箱庭のソレイユ４巻（最終回）のネタバレ感想と、無料で読む方法を書いています♪
事件の真相を知りわだかまりが解けた天使と伊月の2人。
その様子をたまたま見かけたあさひは、伊月と天使の間に何が起こったのか理解できずにいて！？
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ここからは４巻のネタバレです！
４巻 ネタバレ
夏休み明けてから天使が変わったことに気付くあさひ。
「天使、伊月さんと何かあった？」
目をそらさない天使を見てあさひは伊月に連絡し理由を問いただすことに。
「瀬名さん僕たち和解したんです」
伊月は有希先生は自殺だったと嘘を話し始めます。
天使の絵を盗用していた罪悪感に耐えられなくなり美術教室で自殺。
天使は偶然死んだ有希先生を一番に発見しそれまでの有希先生の罪を隠すために教室を燃やし事件を捏造。
伊月の嘘を信じるあさひ。
真実がわかり天使がまた絵を描き始めて解決したはずですが、あさひは何か胸につっかえていました。
ああ、私蚊帳の外だったんだなぁ。
自分の知らないところで話が進んでいたことにショックを隠せず拗ねていました。
天使の絵の才能はあっという間に広がりコンクールに出展をすることになります。
同級生ともよく話すようになったし他校の子とアドレス交換をしたり、喜びたいのにあさひは複雑な心境。
だけど天使の絵を見てしまうと自分のちっぽけな嫉妬心なんてどうでも良くなるのです。
「ああ私やっぱり、天使が好きだなぁ」
思わず告白をしてしまったあさひですが、天使にはフラれてしまいます。
天使はコンクールで最優秀賞を受賞し有名に。
毎日何枚もあさひの似顔絵を書き続けている天使に伊月は「気持ちを伝えないの？」と尋ねます。
「まだあさひの記憶は戻ってない。見守っていられるだけでいいんだ」
「僕が瀬名さんを奪っても？」
天使は授賞式についてきて欲しいとあさひを誘いますが、断られてしまいます。
あさひは自分も伊月に同じことをしていたんだと反省し、ちゃんと告白の返事をすることに。
「私伊月さんの気持ちには応えられないです。ごめんなさい」
伊月は１１月３日最後に2人きりでデートをして欲しいと誘い、授賞式の日だと気付くあさひですが伊月と約束をします。
当日、2人がデートをすると知った天使は授賞式の前にあさひを奪いにいきます。
「どうしたの？瀬名さんは僕にくれるんだろ？」
「ごめん。やっぱり無理だった」
天使は自分の気持ちをあさひに伝えます。
「あさひにもっと絵を見て欲しい。絵に閉じ込めたいくらい独り占めしたい」
両想いになった2人は２度目のキスをします。
そして授賞式へと向かうのですが、あさひはそこで過去の事件がフラッシュバック。
記憶が戻り、自分が有希先生を殺したことを思い出します。
私が有希先生を殺したのになんで天使が捕まったの？
記憶が戻ったあさひは学校も休み部屋にこもります。
「あれは事故だ！あさひは何も悪くない！！」
「じゃあなんで天使が捕まったの！？なんで先生が自殺なんて嘘ついたの！？」
全部自分のせいだと責任を感じるあさひ。
今ならもっと違う道を選べたのかもしれませんが、当時の幼い天使にはその判断しかできませんでした。
でもあさひの母なら判断ができたはず。
なぜあの日、天使の手を離したのか？
それは「俺に選ばせて」と言う天使の強い意志に一瞬怯んでしまったからでした。
そんな中、天使が人を殺した過去があることがスクープされてしまいます。
天使の記事を書いたのは、伊月の高校の後輩・山本でした。
真実を知った山本は後悔し謝ります。
しかし天使の調査を頼んでいたのに突然打ち切る形になり裏切ったのは自分だと責任を全てかぶろうとする伊月。
それにここで世間に真実を明かしても事件が無駄に掘り起こされ、天使が守ってきたものも無駄になってしまう。
「とにかくこの騒ぎの責任は全て僕にあります。収拾は任せてください」
伊月は事件の真相を公表する気はありませんでした。
あさひは天使を守ろうと世間に真相を伝えようとするのですが、伊月と天使があさひを止めます。
「私のせいで点治の居場所がなくなるなんて耐えられない」
「誰に何を言われてもどう思われても構わない。あさひの側にいられるなら。太陽がなくなったら生きていけないけど、太陽さえあればどこでだって生きていけるんだよ」
あさひはこの時、ようやくわかることができました。
狭い箱庭に閉じ込められていると思っていた点治は、自分よりずっと広い世界を見ていたのだと。
点治が求めていた場所は、あさひが求めていた場所と同じだったんだと。
５年後。
天使とあさひは露店で天使の絵を売りながら着の身着のまま旅をしています。
どこにいるかは分かりませんが、きっと2人が一番幸せな場所にいるのでしょう。
完結
感想
過酷な秘密を抱えた少年と少女のラブストーリー完結しました！
終盤では記憶を取り戻し苦しむあさひと、あさひを救おうとする天使と伊月が一つの結論に至るまでが描かれています。
悪人はいないのに、人が死んでいる以上なんだか切ないラストでした。
全体を通して面白い作品だったので、漫画を読んでみたいと思った人は無料で読む方法を参考にしてくださいね♪
