よく宗教勧誘に来る人の家に生まれた子の話の漫画を無料で読む方法と、結末までのネタバレを紹介します。
この漫画は、タイトルの通り新興系宗教を信仰する家庭に生まれた子供のお話です。
二世信者として母や周りの者に厳しく監視され、禁止だらけの生活が、宗教とは無縁だった私には衝撃的でした。
よく宗教勧誘に来る人の家に生まれた子の話を無料で読む方法
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次にネタバレです!
ネタバレ
わたしのお母さんは神様を信じている。
もうすぐ神様が地球の悪い人や悪いこと全てを滅ぼします。
でも神様を信じていた人たちは、その後地上の楽園で永遠に楽しく暮らすことができます。
だから神様の言うことを守ってこのことをみんなに伝えないといけないのです。
これがさやの母の信じている教えでした。
集会にはさやも母と一緒についていき、一時間ほど聖書の勉強をします。
木曜は王国会館での集会。
日曜は3時間くらいの集会がありました。
そして土曜は母と一緒に奉仕(布教活動)に行きます。
指定されたブロックの家を一軒ずつ訪ね、聖書の言葉を伝えたり、パンフレットを渡すのです。
さやは奉仕の日が嫌いでした。
学校の友達に会うかもしれないからです。
さやの家では宗教上、クリスマス、誕生日会などのお祝い事は禁止されていました。
もともとは異教のお祝いだからだそうで、お祝いするのもされるのもNG。
家ではもちろん、親戚の家でも、学校でも。
なのでさやは幼稚園の時から宗教を抜けるまで誕生日のお祝いをしたことがありませんでした。
そんな2年生のクリスマス。
朝起きると枕元にプレゼントが置いてありました。
さやはすぐに父と分かるのですが、騙されているふりをしてはしゃぎます。
しかし母にサンタの存在を否定され父がくれたものだと教えます。
父は神さまを信じておらず、でも母を止めるまではしませんでした。
父はお祝い事が好きな人だったので、きっと悲しかったでしょう。
しかしその後、母は「お父さんに感謝するパーティー」という名目でパーティーをしてくれました。
クリスマスはダメですが、エホバはパーティー自体は禁じていないからです。
今思えばあれは母なりの罪滅ぼしだったのかもしれません。
奉仕が嫌いなさやは、つい口にしてしまったことがありました。
「奉仕か・・行きたくないな・・・。」
すると母は鞭でさやのお尻を何度も打ちます。
母の信じている宗教は聖書が絶対で、子供たちは全てのことにおいて親に従順であることが義務つけられていました。
少しでも抵抗しようものならすぐに鞭で打たれるのです。
鞭は痛くて怖くて恥ずかしい気持ちになりました。
なのでさやはできるだけ母にとって良い子であろうとしていました。
それでも、聖書に反するたびにお尻を叩かれました。
体育祭では全員参加の応援合戦に出られません。
聖書に「争いは避けなければならない」とあるからです。
一人だけ練習に参加せず席に座っていたさやは、体育祭がとても苦痛でした。
校歌や国歌を歌うのも偶像崇拝にあたるので参加できません。
誕生日、七夕祭り、クリスマス会、バビロン的な行事にも参加してはいけません。
人間の政治にも参加してはいけないし、血を避けなければならないので、給食では食べられないものもありました。
輸血禁止、恋愛はもちろん、クラスの友達と親しくするのも禁止。
次第にさやは人と関わることをやめました。
友達を作るのもやめました。
できるだけ目立たないようにしました。
そうなると学校に行くのが辛くて、時々学校に行けなくなりました。
「この世にいたら具合悪くなるのは当り前よ。まだこの先長いんだし少しくらい休憩しても大丈夫。もう少しの辛抱だよ。」
母はそう言うのですが、辛抱の先にあるのは好きな事も仕事も恋愛もできずに、開拓者になって毎日奉仕する未来なのです。
母の信じる宗教は性についてとても厳格でした。
子供にできるだけ早くから性教育することが勧められています。
しかし母は潔癖だったので、さやに性のことを教えるかどうか迷っているようでした。
まず婚前交渉これは絶対禁止。
もしバレたら排斥となります。
そして終わりの日に神に滅ぼされます。
次にマスターベーション、これも禁止。
ですが、当時娯楽の少なかったさやはこれにハマってしまいました。
わざとこっそり悪いことをすることで、束の間ですが辛いことを忘れようとしたのです。
これは自傷行為に似たものだったのかもしれません。
高校生の頃、毎日図書室に通うのが日課だったさや。
いつもほとんど人がおらず静かに本を読むことができ、なにより自分が皆と違うということを知らない人と接するのがとても心地よかったのです。
さやの他にもう一人男の子がよくいました。
少しずつさやはその男の子と話すようになり、ある日告白をされます。
さやもその男の子のことが好きだったのですが、宗教のことを考えるとまともに付き合っていけるはずがありません。
悩んだ末、さやはその男の子をフッてしまいます。
好きだけど無理なんだよ。
もっとたくさん話したかったなぁ・・・。
ある日、さやは宗教勧誘する女の子が出てくる小説を目にします。
そこには”普通”の人から見た集会の様子が”異常”なものとして書かれていました。
ああ・・・やっぱり。
異常だって思った私は間違ってなかったんだ。
さやは勇気を出して母の自分の本当の気持ちを伝えます。
「私、全部嫌だった。集会に行くのも学校でのふるまいも、全部本当は嫌だったんだよ。」
母は泣いていました。
さやも悲しくなりましたが、もう母の信じている楽園を信じてあげることはできませんでした。
それ以来、母はさやが集会に行かなくても何も言わなくなりました。
集会に行かなくなる前まで高校卒業後は就職する予定でしたが、ギリギリ自分のしたい勉強のできる大学へ進学することができます。
これからは”普通”に生きるんだ。
誕生日を祝ったり、友達と遊びに行ったり、好きなことをしたり。
しかし何をしていても今まで守ってきた教えがもたらす罪悪感から逃れることができず、20歳を過ぎた頃から次第に精神が不安定になっていきました。
早く断ち切りたい、解放されたい。
そうだ。本当の本当に裏切ってしまえばいいんだ!
さやはセックスをしました。
終わってみればあっけなくて、こんなことをしただけで神様は怒って人を殺すのかと。
タバコも遊びもセックスも、今までの教えから解放されたくて自分の意思でしたことですが、なぜかとても虚しいのです。
いつか”普通”になれるといいなぁ。
完結
感想
カルト宗教の実態については全く知らなかったので、とても興味深い内容でした。
こちらの作品を読んで初めて「エホバの証人」という宗教を知り、色々と驚きしかありませんでした。
一般的な行事やイベントに参加できず禁止されていることも多くて、かといって宗教の否定は母の否定につながるので、それもできず苦しかっただろうなぁ。
最後に作者さんが解放されて好きな生活していると知り、本当に良かったと思います。
ネタバレでは省略している部分も多いので、興味のある方はぜひ読んでみて下さいね!