隣の悪女3巻

隣の悪女の漫画を無料で読む方法と、3巻のネタバレ感想を紹介します。

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花音の復讐を阻止するために桐太たちの前に現れた占い師・美雨。
第3巻では彼女が知るかつて花音の身に降りかかった悲劇の片鱗がいま明らかに・・・!

3巻|ネタバレ

亜里子とも仲直りし、これでやっと平穏な日々が戻ってきた。

これがずっと続く。

桐太はそう思っていました。

しかしある日、桐太と亜里子は喧嘩をしてしまいます。

桐太がどこでお金を工面したのか教えてくれないのが原因で、亜里子が不安になってしまったからです。

「何で隠すの?私は部外者なんだ。桐太は私のこと本当に好き?」

亜里子は桐太の愛情を試すためについ「別れる」と言ってしまいます。

別れると言ったことを後悔する亜里子。

桐太の好物・苺のケーキを持って仲直りに行く途中、島袋カケル(ケロッピー)に会います。

島袋から「桐太を消耗させる悪女」と言われた亜里子は、ショックでもう桐太の元へ行くことができませんでした。

そうして桐太と亜里子は破局します。

「亜里子の寂しさを癒したかった。けど俺には包容力がなくて困憊した。だから亜里子が俺を必要としているのを知ってて見捨てたんだ。最低だ。」

罪悪感を感じ、もう恋愛はしたくないと桐太は思っていました。

弱っている桐太を支えたのは花音でした。

一方の亜里子も罪悪感を抱え毎日を送っていました。

弱ってる亜里子を温泉旅行へと誘う花音。

「いくら外見や肩書で魅力的に装っても私の性格は無価値。いや害だから。花音ちゃんも私といない方が良いんじゃない?」

自分を低く評価し嫌う亜里子を花音は全て受け止めます。

桐太も亜里子も「花音ちゃんがいてくれて良かった」と思うようになります。

それも全部花音の復讐のためだとも知らずに・・・。

美雨には花音の復讐を阻止したい理由がありました。

美雨と花音は小さい頃から姉妹のように仲が良く育ってきました。

花音の親はいわゆる毒親で、育児放棄のたびに花音は美雨の家に預けられていました。

親が親なので花音の性格も歪むと思いがちですが、花音は先天的な性格の愛情深さと宿命での人気運を持っていました。

結果、花音は他人にありのままを受け入れられ愛され続け、花音もそれに答え続けました。

美雨は花音に癒され、また現状がドロ沼であっても自分次第で花は咲けるものだと学びました。

なのにあの”六本木心中”で花音は変わってしまったのです。

(私が花音さんの復讐を止めたいのは、汚れていくのをこれ以上見たくないから)
(だって私は花音さんのことを・・・)

その頃、花音の周りではトラブルばかりが続いていました。

これも全て美雨の計画通り。

トラブル続きのせいで復讐どころではなくなるでしょう。

そして美雨は花音の標的である桐太を守るべく、桐太の隣のベッドに入院することに。

(今後もしトラブルをかい潜り標的に近づけたとしても私が隣でガードします)
(これは私と花音さんの桐太さん争奪戦!勝負です)

美雨はさりげなく桐太の手相を見て助言します。

「同情を捨て悪縁は断絶する。自分の幸せのためにそして相手の幸せのためにも。」

美雨は花音のことを言っていたのですが、桐太の頭には亜里子が浮かんでいました。

一方、トラブル続きでやつれていく花音ですが、花音にも作戦がありました。

桐太の家族と仲良くなり外堀から埋めていく作戦です。

このままでは桐太が流されてしまうと感じた美雨は、またも手相を見て助言します。

花音のことが気になっているものの、亜里子と別れたばかりでまだ新たに恋をするモチベーションになれず悩んでいた桐太。

しばらく1人でゆっくり充電をしたいとも思っていました。

桐太のその気持ちを言い当て、美雨は「休息したいという自分の本心を大切にすることが幸せへの近道」だと助言します。

桐太は美雨の助言もあり花音に対して一歩引いた気持ちになってしまいます。

「花音さん、桐太さんは誰とも交際する気はないそうです。つまり花音さんは標的を捕らえ損なったと言う事。この桐太さん争奪戦、花音さんの負けです。ならここで復讐を終わりにしませんか?」

やつれてボロボロの花音。

「・・・休みたいです。」

花音のその一言を聞き心底安心する美雨。

トラブルを終結させるため美雨が花音と離れていた時、桐太は先輩看護師にいじめられてボロボロになっている花音を目撃します。

トラブルを対処し美雨が花音の元に戻ると、花音と桐太が抱き合っていました。

花音は美雨が仕込んだパワハラを逆に利用し、桐太の保護欲をくすぐったのです。

(桐太さんの愛情深い性格上、この作戦は・・・おちる!)

まずいと思った美雨は、花音が復讐しようとしている事を桐太にバラします。

「一色花音は桐太さんに復讐するためにやって来たんです!全て話します。」

桐太は美雨と花音のどちらを信じていいのか分かりませんでした。

「どっちも証拠はないよね?だったら疑わしきは罰せず、推定無罪。俺はそれでいい。それに俺は2人は良い人だと感じてる。だったら誤解だと思う。自分のその感覚を信じてみたい。」

美雨は桐太のその甘さが”弱点”だと言うのですが、花音は”美点”だと桐太の良さを褒めます。

そこでもう勝負の決着はついてしまいました。

「花音ちゃんが好きだ。」

美雨は桐太と花音が付き合った翌日、退院していきました。

花音の周りで起きていたトラブルは急速に解決、桐太も無事退院することができます。

そんな中、亜里子の元に警察が訪ねてきます。

警察は桐太と島袋を捜しているらしく、どちらも居場所が分からないそうなのです。

2人は”六本木心中事件”に関わっていた・・・!?

4巻へ続く

感想

花音によってついに別れてしまった桐太と亜里子。

気持ちを確かめたくなる亜里子の気持ちは分からなくもない。

だけど言われてる側からしたら疑われるのはいい気しないよなぁとも思ったり。

亜里子には頑張って欲しいです。

次巻で六本木心中事件の真相が明らかになる感じですかね。

花音の復讐の動機がまだ描かれていないので、そちらも気になります。

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