星野、目をつぶって。12巻

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素顔を見せた以上、元の学校生活には戻れないと落ち込む星野。
小早川はそんな彼女を救うために行動するのですが・・・!?

12巻|ネタバレ

色々足りてない俺が、星野の隣に居るには何をすべきなんだろう。

冬休みが終わり、2年生最後の3学期が始まります。

東京での騒動の後、年の瀬に地元に戻ってからも冬休みの間は慌ただしく、クリスマス以降さぼっていたバイトのツケを返すかのように働き詰めで、見知らぬ土地の日現実感でフワフワした気持ちを一気に現実に引き戻された思いでした。

全く休んだ気はしませんが、加納からの借金を返し、東京で使い果たした資金を取り戻すためには仕方ありません。

星野とは東京から戻って以降何度か会っていましたが、黙々とご飯を食べ続けているのみだったので正直怖いと感じていました。

学校では相変わらず星野はみんなから冷たい視線を浴びています。

莉穂、雪姫にも無視され、心折れる星野。

「やっぱり無理。莉穂も雪姫も口きいてくれないし。元に戻るなんて無理だよ・・・。」

そんな星野に小早川が見せたのは、この1年間で得た絆の姿でした。

小早川は星野のために今まで関わってきた一人一人に声をかけ、理解者を集めたのです。

「俺一人じゃない。お前のことを解ってる奴は沢山いる!前に進むんだよ。」

小早川のおかげで少し気持ちが楽になった星野。

「星野、俺はお前の相棒だ。榊たちのとのことこのままにしていいなんて思ってねぇだろ。頼れ。榊たちと仲直りしよう。」

これは小早川が胸を張って「星野の彼氏だ」と言うために必要な戦いなのでした。

その日から小早川と星野は一緒になって莉穂たちにひたすら謝ります。

しかし何度チャレンジしても結果は同じでした。

「多分だけど、雪姫はそんなに怒ってないと思うんだよね。」

雪姫は基本的に莉穂がイエスならイエスで、ノーならノーでした。

思えば星野も莉穂中心の考え方をしていたことに気づきます。

いつも莉穂が周りを引っ張って、可愛い物も新しい物も全部莉穂が始めて。

莉穂が頑ななのは、自分のグループを守りたい気持ちが強くあったからでした。

だからグループの価値が下がる事や、他のグループから傷つけられるのが許せないのです。

「つまりすっぴんがバレたお前と一緒だと、グループの価値が下がるから口きかないってことか?」

しかし小早川は原因は自分にあると思っていました。

それなら小早川がやるべきことは一つ。

莉穂と友達になることです。

小早川は莉穂と仲の良い雪姫に、莉穂との仲を取り持ってほしいと頼みます。

「俺が榊に認められなきゃダメなんだ!頼む!あんた榊とずっと一緒にいるし親友なんだろ!?」

しかし雪姫には背負い投げをされ断られてしまいます。

それに莉穂と雪姫は”親友”の関係ではありませんでした。

雪姫の父が道場経営に困り果て、かつての後輩で莉穂の父親(大病院の院長)に助けを求め、せめてもの礼にと貸し出されたのが雪姫でした。

つまり雪姫は院長令嬢のボディガード代わりだったのです。

それこそ雪姫は子供の頃から莉穂に振り回されてきました。

中学に入って星野と友達になり、ようやく落ち着いてきた頃だったのに・・・。

「あんたが現れてから莉穂はまた荒れてる。こっちも迷惑してんのよ。」

雪姫はこれ以上関わるなと忠告するのですが、小早川は諦めません。

3年になる前に莉穂と友達になるため、「粧歩祭」にかけることに。

そんな中、高橋が野球部を退部してしまいます。

高橋は受験に備えて引退しただけだと話すのですが、理由がそれだけとは思えません。

最後の夏まで自分がいたら、二番手の藤本が日の目を見ないと考えてもおかしくありません。

甲子園を目指していた野球部は、高橋が抜けたことでもめています。

話を聞いていた星野は、居てもたってもいられなくなり、正々堂々と高橋の退部をかけて勝負をさせることに。

結果は高橋の勝ち。

そのまま退部してしまいます。

「受験勉強なんか本当はどうでもいいんだ。藤本が頑張ってるのは俺が誰より知ってる。エースの座を譲るつもりなくても、俺みたいな真剣にやってない奴は近い内に抜かされてたよ。」

それに自分が傍にいると永遠に”3人”でいるのに丁度いい生き方をしてしまうと分かっていました。

ここらが潮時。

これ以上は藤本とめぐみの人生の邪魔になると考え、身を引いたのでした。

バレンタイン当日。

星野は例年通り莉穂たちに友チョコを作り配ります。

周りは受け取ってくれるのですが、莉穂だけは受け取ってくれませんでした。

いつまでもピリピリしている莉穂に、さすがに周りのみんなもついていけなくなってきます。

莉穂が悪者の空気の流れになるのですが、星野はそんなこと望んでいませんでした。

「私はそんなことしたいわけじゃない!!」

星野は莉穂を追いかけ、再度チョコを渡すのですが、やはり受け取ってくれず。

ついにキレる星野。

「もー怒った!私はいいよ!もうこの際どんな風に扱われても!!でもさ、それなら笑いなよ!なんで全然楽しそうにしてないの!?」

莉穂がずっと怖い顔をしているのは知っていました。

このままでは莉穂が嫌われ者になってしまいます。

星野は高校2年最後のイベント「粧歩祭」に莉穂を誘うのですが・・・!?

13巻へ続く

感想

同時にいくつもの変化があった今巻。

野球部の高橋くん、漫画家を目指す松方さん、アイドルの鍔生さんがそれぞれに大きな決断をしていきますが、一番つらいのは高橋くんかな。

後者2人は夢に向かっての決断だけど、高橋くんは違うもんね。

面倒見が良いのに、自分の事はぞんざいな高橋くんが心配でなりません。

バレンタインデーでは西村くん&鍔生さんの話が良かった。

鍔生さんのチョコレートを断る理由が前向きで素敵でした。

次巻で最終回を迎えるようなので、それぞれのキャラがどう収まるのかとても楽しみ!

ネタバレは省略している部分が多いので、ぜひ漫画で読んでみて下さいね♪

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