極彩の家3巻

極彩の家3巻のネタバレ感想と、漫画を無料で読む方法を紹介しています!

前回、山吹が「梔子は紅のせいで死んだ」と言うのを聞いてしまいます。
その言葉を信じられない烏羽は、山吹と喧嘩になり庭に飛び出してしまいます。

出て行った先でルカから貰った簪を池に落とし、それを拾おうと飛び込み溺れた烏羽を紅が助けます。

しかし今度は紅が水面から上がってこず!?

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ここから3巻のネタバレです!

3巻|ネタバレ

庭師のナズナが助けてくれたおかげで紅は命を取り留めることができました。

紅は溺れた時、このまま梔子のところへ行けるかもしれないと思っていました。

けれど梔子には「まだ来るな」と言われてしまったのです。

紅は心から梔子のことを慕っていました。

優しくて皆から好かれていて、彼のそばにいるだけで光に包まれているような気持ちがしました。

梔子の存在は、希望を失っていた紅の前に現れた光だったのです。

紅は烏羽に過去を打ち明けてくれました。

「色彩の子は17歳になって髪が一般の人と変わらない色に変化した後、ここを出て自由に道を選ぶことができる。けれど私は既に決められた道があるんだ。」

紅の父はいわゆる貴族というもので、正妻の他に妾を一人抱えていました。

正妻との間に既に子供がいたので、妾が産んだ子供(紅)には用もなかったし興味もありませんでした。

紅が赤い髪の色彩の子で、三つになったら寺へ預けなければならないと分かっても、むしろ厄介払いができて良いとすら思われていました。

母は紅を産んですぐに亡くなり、紅は父があてがった乳母に育てられて極彩の家に連れてこられたのです。

紅は両親の事情など何一つ知らずに育ち、それでとても幸せでした。

紅が八つの頃、実子である高天家の一人娘が病気で亡くなり、父が初めて紅に会いにやってきます。

娘の代わりに、東雲家の息子と政略結婚をさせるためです。

縁談の話をされた時は、突然のことで何がなんだかわかりませんでした。

紅の知らないところで、紅の未来は勝手に塗りつぶされていたのです。

それから色奉の儀のたびに父は顔を見せにやってきました。

まるでお前の将来は決まっているのだと、紅の心に刷り込むかのように。

それから紅の綺麗な髪は、艶を無くし、色はくすみ、手触りも明らかに悪くなっていました。

紅は不安で一人泣いていました。

そんな時に、年上の梔子と出会ったのです。

梔子は紅の髪に自分の髪油を塗って櫛で綺麗にといてくれました。

「綺麗な髪だ。泣きたいなら思う存分泣いてしまって、後はちゃんと食べて、経典も忘れずに読んでぐっすりと寝てしまうといい。」

梔子の魅力に惹かれ、紅は悪いと思いつつも、梔子のところへ通うようになります。

そしていつしか望まぬ縁談の話まで全てを打ち明けていたのです。

ある日、紅の婚約者・イグナルが紅に会いにやってきます。

イグナルもまた親のために望まぬ縁談を強いられていました。

「勘違いするなよ!みんなお前の髪が綺麗だとか褒めるみたいだけど、俺は嫌だね!気持ち悪んだよ!!」

イグナルは紅を罵り、髪に掴みかかるのですが、梔子が助けてくれました。

いつも自信なさげな紅を心配した梔子は、御守として紅に自分の簪をプレゼントします。

「忘れないで。君の未来は真っ暗なんかじゃない。俺が君にしてあげられることは少ないけど、君の未来には道がきっとたくさんあるはずだ。」

ある日、紅が誤って池に落ちて溺れてしまいます。

死んだらもうあの家であの人と結婚なんかしなくても済むのかな・・・?

諦めていた時、助けてくれたのが梔子でした。

しかし代わりに梔子が犠牲となり死んでしまいます。

弟の山吹はとても悲しみ紅を憎みます。

「なんでお前がそれ(梔子の簪)を持ってるんだよ!!お前のせいでお前を助けて梔子は死んだんだ!梔子にそれを返せ!!俺に梔子を返せ!!絶対許さないからな!!」

紅は全てが真っ暗になり絶望の淵にいました。

しかし、自分は非力だけど梔子からたくさんのものをもらったことに気づきます。

周りを明るくする空気、優しさや励まし、この生命さえ。

私は梔子からもらったものを、できるだけ伝えていかなければならない。
梔子見ていてください。泣きたくなったら挫けそうになったらあなたのことを思い出します。

そうして今の紅がいるのでした。

紅は山吹に改めて今回の事件のお礼を言い、簪を返そうとするのですが、山吹は受け取ってくれませんでした。

「なんとなくあんたをほっとけなかった梔子の気持ちがわかった気がする。それもう少しあんたが持ってていいよ。梔子が言ってたんだ「俺たちよりもこの簪が必要な子がいる」ってさ。俺もそう思っただけだ。あんたがここを出る時、俺に譲ってくれたらいい。きっと梔子もそれを望んでる。」

紅、山吹のわだかまりも解けたある日、ようやく烏羽にルカから手紙の返事が届きます。

返事には「夏期休暇に外に遊びにおいで」と書いてありました。

そこで烏羽は一度も外に出たことのない天藍も誘って、夏期休暇に外に遊びに行くことになるのですが!?

4巻へ続く

感想

今巻は紅がメインで物語は進行します。

紅の悲しい過去が打ち明けられているのですが、家庭の事情は深刻なものでした。

だけどそんな過去や事情があるからこそ、紅はみんなに好かれる憧れの優しい先輩になれたのでしょうね。

梔子とのエピソードも良いお話で感動しました。

ラストは、烏羽と天藍がルカのいる外へ遊びに行くという流れで終わりです。

4巻がとても楽しみです♪

漫画を読みたいと思った方は、無料で読む方法を参考にしてくださいね( ´ ▽ ` )ノ

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