5巻1話ネタバレ|episode17
生徒達の急襲でテロリスト達も対処しきれないでいたがマスクを中心に徐々に隊列を組み直し応戦を始める。
放送室では久遠から銃を突きつけられているにも関わらず全く物おじしない鬼灯
鬼灯「私を制圧すればこの学校から無事にでられるとでも?」
久遠「見くびらないでくれるかな」
「アルミケースはすでに入手済み、それが自衛隊への切り札だと言うことも知っている」
「そして、お前のことも」
”バァン!”久遠の放った弾丸は見事に鬼灯の胸を貫通させた。
久遠「これで自衛隊とテロリスト両方の切り札を手に入れた」
そのころ、プールから脱出を図る生徒達にテロリストが気付き銃を乱射される。
生徒達も援護を行いテロリストに応戦するが、犠牲者を止める事は出来ない。
次第に生徒達の間に恐怖心が芽生え初め、脱出をあきらめた生徒がパニックに陥るのだった。
そのころ、久遠は鬼灯を司令部まで運んでいた。
流石に体に穴があいていては自分で歩くことも出来ないようで移動に戸惑う。
そして運悪く、校舎内を捜索していたケイの部隊とはち合わせるのだった!
ケイ「こっぴどくヤラれたわね ご無事ですかぁ?」
鬼灯「いいから早く排除しなさい」
ケイ「もちろんそのつもりよン♪」
”タタン!タタン!”2回に分けて発射された弾丸はケイの前に配置していたテロリスト2名の頭を貫通した!
久遠「約束通り殺しませんでしたよケイイチさん!」
テロリストの内通者とはケイの事だったのだ。
鬼灯をその場から遠ざけ二人は最終確認を行う。
ケイの狙いはアルミケースそして”L・Y・C・H”だった。
中和剤は一時的にL・Y・C・Hの活動を抑制することが出来る。
久遠「ケイイチさんは作戦通りに動いてください」
そう言うと二人は別れた。
そのころ、仲間から銃を奪った一之瀬は妹を探しに体育館へと向かっていた。
屋上から狙撃していた草太がそれに気付く。
妹の加奈を救うべく閉鎖された体育館のシャッターを開けるがそこにはL・Y・C・Hに侵された生徒達で溢れかえっていたのだった・・・
5巻ネタバレ|episode18
感染者が溢れかえる体育館、すでに正気は失っているようでドアガラスを突き破り一斉に一之瀬に襲い掛かる!
あまりの大群に逃げる間もなく捕まってしまった一之瀬「加奈ぁー!」という叫び声とともに感染者の群れに飲み込まれた。
その異変は直ぐに生徒・テロリストも気付き一斉に撤退を始める。
屋上からその様子を見ていた草太は、自分の中に眠る何かが目覚めようとしているのを必死に抑え込んでいた。
そのころ、先生たちが囚われている会議室、そこにやってきたのはケイだった。
見張りの一人を始末すると、生徒達を呼び込み全員を解放する。
しかし、運悪く鬼灯の右腕でもあるマスクに出くわしてしまうのだ。
仕方なく反撃するがこれで裏切りだとテロリスト中に広まってしまうだろう。
そんな時、学校を取り囲む自衛隊にも異変が起きていた。
校庭へ解放されてしまった感染者達、それを眺める指揮官にSATが物言いに来たのだ。
SAT「貴様が人質を撃てと命令したのか?」
吉永「我々の任務は生物兵器の流出を阻止すること」
「万が一でも日本全土に拡散させるわけにはいかない」
「私は私の義務を全うするのみです。」
SAT「SAT隊員今すぐ集合!今夜中に人質を救出する!」
遂にしびれを切らしたSATが突入をするようだ。
自衛隊吉永は高みの見物をするようだ。
「LYCH対SAT特殊部隊 願ってもない対決じゃないですか」と・・・
校舎内でも混乱が広まっていた。
鬼灯を連行していた久遠の前に立ちはだかる感染者
鬼灯はそれに信号を送り久遠を襲わせる。
脱出をあきらめた生徒達は玄関へと殺到しその後ろからは感染者が!?
ドンドンと増えていく犠牲者。
そしてそれは屋上にいる草太にも起こっていた・・・
草太「僕から・・・離れろ・・・」
「逃げろってば!!」
5巻3話ネタバレ|episode19
感染者たちは遂に2年のもとへ
いち早く気付いたボビーが全員に逃げるように促す。
そのころ神埼達の元へとやってきた武安
鬼灯を確保していたメンバーは全員やられているようだ。
感染はしていないようだがアバラが折れるなど体へのダメージは大きかった。
しかし久遠は鬼灯にも中和剤を何とか半分近く注射し深手を負わせていたのだ。
自分が操る感染者に担がれる鬼灯
しかし感染者の様子がおかしい・・・
中和剤を打たれたせいか逆に襲われてしまう。
そこに彼女を負ってきた武安が出くわす。
鬼灯「躊躇えば死ぬのはお前だ」
武安「秋吉・・・?」
そう鬼灯が操っていたゾンビは彼女の秋吉だったのだ。
衝撃の対面を果たした二人、しかし武安は彼女の頭を打ちぬくしかなかった・・・
武安「これがお前のやりたかったことか!?」
怒り狂い鬼灯に詰め寄る。すると彼女は自分たちの目的を話し始めた。
正義、これほど残虐な物はない。
この社会に深く根付いている3種類の罪人
一つは社会の不正を知ろうともせずのうのうと暮らす対多数の人間
それらの人間が居るおかげで正論を持つものが力を得ることが出来る。
しかしその力を持つ者たちも決して正義とは言えない。
やつらは非暴力という枠にとらわれ常に不正に屈しながら甘んじているこれが二人目
そして3人目は権力と財力を持つもの達、こいつらはその力を駆使し法すらも自分の都合に合わせて自らが正義だと名乗る。
ほとんど腐って食べられないリンゴなら腐った部分を取り除くより捨てた方がましだ。
この世の中は腐りきっている。鬼灯はそう伝えたのだ。
しかし他人を犠牲にしてまでそれを貫こうとする彼女らを許すことは出来ない。
武安は鬼灯を放送室に連れて行くのだった。
そのころ、運動場で高みの見物をしていたテロリストの元へある男がやってくる。
「よぉお前ら」どこから連れてきたのか一人の生徒とやってきたのテロリストのもう一人の幹部、金石だった。
捕まえた生徒から全ての作戦を効きだした金石はそこに居た部下たちに問うのだった。
金石「すでに防御態勢はボロボロ」
「これ以上、とどまる理由は無くなった。」
「俺と一緒に脱出するか?それともボスと心中するか?」
5巻4話ネタバレ|episode20
”ピュンピュンピュン”と防音使用の弾丸が見張りのテロリストを排除する。
侵入に成功したSATは隊長の独断での作戦の為、自衛隊の支援は期待できない。
彼らの目的はテロリストの制圧ではなく人質の保護だ。
しかし校庭に無数にいる生徒達はすでに感染している。
3年の教室では反乱に参加した2年がバリケードを作っていた。
有希は武安を探しにここまでやってきたがその背後からは感染者がせまっていた。
「ひぃぃぃぃっ!」と思わず悲鳴を上げてしまう有希
その瞬間!「ボン!」と感染者の頭が吹き飛んだ!?
そこに居たのは草太だった。
人を貫通するほどの破壊力をもった草太は素手で感染者達と次々と破壊していく。
それはまさに地獄絵図だった。
全ての感染者を殺し終えた草太は有希に標準を合わせる。
しかし頭の中に”何している早く来い!!”と信号が流れその場を離れるのだった。
-放送室-
鬼灯を連れてきた武安は校内放送を使ってテロリスト達を無力化する為、部下に登校するよう命令させるのだった。
「鬼灯より全隊員へ重要な話しがある。」
「現在の状況は我々にとって不利したがって新たな命令を下す」
「校内の人質を全員射殺せよ!!」
やはり鬼灯に負けという2文字は無いらしく武安は慌ててさっきの命令を実行すれば鬼灯のを殺すと脅しを掛けるのだった。
今ここで鬼灯を殺すよりこいつにはもっと利用価値がある。
武安「あんたゾンビを操れるのか?」
「できるならゾンビを体育館に戻してほしいんだが」
鬼灯「確かに操れる。でも私が操れるのは私から感染したものだけよ!」
その時「バゴン!」という激しい音で放送室の扉が吹き飛ぶ。
そこに現れたは草太だった。
操られているのか武安に襲い掛かる草太。
しかし寸前のところで攻撃をかわし何とか怯ませることが出来た。
鬼灯も中性剤の影響で草太を完全にはいじれていない。
”コントロールが外れたか?”
「ぐぉあああ!」という雄たけびを上げる草太
その瞬間、武安は鬼灯を突き飛ばすのだった。
倒れこむ鬼灯、見上げるとそこには心臓を貫かれた武安が居た・・・