あげくの果てのカノン3巻

あげくの果てのカノン3巻のネタバレと感想を書いています!

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世界を救うヒーロー・境と、彼に8年間片想いを寄せるカノン。
不倫地獄のループを断ち切るために妻・初穂がした行動とは・・・!?

では次から3巻のネタバレです!

あげくの果てのカノン 3巻 ネタバレ

初穂が修繕における変化抑止の研究を成功させることができます。

「ここまでこれたのも、特務隊員である夫の支えになりたいという思いからでした。」

妻と夫というものは、共に歩み、寄り添い、支え合うことを社会は望む。

たとえもう気持ちが変わっても、変わってゆく僕は許されない。

初穂が研究を成功させたことで夫婦での取材が増え、ニュースなどにも取り上げれているほどに。

仲睦まじい二人を見て辛い気持ちになるカノン。

カノンは境の”奥さんごっこ”だと初穂のマネをして髪やメイクなどをし外見を磨きます。

その帰りカノンはヒロから告白をされます。

「姉ちゃんが好き。あんな奴よりずっと姉ちゃんを幸せにできる。」

本当はヒロの気持ちに気づいていたカノン。

だけど境先輩以外の人に好かれたところで何の意味もない・・・。

その時、地上に境夫婦が現れます。

境に駆け寄るカノンですが、初穂の姿が見え声をかけることができず。

先輩はどうして私に関わったの?

私のことを途中で放り出すなら結局は奥さんを選ぶならずっと神様のままでいて欲しかった。

雨が降る中座り込んでいると、見かねたヒロが境にキレます。

「姉ちゃんの人生から出てけよ!!」

慌てて誤解だと否定しその場を去ろうとするカノン。

境にも「ただの友達」だと言われてしまいます。

翌日、初穂がカノンの働いているケーキ屋さんに顔を出します。

初穂は二人の関係を知っていると話し、頭を深く下げて昨日のことを謝ります。

「私とあなたは立場が違うけれど、宗介が好きという気持ちは同じだわ。」

初穂に話がしたいと言われ、二人で境の魅力について盛り上がります。

ずっと境の素晴らしさを尊さを誰かと一緒に語りあいたかったカノンは、嬉しくて会話が弾みます。

しかしふと初穂が許してなんかいないことに気づきます。

次に初穂は境にカノンが働いているケーキ屋に行くよう仕向けます。

これは初穂にとって賭けでした。

ケーキを買いすぐに戻ってきてくれれば初穂の勝ち。

だけどそのまま帰らなければ・・・。

初穂の誘導により久しぶりに再会したカノンと境。

カノンは自分の辛さを思いのままにぶつけ喧嘩になってしまいます。

付き合ってすらいないのに、別れ話のような雰囲気になる2人。

「高校の時はもっと気遣いがあって、神様みたいだったのに・・・」

カノンが変わってしまった境に対しこれ以上失望させないでと言うと、今度は境が言い返します。

「神様とか笑わせるなよ。僕は人間だしそんなの背負いたくない。」

だけどカノンじゃなきゃ埋められない”穴”があると話す境。

その話を聞いたカノンは、この人となら地獄の道も歩んでいけると確信するのでした。

「もう、全部捨てて逃げちゃおうか。」

完全に行き詰まった二人は、境の田舎・北海道へ。

束の間の逃避行を終え東京に戻っている途中、ゼリーに襲撃されるという事件をニュースで知ります。

すぐにヘリで迎えがきて先に東京に戻る境。

今回は壁の中のとは違いSLCのゼリーの脱走。

SLC内でゼリーを扱える人間なんて限られている。

まさか、初穂が境を呼び戻すために・・・?

カノンも家族がいる避難所でいたのですが、境を見ようと銃声のする方へ抜け出します。

それに気づいた義母は泣きながらカノンを止めます。

「かのちゃん、お願い。私たちとの生活だって大事にして!」

生活なら私と先輩にだってあるはず。

カノンが境と不倫していることを話すと母はさらにボロボロと涙を流して悲しみます。

こんな世界を望んでいたんだっけ。

私を受け入れてくれた全ての優しい人たちを巻き込み、奪い、傷つけ中毒のような恋で私が壊した・・・。

あげくの果てのカノン 3巻 感想

登場キャラのエゴが爆発する第3巻!

不倫らしい重苦しさがカノンと境先輩の関係性の中にも立ち込めてきて色々と崩壊しています。

カノンの不倫により、世界を終わりへと導いているような演出が面白い。

一人の心変わりが与える影響って凄いなと思いました。

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