ランウェイで笑っての8巻ネタバレになります。
遂に育人の初めてのショーが完結!?
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8巻60話から68話
育人のショーはモデルの事を考えて作られた服だと着ているモデルたちが一番に感じているようでウォーキングにもそれが現れているようです。
審査員たちはそれを敏感に感じ取り、今回のコンセプトが世界を巡る事なのだと一着目で理解した人もいたほどです。
2着目、3着目の北欧に続き4着目はイタリアのレースをあしらったパラッツォパンツ、刺繍を取り入れたハイトーンスタイルと続きます。
モデルたちもドンドンと乗ってきているようでショーは折り返しを迎えます。
5着目の日本に続きアメリカのオールディーズスタイルでインパクトを出しフィナーレである10着目に向けて盛り上げに行きます。
審査員たちはこの流れで行けば間違いなく最期はパリだろう。
そう考えていました。
しかし育人は8着目にドイツ、そして9着目にパリを持ってきます。
誰も予想が出来なくなってしまった10着目。
その勝気な構成は遠野の所で学んだものでした。
いよいよ最後の10着目、華々しいパリとすれ違いで現れたのはシンプルなニットとスラックス。
”無国籍であり無個性の服”
しかしそのシンプルは服はモデルの体系にぴったりと合っていました。
ミニマムな服はパターンが1ミリでもずれれば汚いシワが寄る。
審査員たちは育人の技術力を評価します。
それは育人が幼いころから培った技術でした。
自分たちの為に寝ずに働く母に少しでも役に立ちたいと初めて作った服もズボンでした。
当時はシワシワだったそのズボン。しかし今はシワ一つ無く誰もが予想できなっかった最高のフィナーレを迎えたのでした。
最後の服に込められた母への想い。
「育人!!よかったよ!!」
子供たちの前で涙は見せないと誓った母でしたがこの日初めて、あふれ出てくる涙を止められないのでした。
育人のショーが終わり次はいよいよ心の番です。
ランウェイに並べられたのはハンガー!?
脇には二人の黒服が控えています。
登場したのはもちろん千雪です。
ランウェイを彼女が戻ってくると黒服はすぐさま次の服を手に取りそれを千雪に着せたのでした。
着せて脱がせる。一度も裸にすることなく全く違う装いにする。
この演出を審査員の中には鬼畜だと考える人もいるようです。
というのもウォーキングは服に合わせて歩き方を変える必要があります。
それをノータイムで何十種類も一人のモデルにさせるというのはかなりの荒業なのです。
披露、緊張、さまざまな重圧がある中、千雪は全てのウォーキングを崩れることなくこなして行きます。
次々と変わる衣装に観客たちをワクワクさせ魅了します。
しかし審査員の中には違和感を感じる人も居ました。
それは千雪の身長の低さです。
ハンガーを低くしフィッターを低くしまともなモデルと並ばせないことで小ささを隠していますが見る人から見れば無様。
目の肥えた審査員たちがそう思い始めたころ、千雪はその身長からは想像できないオーラを放ちます。
「なんで文化祭のモデルにこんな子がいるの!?」
審査員もびっくりのそのオーラはまさしくパリでよく見るトップモデルのそれでした。
会場を包み込むそのオーラ、しかしそれを打ち破る圧倒的な存在感でランウェイに入ってきたのは心でした。
「一応言っとくけど私はあなたにも勝ちたい。モデルとしてもショーに出てもらう」
準備中に千雪と心が交わした約束です。
しかしトップモデル張りの心の登場ですが観客たちはさっきの千雪の話で持ち切りです。
「さっきの子あんなにちっちゃかったんだ。私でも着れるかな。」
「身長低いのにオーラあったよね」
最後は心が来ていたジャケットをワンピース風にリメイクしてフィナーレを迎えます。
「ほら見たかぁ!誰もアンタのこと見てなかった!!」
「私はまだモデルとして勝てる可能性がある!!」
強気な言葉とは裏腹に彼女の目からは涙が止まらないのでした・・・
感想
今回は育人の母への想い、や千雪のモデルとしてのプライドが上手く書かれていてかなり感動する巻でした。
ネタバレでは省いていますが心と千雪のチームが出来上がるまでの事も描かれていて感情移入して読むことが出来ます。
マネージャーも少しは認めたようですが結果が全てだという方針は変わらないようです。
次は強敵となりえる綾野遠の出番のようで更に盛り上がりそうですね。
漫画版は誰でも無料で読むことが出来るのでこの方法を試してみて下さい。