。
心の中に残るのは残酷な方法で人を殺したという後味の悪さだけ。
本当に必要なのは生きている人間の優しさと支えです。
いじめられている側が死ぬ気でやらなければいけないのは、気付いてもらえるまで声をあげ続けることなのです。
死ぬ一歩手前で神原が助けにきてくれました。
生者の行進Revenge|19話ネタバレ
苦戦しながらも生霊を倒すことが出来た神原。
とどめを刺す前に、神原は生霊の意識の中へと入ります。
奥へと進むと現実世界へと続く扉がありました。
そこには変わり果てた佐倉遥の姿が。
ようやく遥を見つけた神原は涙を流します。
生者の行進Revenge|20話ネタバレ
絶対に助け出すと心に誓い現実世界へと戻ります。
その後、綾瀬と樋口は警察に無事保護され、重傷を負ったいじめっ子たちも病院へ運ばれました。
初めて人が死ぬところを見てしまった理華は頭の中が混乱していました。
一方、遥の異常な姿を見た神原は、手紙に書いてある人数が全て死ねば彼女が壊されてしまうと確信します。
そこで神原は作戦を変更し、理華が見つけた同じ御守りが売っている神社で、同じ御守りを買っていく人間をチェックして欲しいと理華たちに頼みます。
新しい御守りを入手しまた呪いをかけ直す可能性があるからです。
そんな中、協力してもらっていた刑事の恭一郎に「捜査が打ち切りになったからもう協力できない」と言われてしまいます。
上からの圧力で一連の自殺事件から手を引かざるを得なくなったのです。
生者の行進Revenge|21話ネタバレ
情報を開示できないと言う恭一郎に代わり、妻・東雲があるヒントをくれます。
ヒントから沢田まりえの元同級生である「犬飼さとし」に辿り着く神原。
性格は真面目で正義感が強く、当時の学級委員も務めていました。
たびたび沢田を庇うような記述はあったものの印象は薄く、いじめの”加害者”でも”被害者”でもない”傍観者”に近い存在だったので、完全にノーマークでした。
しかし東雲がくれたヒントがこの犬飼さとしのことを差しているのであれば、資料の中では意図的に存在感を薄められている可能性があります。
実は警察内では著名人や権力者の息子などが起こした傷害事件などの罪を逃れる為の裏ルートがありました。
それを当時の本部長の名前をとって暗に「犬飼案件」と呼ばれています。
犬飼家とは代々何人もの警察官僚を輩出してきたエリート一家で、当時県警の本部長だった「犬飼正義」は今では警察庁の局長で、実質的に「犬飼案件」の取りまとめを引き継いでいるrのが課長代理を務めている犬飼家の長男「犬飼正志」と噂されていました。
恭一郎が沢田まりえのクラス名簿に”ある名前”があることに気付くと、犬飼は父親を経由して手を回し連続自殺事件の捜査を打ち切らせ自宅謹慎に陥れたのです。
つまり「これ以上調べるな」という牽制が犬飼家三男・犬飼さとしが沢田まりえの自殺、そして連続自殺に関わっていることを確信させたのでした。
その頃、神社で御守りを買う人を見張っていた理華は、神社へやってきた犬飼さとしと偶然にもぶつかります。
爽やかで優しいさとしにドキドキしてしまう理華。
しかしさとしは理華の知らないところでよからぬことを企んでいました。
生者の行進Revenge|22話ネタバレ
神原がなんとかして「犬飼さとし」に近づく方法を考えていると、またしても不破先生が接近してきます。
不破は「これ欲しくない?」と呪いの御守りを見せます。
詳しい話を聞くために、神原は霊感を持つ不破の妹と会う事になります。
妹ありさは、不破が撮った写真を霊視することができ、被写体の少し先の未来の姿を見ることができる能力を持っていました。
被写体の死期が近い場合は、その人物の最期の姿がそこに映るのです。
不破の背後にいる霊は、不破の子供の頃の恩人であり2年前ありさのクラス担任だった山口先生です。
兄妹は山口先生を殺した犯人を見つけ、呪いの御守りを使って復讐するつもりなのです。
生者の行進Revenge|23話ネタバレ
あれは不破が小学5年生の頃でした。
家庭環境が複雑だった不破はその環境のせいもあり、学校で問題ばかりを起こしていました。
沈むしかなかった不破たちを助けてくれたのは山口先生でした。
山口先生のおかげで小学校を卒業するころにはすっかり落ち着いていた不破。
4年後、不破は教員採用試験に受かり、久しぶりに再会した山口先生は老けたというより随分とやつれていました。
山口先生は担当する生徒のいじめのことで悩んでいたのです。
冬になり沢田まりえが自殺。
山口先生は保護者から訴えられ教師をやめてしまいます。
その後、山口先生に呼び出され呪いの御守りを手渡されます。
「誰の手にも渡らないようにお前が預かってくれ」と。
全て片付いたらちゃんと説明すると言ったきり、山口先生は死んでしまいます。
後から調べると山口先生は教師を辞めた後も嫌がらせを受けていて、その中でも特に酷かったのは沢田をいじめていた3人の親からでした。
そしてその元教え子3人はほぼ同時に死亡。
つまり不破は先生が言っていた「取り返しがつかないこと」というのは「元教え子たち死」のことを言っていたのでは?と推測します。
御守りを手にしたせいで実際に「恐ろしいこと」が起きてしまったのだとすれば・・・。
ありさにはその御守りを作った人に心当たりがありました。
そうして兄妹は山口先生を死に追いやった悪魔に復讐することを決めたのです。
生者の行進Revenge|24話ネタバレ
ありさがほぼ確信をもって疑っている人物は「犬飼さとし」でした。
ありさは呪いの御守りを使う資格を手に入れる為、この1年間あえて嫌われるような行動をしいじめを受けてきました。
痛みも苦しみも全部呪いの力変え犬飼に復讐する為耐えてきたのです。
ありさたちの持つ御守りに入っている手紙を見た神原は、生霊を使っていじめっ子たちの魂を刈り取り、その寄せ集めで沢田まりえもどきをつくろうとしていることに気が付いて・・・!?
4巻へ続く
生者の行進Revenge|3巻感想
事件の謎がどんどん紐解かれてきました。
呪いの計画は不気味でゾッとするんだけど、ついつい読んでしまう面白さ。
救われない思いに苦しむ登場人物たちですが、短絡的な復讐心に囚われず逃避もしない姿勢は尊敬します。
最後に沢田まりえと一緒にいたのは誰なんだろ?今回も続きがめっちゃ気になります~!
ぜひ漫画の方も無料で読んでみてくださいね。