今回で”ひるなかの流星”が完結します。
12巻で綺麗にまとまっていて、最期の締めも良かったです。
この最終巻は無料で読むことも出来るのでその方法をこっちに載せておきますね。
73話から77話ネタバレあらすじ
夏休みの体験学習として沖縄へとやってきたすずめ。
馬村も一緒で完全に浮かれています。
観光に海水浴とはしゃぎまくります。
2泊3日で最終日は自由行動、ということで友達たちに馬村も一緒にパイナップル園に行こうと言われたので、それを伝えに行きます。
ですが馬村からは最終日は二人で過ごしたいとのお誘いが・・・
当日、やたらと気合を入れる二人、もたつくすずめを見かねてゆゆかがヘアアレンジをしてくれます。
そのあまりの可愛さに緊張して赤面する馬村。
2人がやってきたのは美ら海水族館でした。
ずっとハイテンションなすずめ。
2人はメインの大水槽の前に行きます。
そこで改めて、自分と一緒に沖縄に来てくれたお礼を言うすずめ。
ですがふと、先生に似た背格好の人を見かけると目で追ってしまいます。
居る筈が無いのに反応してしまう身体、その様子を馬村は気付いているようでした。
その頃、東京では獅子尾先生が諭吉にもう一度気持ちを伝えに行きます。
「俺やっぱりアイツの事好きだ。覚悟はできた。だから来たんだ」
友人だからこそきちんと話しておきたかったらしく、諭吉も納得はしていないものの、一応聞いてはくれました。
その時、酒瓶を取ろうとした拍子に手を滑らせ諭吉の上に・・・!?
「ゆきちゃん!!」
落下した瓶を取ろうとしてケガをしたのは獅子尾でした。
急いで病院に運ばれます。
丁度その頃、お土産を何にしようかと、すずめは諭吉に電話します。
そこで先生がケガをしたことを知ります。
「命に別状は無いが、とりあえずもう切らないと!!」
かなりテンパっているようで不安になるすずめ。
そんな様子を見ていた馬村は彼女を送り出します。
「行けよ、お前はまだアイツの事が好きなんだ」
好きじゃ無いと否定しますが馬村は先生との保健室でのやり取りを聞いていて、全て分かっているようでした。
「逃げんな!流されんな!ちゃんと考えろ!」
「今、本当に考えなければならないことがあるだろ?」
その言葉で決心し、すずめは東京へ帰ります。
先生に言わせなかった言葉、受け止めなかった想いを聞きに。
病院に到着すると先生は顔を2針縫う程度の軽傷でした。
入院とかも必要無く、おじさんがテンパっていただけだったのです。
「先生の事が心配で来ました」
沖縄に居る筈のすずめが居たことに驚く先生。
身勝手な先生を避けていたすずめですが、ケガをしたと聞いた時に自分の中にまだ先生がいることが分かって。
だから自分の本当の気持ちと先生の気持ちに向き合いたいと話します。
それに答えるかのように先生も話し始めます。
本当はすずめとのどの思い出も掛けがえの無い程大切で、ずっと想っていたこと。
でも自分と居ることで、すずめの周りをダメにしてしまう気がして気持ちを押し殺していたこと。
「好きだよ すずめ」
最終話|結末までのネタバレ
「私も」
「先生のこと好きでした」
「ごめんなさい」
先生の気持ちには答えられない。今自分が本当に大切にしたいのは別の人だとはっきりと告げるすずめ。
先生はうすうす分かっていたのか、その顔はスッキリとしていました。
もう二度とすずめとは呼んでくれない、触れてくれない。
そう思うと涙が溢れてきます。
すずめの中でずっと大切にしていた初恋が終わるのでした・・・
そしてすずめは向かいます。本当に大切にしたい人の元へ。
どうしても寝付けず一人ビーチを散歩していた馬村。
遠くに自分を読むすずねの姿を見つけます。
幻覚?とも思いますがそのままタックルされ押し倒されたことでこれが現実だと分かります。
馬乗りになるすずねはそのまま帰ってからしたこと、そして今の自分の気持ちを伝えます。
保健室で先生の言葉を遮ったのは、実は自分が心変わりしていたことを受け入れたくなかったから。
全てを聞けば本当は自分が誰を好きか分かってしまうから。
大好きだった人を過去にするにはもう少し時間が欲しかったのです。
そしてそのケジメを東京で付けてきたのだと・・・
「馬村がすきだよ」
こうして二人は再び結ばれるのでした。
完結
最終巻の感想とレビュー
最後はまさかの馬村くんの逆転勝ちで終わりました!!
感情描写がかなり多く、あらすじでは語り切れないほどそれぞれの思いが伝わってきました。
この結末には賛否両論あるようですが、もう一度読み返してみるとすずめの感情の変化が色々なところに散りばめられており、納得の結果です。
先生は大人としてどうなの?という部分も多かったですが20代前半は半分子供のようなものですし、まぁそんなもんじゃないでしょうか。
最後まで楽しく読めた漫画なので納得の完結でした♪
マンガ版は誰でも無料で読めるので是非、この方法を使ってくださいね。